
自分の尿モレタイプはどれ?
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公開日:2025年06月11日
創意工夫がいっぱい
北の大地の素敵なお庭を、バラ愛好家でライフスタイルブログが人気の奥野多佳子さんが巡ってきました。ご紹介するのは、北海道・旭川にある藤井さんご夫婦のお庭。ご主人がレンガを積んで構造物を作り奥さまが植栽され、とてもナチュラルなガーデン。個人でこんなに完成度の高いお庭があるなんて! 驚きと感動の連続だったというお庭を案内します。
藤井さんは毎年オープンガーデンをされていて私は2024年6月末に伺いました。藤井さんのガーデンはお家をぐるっと一周できるようになっていますが、まず入ってすぐのレンガの建物に感動! ここから藤井ワールドが始まります。
ごつごつした独特のフォルムを作り出すレンガワーク! 隣の公園の景色がレンガの額縁で切り取られた一枚の絵のようです。灯っているアンティークなライトの光も素敵で、お庭への期待が膨らみます。
右を見ると、クレマチスやバラの枝が絡まったレンガのアーチがいくつも連なっています。どこかヨーロッパの街に来た感じでワクワクしてしまいます。
アーチのトップは城壁のようだったり、きれいなカーブだったり、それぞれ形が違って、また平行ではなくランダムに置かれているので、とても変化があって印象的! レンガのアーチが主役の小径です。
実はこのアーチや建物、庭の構造物すべて、ご主人の作品だと伺って驚きました。本格的でプロのお仕事のよう! ゆるくカーブした小径に建てて、アーチの向こうに何かが見えることを計算して作られたそうです。
瓦屋根のゲート。レンガと木々の緑のコントラストや、アンティークなアイアンのドア、ちょっと置かれたポットなどが雰囲気を作り出しています。
ご主人と奥さまの映子さんは2匹の愛犬を飼っていて郊外に家を建て、庭は芝生を張っていました。そこに花と野菜を植える2つの花壇を作り、雑誌で見たカーブした小径を作ろう思ったとき、ご主人が「レンガの小径を作ればいいんじゃない?」と言われたとか。そこからご夫婦で庭作りが始まりました。
それが14年前。ご主人は庭の設計図を描いて、レンガの小径やアーチ、ゲート、建物を作り、映子さんがバラやクレマチス、宿根草を植え、年々庭が充実していきました。
ご主人は構造物を作るとき、デザインしたスケッチ画を映子さんに見せるそうですが、びっくりするほど絵とそっくりなものが出来上がるそうです。
ご主人が12年前、最初に作った建物(写真上)。ドアの取っ手が角(つの)でできたシックな色合いの塔です。
今ではいろんな機械を使うようになりましたが、当時はレンガを一つずつ半分に切り、モルタルを手でこねてバケツに入れ、何十杯も塔まで運んで登ってレンガを積んだそうです。3~4か月かかってお一人で作り上げた渾身の作!!
壁には、ご主人がデザインして映子さんが作ったステンドグラスがはめ込まれています。ご夫婦で力を合わせて作り上げた庭の最初の一歩!
2つの塔につるバラのシティーオブヨークを絡ませているので、今では「ラプンツェルの塔」と呼ばれているそうです。
クレマチスが絡んだアーチ、咲くとどれだけ素敵でしょう! お庭にアーチは11もありましたが、雪の重みで壊れないよう一つ一つしっかり強度も考えて作られています。
森の小人が住んでいそうな、とんがり屋根の建物! まさにヨーロッパの街に迷い込んだ感じです。ごつごつした丸い石の壁、薄い石板が張られた屋根……なんともいい色合いでこの庭に溶け込んでいます。
釣りがご趣味のご主人ですが、毎年春になるとレンガを積み始めるそうです。作るごとに巧みになられて、その腕前はプロ級ですね!
旅や雑誌で見たヨーロッパの街やガーデンに憧れて作り始めた庭ですが、ご夫婦それぞれのイメージがぴったり合ったガーデンワークで、憧れが具体的に形になっていきました。
映子さんが集めたアンテイークな雑貨も、庭の雰囲気を引き立てています。
旭川では冬、雪が50cm以上積もって雪の重みで折れてしまう木やバラが多いそうです。
11月頃になると冬支度が始まり、つるバラも葉を取って小さく剪定して縛り、横に寝かせて防寒ネットでくるみます。半年後の4月になって雪囲いを取り、また少し剪定してから誘引していくそうです。5月のゴールデンウイークを過ぎてから宿根草を植え足したり、新しいバラを加えていくとか。
誘引してわずか2~3か月でバラが満開になることを思うと、冬の間に凝縮された力が目覚めて解き放たれたように開花していく、植物の持つ生命力を感じます。
でも伺った時は、凍害でバラやクレマチスが黒くなり20本以上新芽が出なかったそうです。「いつもと違って少し寂しい景色なんです……」とおっしゃっていましたが、どれもふんわり咲いて宿根草と相まって優しい景色しでした。
虫の被害もなく、葉っぱもすごくきれい! 隣は広い公園なので風通しがよくて植物には絶好の場所ですが、北海道ではそれがかえって凍害を招くのだとか。北海道・旭川での庭作りは、凍害との闘いかもしれませんね。
庭を作り始めたとき映子さんは、レンガを積むご主人の傍らで土や堆肥を手押しの一輪車で何回も運んで、広い庭の土を耕し大変だったそうです。
でもその土作りのおかげで、植物は生き生きと育っています。
植栽された庭の花たちはどれも優しい色合い。ホワイトガーデンにしたかったと言われるように、コントラストの強い色合わせが少なくて、全体のトーンが自然で柔らかい。それがまた、レンガの構造物を引き立てているようです。
映子さんはバラやクレマチスを植える前からホスタなどのカラーリーフが大好きでよく植えていたそうです。珍しいリーフ類がたくさんありました。
ケールのような葉……珍しいシダです。
きれいな筋が入ったホスタ、水戸の華(ミトノハナ)。私もホスタ好きですが、なかなか見かけません。
テラスの前の水回りにもホスタがいっぱいで、どれも地植えで大きな株に育っています。バードバスももちろんご主人が作られたもの。イギリスのアンテイークのバードバスは映子さんのお気に入りです。
テラスにはテーブルセットが置かれていて、気持ちのいい場所です。奥は広い公園なので、視線を遮るものがない広がりのある景色……お庭がず~と続くようで贅沢なロケーションです。
ガーデンの出口の植栽も見事です。紫と白とグリーンのグラデーションで左にはラベンダー。
この建物がご主人の最新作です。大阪から取り寄せた石を、屋根と同じぐらいの高さまで積まれたとか。どんどんアートになっていきます。
出口を進むと建物に沿って石積みがありました。
蜂蜜色したイギリスのコッツウォルズストーンを取り寄せて積まれたそうです。石積みの高さが絶妙です。植栽も低く押さえ、それにリーフの色合わせもうまいですね~。
北の大地のお庭は、たくましく優しくおおらかで機知に富んだ工夫があり、心地いい空間でした。映子さんは「庭にいると癒やされます」とおっしゃっていますが、私はこのお庭にいたらドキドキ興奮しっぱなし! 驚きと楽しさの連続でした。
ナチュラルでヨーロッパの香りのするお庭を作られる藤井さんご夫妻。お二人がイメージを合わせた一つの世界が、これからどう変化していくのかとても楽しみです。
藤井映子さんのインスタグラムはこちら
※2025年の藤井さんのお庭のオープンガーデンは、6月29日、30日の2日間ですが、ご都合がつかない方にはインスタグラムのDMにて、空いている時間はお受けしていただけるそうです。
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