お正月の祝いのお膳には、慶びを和紙で添えて
2020.11.192020年12月26日
横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・12
家の中で桜を愛でる!本格的な「おうち花見」のススメ
この連載では、四季折々の小さな変化を楽しみ味わう、季節のしつらいをお届けします。今回のテーマは「おうち花見」です。庭の桜の木の剪定枝を部屋に飾り、暖かな部屋の中で少しずつ花開く様を楽しみます。
家族や仲間とおうちでお花見を楽しむアイデア
桜の開花予報がちらほらと聞こえてくる季節となりました。こんなに開花を心待ちにされる花は、他にはないのではないでしょうか。冬の長い信州ではなおのこと、あのピンク色の花が待ち遠しくてなりません。
私も開花が近くなると、胸躍らせながら桜を暮らしの中へ取り入れます。料理に桜の塩漬けを足したり、桜の小物で客人をもてなしたり。
小物の中でも桜柄の手ぬぐいは、壁に飾るとタペストリーになりますし、たたんで周囲を手縫いすれば、懐紙の代わりやティーマット、お手拭きなどいろいろな使い方ができて重宝します。
咲き誇る桜並木を歩くのも感動的ですが、桜の枝を部屋に生けて、家族や気の知れた仲間と開くささやかなお花見会も、風情があって、またいいもの。小さな桜のお茶セットで、今年もまた、桜を愛でられる幸せを味わいます。
今回はそんな「おうち花見」におすすめのおやつのレシピをご紹介します!...