ハレの日に!お正月の寄せ植えの作り方
2023.12.162023年02月19日
孫たち5人に作り分け!
そろそろ準備!入園グッズの手作りアイデア
バラを育てて20年、バラ栽培のコツや自作の庭、花に囲まれた暮らしを発信するバラ愛好家・奥野多佳子さん。今回は、5人のお孫ちゃんに作ってあげた手作り入園グッズについて。子どものリクエストを叶えながら長く愛用できるグッズのアイデアを紹介します。
孫たちの入園グッズを手作り
2月も立春を過ぎると、頬に当たる風も少し暖かくなって春の訪れを感じます。
春は入園や入学の季節! 私はお嫁ちゃんに頼まれてよく子どもたちの入園グッズを手作りしました。入園説明会で4月までに揃えておくグッズの説明があるのですが、レッスンバッグ、お弁当袋、コップ袋、ランチョンマット、エプロン、スモッグなどなど……園によっていろいろ違って、サイズを指定されることもあるようです。
孫は5人いますが、春が近づくと、初めての集団生活を迎えてみんなワクワクドキドキ! 毎日使うバッグやお弁当袋で、楽しい園生活を送ってくれればいいな~と思いながら、それぞれの子どもに合わせて楽しく作りました。ご紹介しますね。
女の子のグッズはかわいい色合いで!
幼稚園では通園バッグの他に、絵本を入れたりいろんな道具を持ち運んだりするレッスンバッグを必要とすることが多いようです。サイズ指定のないときは、30cm×40cmほどの大きさで作りました。小学校へ行っても使うのでお洗濯にも耐えるしっかりした生地で作ります。
女の子にどんなレッスンバッグがいい?と尋ねると「ピンクのがいい!」とか「赤いのがいい!」という答えが返ってくることが多くて、どうやら色が重要なようです(笑)。私は子どもにそれぞれベースの色を決めて作ることにしました。
Eちゃんのグッズ…ピンク系で!
レッスンバッグ
ベビーピンクのデニムにこげ茶色を合わせて、甘くなりがちなピンクをこげ茶色で抑えてアクセントにしました。底部分の擦れや痛みを防ぐために、濃いこげ茶色の厚めのデニムで底布を付けています。大きなイニシャルを、細かいこげ茶のチェックのコットンで。白いデイジーの花をデザインして付けました。
レッスンバッグって、持ち手とバッグの底が一番擦れて傷むので、その補強と汚れが目立たないよう持ち手をこげ茶のデニムにしました。
デイジーの花びらには濃いローズ色のドットを模様で付けています。そしてキラキラビーズを花芯に! 女の子大好きですね。
裏側には、ローズ色の刺繍糸でステッチをした白い布を付けてネームプレートに。油性ペンでここに名前を書いてもいいのですが、ネットでお名前スタンプやアイロンで貼れるお名前シールを見つけて貼っても便利です。
お弁当袋とコップ袋、ランチョンマット
レッスンバッグの裏布の細かいピンクチェックのコットン生地に、濃いローズ色の底布を縫い付けて作りました。底布と同じローズ色や白でデイジーを付けています。ランチョンマットにもデイジーをワンポイントに!
デイジーをポイントに、ピンクの濃淡で揃えて作りました。
Aちゃんのグッズ…オレンジ系で!
レッスンバッグ
レッスンバッグはオレンジとこげ茶のデニムで、Eちゃんと同じパターンで作りました。オレンジ色に白いデイジーが映えてかわいいバッグになりました。
もう小学生になったAちゃんは、学校やピアノのレッスンや遊びに行く時に使っているそうです。
Kちゃんのグッズ…ポシェット
Kちゃんは入園グッズを揃える必要がなかったので、ポシェットを作りました。
白いお花のレースがあったので丸く取り付けて、花芯にはキラキラを! ファスナーの引手に付いているローズ色のボンボンは、コットンのレース糸で編みましたが小さいので大変! でもアクセントになっていい感じです。ボンボンと同じ色で名前を刺繡しています。
男の子は好きなキャラクターで!
男の子は色ではなく、自分の好きなキャラクターが付いたバッグがうれしいようです。
R君のグッズ…ブルー系で!
レッスンバッグ
チェックのキルティング地を使い、底布をネイビーのデニムにしてマチも作っています。R君は車が大好きなので、デイズニーの「カーズ」のキャラクターの生地を見つけて切り抜いて使いました。
お弁当袋
ネイビーの表地にブルーのストライプのコットンを裏地にしています。
くつ袋
上靴を入れやすいように、持ち手をDカンに通すだけにしました。赤をアクセントに!
エプロン
ストライプのコットン生地を使って、ひもにはマジックテープを付けて一人で着られるように。
コップ袋、体操服袋、給食袋、ランチョンマット
レッスンバッグ以外は、ブルーのストライプとネイビーの組み合わせで作りました。
K君のグッズ・・・グリーン系で!
レッスンバッグ
グリーンのデニムに同色のストライプを合わせました。K君はトイストーリーが大好きなので、キャラクター生地からウッディやバズを切り取っています。
スモック
バッグと同じ色のストライプのコットンで。胸にはバズを!
エプロン
首にかける紐にゴムを入れて、胸にはフックに掛けられるようにループを付けて、そして胸にネームプレート……などは園の指定通りに作りました。
くつ袋、体操服袋、給食袋
グリーンのデニムにストライプの組み合わせで! ネームプレートや袋の隅に、自分のものとわかるような印の替わりに、トイストーリーのキャラクターを付けています。
子どもの成長とともに色褪せても…大切な宝物
K君は父親の転勤で転園したので、新しい園の指定のサイズのレッスンバッグをまた作りました。45cm×35cmと少し大きめです。やっぱりトイストーリー! グリーンのキルティングとストライプで。
そして このレッスンバッグの10年後……
今年中学2年生になるK君ですが、本が好きだったので図書室で借りた本を入れたり、家庭科の道具を入れたり、小学校6年生まで毎日のように使っていたそうです。
色は褪せ、持ち手や底は擦り切れ、トイストーリーのバズも剝がれて……ランドセルを背負い、このバッグを提げて学校から帰ってくるK君を見たとき、こんなになるまで使ってくれたんだ……と私は本当にうれしくなりました。作ってよかった!って思う瞬間です。
ちなみに……これは息子たちに作ったレッスンバッグです。
納戸を整理していたら見つけたのですが、もう40年近く前の幼稚園バッグ! 息子が幼稚園に通うために初めて作ったバッグなので、きっと捨てられなかったのだと思いますが、それにしてもブルーのデニムは色褪せ、持ち手は切れかけ、稚拙な作り!
でもこのバッグを見ると、幼稚園に通っていた頃が昨日のことのように思い出されます。親子の思い出は色褪せないですね……。きっとこれからも捨てられないと思います。
孫の幼稚園グッズを作ったことは、子どもたちが成長していくほんの一瞬、初めての幼稚園のドキドキ感を共有できて、そして少し役に立ててうれしい経験でした。機会をくれたお嫁ちゃんに感謝です。
手作りはちょっと……とためらう方も多いと思いますが、少し苦手でも、子どもたちはその思いを大切に覚えてくれているようです。がんばって作ってみてくださいね。
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