5月の庭はバラが花盛り
5月のガーデニング!私が好きなバラ10選
5月のガーデニング!私が好きなバラ10選
更新日:2021年10月21日
公開日:2021年05月20日
- #1 5月の庭はバラの花と甘い香りでいっぱい!
- #2 バラ1:つるアイスバーグ……気品漂う白
- #3 バラ2:スパニッシュ・ビューティー……軽やかなフリルの花びら
- #4 バラ3:コンスタンス・スプライ……優雅なカップ咲き
- #5 バラ4:ザ・ダーク・レデイ……魅力的なクリムゾン
- #6 バラ5:アブラハム・ダービー……咲き続けるアプリコット
- #7 バラ6:ジャクリーヌ・デュ・プレ……清楚な白に赤いシベ
- #8 バラ7:あおい……グレイッシュな魅力
- #9 バラ8:ジャスミーナ……透きとおる愛らしさ
- #10 バラ9:キャメロット……おおらかに咲く個性派
- #11 バラ10:ファイルフェンブラウ(ブルー・ランブラー)……紫の名脇役
5月の庭はバラの花と甘い香りでいっぱい!
毎年5月になると ウキウキして落ち着かなくなります。それは、冬に剪定したバラがどんな風景を見せてくれるのか楽しみで、花開くのが待ちきれなくなるからです。バラが咲き出し、甘い香りが庭に満ちてくると、それはもう毎日……幸せ!

我が家の庭は、前庭と裏庭の2つに分かれています。前庭は細長く、裏庭は四角く、決して広いとは言えない庭なので、バラを育て始めた頃、どうしたら思い描くバラの景色が作れるだろう……と考えました。そして、つるバラをたくさん植えることで、横への広がりより縦の面を利用して、連続した景色を作っていこうと思いました。なので、我が家にはつるバラが多く、60本ほどあるバラのうち半数近くがつるバラです。
バラを育てて20年近くなりますが その中で私のお気に入りのバラをご紹介します。
※Yahooでご覧の方は、画像が複数枚あるのでスクロールしてご覧ください。
バラ1:つるアイスバーグ……気品漂う白

「どのバラが好き?」と聞かれると迷わず「アイスバーグ」と答えるほど、一番のお気に入りです。

白いバラは何本も育てましたが、アイスバーグは、花びらと黄色いシベのコントラストや、花の形、咲き方など、どれをとっても完成された美しさがあります。特に甘く優しい香りが広がるので、本当に心地よくなります。派手さや華やかさはありませんが、全体の姿に品の良さが感じられ、うっとりしてしまいます。

とても丈夫なので育てやすく、照り葉で枝も細くしなやか、棘(とげ)もあまりなく素直に伸びるので誘引しやすく、初心者におすすめのバラです。樹勢が強いので早く大きく育ってくれます。花つきもよく、12月まで繰り返し咲くので、切花にしてリビングに生けることの多い重宝するバラです。

バラ2:スパニッシュ・ビューティー……軽やかなフリルの花びら

我が家の門をくぐると3つのアーチがあります。その最初のアーチのバラが、スパニッシュ・ビューティーです。早咲きということもありますが、何よりアーチから枝垂れる様子が美しいので、たくさんの人に見てほしい……と思うからです。
花びらは、中心は濃く外側ほど淡くなるグラデーションがきれいで、緩くウェーブした花びらが重なり、軽やかでとても優雅。こんなに動きが感じられるバラは他にはあまりないと思います。

枝数はそれほど多く出ませんが、よく伸びるので花がたくさん咲きます。かたまって咲くとそれは見事です。ステムが長く枝垂れるので、下から見上げるアーチなどへの誘引がおすすめです。

シンプルに枝が伸びるので誘引しやすく、早咲きで一季咲きですが十分楽しめます。

バラ3:コンスタンス・スプライ……優雅なカップ咲き

大輪のカップ咲きで、イングリッシュローズ独特の柔らかい雰囲気のあるバラです。透き通った淡いピンク色で、シベを包むように幾重にもゆるく重なり合った花びらが、今にもこぼれ落ちそうな……そんな頼りなげな雰囲気が大好きです。カップ咲きのいいところをギュッと凝縮したようなバラ……一季咲きですが、その優雅さは群を抜いています。

コンスタンス・スプライは、イングリッシュローズで最初に作られたバラです。イングリッシュローズはシュラブで、なかなかクライミングにはなりませんが、このバラはほぼつるバラと同じように枝がよく伸びて、我が家では7~8m伸びて壁面を飾ったこともありました。

でも細い枝は細かい棘が多く、枝から直角にシュートが伸びようとするので、誘引が大変なこともあります。枝を横へ横へと誘引すると、花つきが良くなります。

バラ4:ザ・ダーク・レデイ……魅力的なクリムゾン

ロゼット咲きで、紫がかった深紅の色合い……クリムゾンレッドが魅力的です。1輪だけでも花壇のポイントになります。

紫のクレマチスや、ピンクに白い斑入りのバラ、ロサ・ガリカ・ベルシコロールと組み合わせるとドキッとするほど刺激的な雰囲気に。
細いしっかりした枝で、横張りに枝が出ます。こんもりと強めの剪定をして低く育て、花数を多く咲かせていました。12月までよく咲いてくれます。

バラ5:アブラハム・ダービー……咲き続けるアプリコット

とにかく、よく咲くバラです。大輪でアプリコットから中心にいくほどオレンジ色が強くなり、咲き進むと淡いピンクへ……。微妙な色合いも魅力ですが、この花びらの多さと重なりが優雅で、1輪でも存在感のあるバラです。

育てやすくとても丈夫で、5月から12月まで繰り返しよく咲いてくれます。

バラ6:ジャクリーヌ・デュ・プレ……清楚な白に赤いシベ

白い花びらに赤いシベが魅力的なバラです。少し早咲きで繰り返し咲いてくれますが、我が家ではあまり大きくならず50~60cmの高さでこんもりと咲いていました。

ジャクリーヌ・デュ・プレは、1960年代に活躍したイギリスのチェロ奏者で、百年に一人の天才と言われましたが、不治の病で42歳の若さで亡くなりました。その女性に捧げられたバラだと思うと、この赤いシベが短くも激しく生きたチェリストの情熱のように思えて気になったバラでした。
少し横張りに枝が伸びますが、枝先に房のように咲きます。夕方になると花びらが少し閉じるのもかわいいです。

バラ7:あおい……グレイッシュな魅力

ピンクにグレーを混ぜたような色合いに心惹かれます。蕾(つぼみ)は濃いピンクですが、開くとちょっとくすんだピンク、そして最後はグレイッシュなピンクへと変わっていきます。咲き進むと色が変化していくバラはたくさんありますが、このバラのようにちょっとアンティ―クな雰囲気のあるバラは少ないように思います。

ちょっとフリルの入った花びらで、スプレー咲き。ブーケ状に咲くので、花瓶に生けてもしっかりとしています。花期も長く、姿を崩さないで咲き続ける優秀なバラです。

バラ8:ジャスミーナ……透きとおる愛らしさ

透き通るようなピンクで、ロゼット咲きのハート型の花びらがかわいいバラです。ステムが長く、やや小ぶりの花が房咲きで枝垂れて下を向いて咲きます。アーチに密集して咲かせるとシャワーのように降り注ぎ圧巻です。

可憐な雰囲気の割に棘は多く、枝はよく伸びますが少し暴れ気味です。でも 黒星病やうどんこ病に強い品種で、農薬を撒かない我が家でも、他のバラに比べて黒星病は少ないようです。


バラ9:キャメロット……おおらかに咲く個性派

淡いピンクの花びらに濃いピンクのスポットが入った個性的なバラです。丸い花びらがフワ~と開いて とても愛らしくて、おおらかにのびのび咲きます。

茎もしっかりしていて育てやすく、耐病性に優れていて無農薬でも育てられるように作られた品種です。

バラ10:ファイルフェンブラウ(ブルー・ランブラー)……紫の名脇役

最後に……主役にはなれないけれど、どのバラともよく合う名脇役を選びました……ファイルフェンブラウです。
蕾は濃いローズ色、咲き進むと青みが増して、最後には紫色に変化します。小さな花が房になって咲き、それは壁面を覆うほどよく伸びよく咲いて見事です。これほどの紫色のバラはあまりなく、少し日陰の方が美しい色合いで咲いてくれます。

特に黄色いバラとの相性は抜群です。私はグラハムトーマスを隣に植えていますが、黄色を引き立てて個性的な雰囲気を作ってくれます。

ランブラーなので横へ横へとしなやかな枝がよく伸びます。棘もなく育てやすいバラで、ときどきかわいい実がつくので楽しみです。


好きなバラはたくさんあって……10種選ぶのも迷うほどです。バラを新苗から育てていると、だんだんその性質もわかってきて、剪定や誘引を工夫して、毎年試行錯誤を繰り返しながら1本のバラを「育てる」……そこには思うようにいかないことや難しさもありますが、バラへの愛着がどんどん自分の中で育っていくのがわかります。
庭のすべてのバラが、その個性を発揮して精いっぱい咲けるよう手助けするのが私の役目……コツコツ地味な作業ですが、それに応えて美しく咲いてくれる姿を見ると……もうやめられません(笑)。気が付くと、バラの虜になっているようです。
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