念願の旅が叶った!

台湾ツアーにひとりで行ってきました

公開日:2019.05.25

「死ぬまでにやっておきたい事にチャレンジしたい」と話すとし古さん。これまでイギリスや韓国への留学体験などを語ってきました。今回は台湾旅行での思い出を語ります。

やっと行けた台湾旅行

故郷の友人が毎年八田與一の慰霊祭に参列していることや、日頃台湾人の友好的な気質を見聞きしていたので、台湾は訪れたい国の一つでした。近隣国なので、いつでも行けるという思いがあったのですが、「やっと、段取りが組めた」旅行でした。

台北・台中・台南と高速鉄道(=新幹線)で縦断。台南からバス移動で北上し、風光明媚な景色や歴史的な建造物を見聞しました。

一番感動したのは、やはり、国立故宮博物院の「翠玉白菜」。葉先にキリギリスまで止まらせ、また吸い込まれるような白い茎の透明感が美しいミニチュア白菜は、同博物院で「最も有名な彫刻」と評されるだけある精巧さでした。

国立故宮博物院
国立故宮博物院

 

旅先から自分宛に送った記念の翠玉白菜型はがき
旅先から自分宛に送った記念の翠玉白菜型はがき

 

「肉形石」にもビックリ。思わず笑みがこぼれるくらい美味しそうな「豚の角煮」が3層でなる石で神業の如く加工されていました。

また、中正紀念堂(蒋介石の顕彰施設)の衛兵交代儀式に異国を感じ、映画「千と千尋の神隠し」のシーンを思い起こされる九份の茶屋での一服も旅の楽しさでした。
 

衛兵交代儀式
衛兵交代儀式

台湾で「へぇー」と思ったこと

そして、この旅一番の「へぇー」を2つ。

高雄のホテルで朝食を取っていたとき、窓から見える道路を挟んだ向かいのホテルの正面玄関に黒塗りの車が数台止まっていて、そのうちの一台は車体をリボンで飾っているのが見えました。

結婚式の車
結婚式の車

何か楽しいことがありそうな予感がして、集合時間に間に合うようにスーツケースを転がして車体に接近。運転手さんが待機していましたので「何かあるのですか?」と聞きました。運転手さんによると昨日結婚式を挙げたカップルが、これから友人たちも別の車に分乗して花婿の両親の家に行くとか。

若い頃アメリカ映画で見た新婚夫婦の車と同様に、空き缶がいくつかつないでありましたが、車体の上には豚肉の塊と青竹が括り付けられていました。豚肉は子宝に恵まれるように、青竹は長寿の願いが込められているのだそうです。 

しばらくして新婚夫婦は式服で数台の車を従えて爆竹を鳴らしながら発車していきました。

花嫁
車に乗り込む花嫁

もう1つは、帰路の飛行機で日本に遊びに行くという台湾の青年(大学生と軍人)と隣り合わせました。機内サービスでビールを頼み、彼らはこれから向かう日本のとある「ご当地」ビールを、私は台湾ビールをいただきました。ところが、そのご当地ビールは台湾で製造されたものでした。「へぇー、そうなんだ」と彼らも私も笑ってしまいました。

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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