診断ブームの今、50代はどう“似合う”を選ぶ?
現実はユニクロ、憧れはハイブランド。50代の新しいおしゃれ基準とは?
現実はユニクロ、憧れはハイブランド。50代の新しいおしゃれ基準とは?
公開日:2025年10月17日
50代のリアル「好きなのはユニクロ、憧れるのはハイブランド」
「普段着はユニクロ。でも、いざというときはハイブランドのバッグを持ちたい」――そんな気持ち、ありませんか? 実はそれ、あなただけではありません。
株式会社ロイヤリティ マーケティングが発表した調査(※)によると、好きなファッションブランドは、すべての年代で『ユニクロ』が1位に。
一方で、「憧れのファッションブランド」ではシャネルやエルメスといったハイブランドが上位に並びました。
つまり、「現実はユニクロ、理想はハイブランド」という構図は、今の日本の女性たち全体に共通するリアルなのです。
※Pontaリサーチ調査期間:2025年8月7日~8月13日/対象:国内在住15~59歳の方/調査方法:インターネット調査
50代女性のリアル:“ユニクロを選ぶ理由”の中にある本音
50代になると、若い頃に似合っていた服がしっくりこなくなる――そんな悩みを抱える人も少なくありません。体型の変化、仕事や家庭環境の変化によって、服に求めるものも変化していきます。「動きやすくて、お手入れがラクな服が一番」という現実的な選択が増えるのは自然な流れです。
また、高価なブランド品は購入後のメンテナンスや扱いにも気を使うため、「特別な日にしか使えないかも」と感じる人も。そして、「若作りには見られたくない」「でも老けても見られたくない」という微妙なバランスに悩む世代でもあります。
こうした背景が、“ユニクロという現実的な選択”と、“ハイブランドへの憧れ”という理想の両立を生み出しているといえそうです。
バブルを知る50代後半世代にとっての“ブランド”とは?
特に50代後半――1965年から1970年生まれの、いわゆるバブル世代(現在55〜60歳前後)にとって、ファッションやブランドは“自己表現の象徴”でした。バブル景気(1986〜1991年頃)に社会に出た女性たちは、高級ブランドが一斉に日本に流入し、「消費=ステータス」とされた時代をリアルに経験しています。
シャネルやエルメス、ヴィトンのバッグを持つことは、「がんばった自分へのご褒美」でもあり、“自分を輝かせる手段”でもありました。
その時代を知っているからこそ、現在の「ユニクロという現実」と「ハイブランドへの憧れ」は、単なるブランドの好みではなく、“人生のステージを象徴する選択”になっているのかもしれません。
ファッションの選び方!若い世代は“診断派”、50代は“感性派”
今回の調査では、もう一つ興味深い結果が出ています。昨今の診断ブームもあってか、女性10~20代の4割超が「パーソナルカラー診断」や「骨格診断」を服選びに活用しているというデータです。
今の若い世代は、似合う色や形を“理論で導く”のが当たり前。ファッションを「感覚」ではなく「分析」で選ぶ傾向が強まっているようです。
一方で50代女性は、長年の経験と感性をもとに服を選ぶ“感性派”。「着心地」「動きやすさ」「清潔感」など、日常生活の中で“自分に似合う”を体得してきた世代です。
若者が「診断」で自分を知るなら、50代は「経験」で自分を知る。この違いこそ、世代の魅力の一つ。でも、感覚に理論を少し足すだけでおしゃれの悩みはぐっとラクになるかもしれません。
若い世代に学ぶ「今の私に似合う服」のアップデート法とは?
ハイブランド、ユニクロ――そんな区分にとらわれず、好きな服を自由に楽しむ人が増えています。さらに若い世代では、「パーソナルカラー診断」や「骨格診断」などの“診断系”をうまく取り入れながら、ファッションをもっと気軽に楽しむ流れが広がっています。
似合う色を意識して選ぶだけで顔映りがパッと明るくなったり、自分の体型に合うラインを知るだけで、着こなしが自然と軽やかになったり。
50代の私たちも、その発想を少し取り入れてみると、“今の自分に似合う”をアップデートできるかもしれません。「今の自分が心地よくいられる服」「今の自分を素敵に見せてくれる服」を見つけることが、おしゃれをいっそう楽しくしてくれるきっかけになるはずです。
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