JR東日本 大人の休日倶楽部パスを全うする
下北半島大間で生マグロ!渡島半島の秘境絶景クルーズ
下北半島大間で生マグロ!渡島半島の秘境絶景クルーズ
公開日:2023年10月03日
生マグロが食べたい!「民宿 海峡荘」へ
青森駅から下北駅まで青い森鉄道とJRで2時間半。

下北駅から路線バスに揺られること1時間半。

すっかり夕方。
初めて大間に訪れたのは4年前(もちろん、大人の休日パスを利用して)。
ランチの生マグロ丼の豪快さに興奮していたら、女将さんが、「(宿の)夕食ならもっと食べさせてあげられるよ」。

そのひとことが忘れられなくて、今回はその「民宿 海峡荘」に宿泊することに。
通されたのは「まぐろ」の間。ほかに、「さざえ」や「あわび」、「ウニ」「イカ」「ブリ」の部屋がありました(笑)。
そしてお楽しみの夕食!

赤身、中トロ、大トロ、白身やエビのお造り、イクラにウニ。赤身のやまかけに生姜煮等々、写真に収まらない料理や撮影の前に箸をつけてしまったものも。
女将いわく、「トロはどこで食べてもおいしいの。ここは、赤身もおいしいのよ」。
大間で食べられるマグロは、一本釣りや延縄漁のため、網で捕獲する漁法と違って傷が付かないので、鮮度が保て、生でおいしく頂けるのです。
お腹いっぱいだけれど、残すなんてとんでもない。
同席したお客さんたちと励まし合い(?)ながら、お膳と対峙^^;
津軽海峡を渡って北海道・函館へ
潮騒をすぐそこに聞きながら就寝。
翌朝5時半、まだお腹いっぱい。こういう時は散歩に限る。
宿の前は大間の海。

採っているのは天然の真昆布と、ビラビラしたなんちゃら昆布。「組合」に持って行って「とろろ昆布」に加工するのだとか。

大間産100%。250円×3。買う! 買う! 昆布は体にいいし。
大間から津軽海峡フェリーで函館へ。

はるばる来たぜ、函館~♪
海路で行くと、はるばる感アップ!
タクシーの運転手が言っていたとおり、観光客が戻ってきていて、函館朝市もなかなかの賑わい。福島県産シャインマスカットなど、なんでやねん! な商品も並んでいます。

慎重にお店を選んで、活ホタテに舌鼓。丁寧な仕事です。

江差→松前→知内、渡島半島を巡る
函館駅から道南いさりび鉄道で木古内駅へ。渡島半島を巡ります。
↓地図の赤いルート

江差は、江戸時代から明治にかけて、ニシンの加工品を求めて本州から北前船がやってきて大いに栄えました。「旧中村家住宅」で往時の商家の佇まいを見ることができます。

江差のニシン漁に関する年表は、
1912年:41年以来の豊漁
1913年:豊漁 この年を最後に鰊(ニシン)の回遊がみられなくなった
で、終わっていました。
なんと! 漁師や商人の焦燥と落胆が目に浮かびます。

江差にニシンをもたらしたという伝説のある「姥神大神宮」。ひさびさに御朱印ゲット!
続いて松前藩の城下町、松前へ。

松前城を見学して、松前神社参拝。御朱印発見!
「ヒグマが出るから、気を付けて」に、さすが北海道! と、余裕を見せつつ、即退散。

北海道最南端、白神岬。『グレートトラバース3』で田中陽希さんが、津軽海峡を横断するとき、目印にした岬。潮の流れがとても速い。ここをシーカヤックで、か。
道南の秘境「青の洞窟」絶景クルーズ!
旅のクライマックスは、知内町小谷石から絶景クルーズで行く「青の洞窟」(知内町は、はるばる来たぜ、函館~♪ の北島三郎の生まれ故郷です)。
キャプテンの「楽しんでいきましょ!」の声とゴキゲンな音楽で、矢越漁港を出航。

義経伝説、砂金採取の歴史、切り立った崖など火山活動による地形の特徴、渡り鳥やそれをねらうハヤブサなどの生態系について、自分の言葉で話してくれます。エンジンを止めて、地元の子どもが小学校で習うという「龍笛」(横笛)による「松前神楽」の演奏も。

僕の大好きなこの海を見てほしい、そんな地元愛が強く強く伝わってくる。うんうん! 私も大好きになったよ。
陸路で行けない不便ゆえ守られてきた大自然、4m以上深くにたゆたう昆布が見通せる海の透明度。全部が全部すごすぎて、泣いてしまった。

めっちゃおススメです!
JR北海道新幹線「木古内」駅から路線バス+徒歩約5分、レンタカーでなくてもアクセスできます。

旅はまだ続く。福島県~新潟県、只見線
パスのポテンシャルを全うすべく、最終日は福島県~新潟県、只見線に乗車。3日前、大宮駅→新青森駅で車内誌『トランヴェール』の特集記事を読んで、急きょ行くことに^^;

会津若松駅13:05→小出駅17:47 4時間42分!
隣の席の人と仲良くなってLINEを交換するのに十分な時間。
車窓写真は許可無しでは記事にアップできないのよ、と嘆いていれば、川霧の只見川のベストショットを譲ってくれました。

次回の大人の休日倶楽部パスは11月30日(木)~12月12日(火)。またどっか行かんならん。
JR東日本さんのおかげで、私の人生後半は発見と感動でいっぱいです。いつもありがとうございます!
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