息子のために「もつ煮」を買いがてら、道の駅を発掘
2020.01.232023年10月22日
宮城県~福島県 心の琴線に触れる思い出
一般道1120kmの旅後半 思い出は風鈴の音と共に
栃木県から宮城県へ入っても、のんびりと地元の風情を味わいながら、今回は夫が楽しみにしていた有名所にも足を運び、その途中で見つけた穴場を紹介します。
雲の隙間から一瞬望めた蔵王の御釜
前編『一般道1120kmの旅で見つけた栃木の景勝地』はこちら。
宮城県に入ると横殴りの激しい雨はいつしか青空に変わり、「もしかしたら、御釜が見えるかも?」とうれしそうな夫。
ただ標高が高くなるにつれて、霧が多くなり、駐車場に到着した頃は地味に濡れる状態の中、足場の悪い道を震えながら散策です。
「雲が切れた、薄っすら御釜が見える」と夫は興奮しながらビデオを撮り、諦めなくて良かったです。
目的を果たしたらドッと疲れがでたので、下山途中で車中泊。
らせん状に下山しながら楽しむパノラマ
翌朝は晴天でしたが、雲の流れが速いので、再度の御釜見学を諦め、下山することに。
車をゆっくり走らせ、遥か彼方に見える滝、見下ろした山の斜面に移動する雲の影など壮大な眺めを十分楽しみました。
秋保大滝はすぐ傍まで歩いて行けるので、愛犬を連れて行ってみることに。駐車場から山を抜けて一般道へ出て、さらに急な階段で降りること20分程で到着。
私は間近に見る迫力満点の滝に、モカは川での水遊びに大満足でしたが、駐車場に戻るときは炎天下の中ずっと登りっぱなしです、しかも濡れた愛犬を抱えながら。
どうにか到着した頃は二人とも汗が滴り落ちるばかりでした。
風鈴が鳴り響く萬蔵稲荷神社
やっと車内で涼めた頃に夫が「夏詣で」の登りを発見し、立ち寄ることに。入り口から短い間隔で立ち並ぶ赤い鳥居(113基)を潜りながら参道を進んで到着すると……。
風で揺らぐ無数の風鈴から放たれた音色は途絶えることなく境内に響き渡っています。傍には水面にアジサイなど、色とりどりの花が一面に広がった花手水に目を奪われ、しばらく放心状態でした。
過ぎし半年の罪や穢れを悔い改め、残る日を大切にしようと改めて誓い、その場を後にしたのです。
気持ちが洗われたところで、200円で入れる岩風呂にて汗を流しました。
念願のあぶくま洞(福島県)
夫が出張をしていた頃ずっと気になっていた洞窟へ入ると、全長600mの洞窟内は種類と数の多さでは東洋一とも言われる鍾乳石が続いています。
滴り落ちる地下水に浸食された幻想美豊かな大自然のアートは、舞台演出用の調光システムでライトアップされて、さらに造形美が増してうっとりです。
心の琴線に触れる思い出となりました。
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