2020年05月04日

23時からのハルメクな日々

雑誌「ハルメク」実物大型紙でマスクを手作りしてみた

創刊当初から雑誌編集に携わり、「ハルメク」を心から愛するハルメク編集部・岡島がつづるコラムです。新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、マスクが手に入りづらいこの頃。手作りしようと思っている人も多いのでは?岡島もそんな一人です。

マスク狂騒曲。どこに行ってもマスクがない!

新型コロナウイルスのことが話題にのぼり始めたのは、1月下旬頃だったでしょうか。我が家にはマスクは常備されておりませんでした。私も家族もみな花粉症ではあるのですが、さほどひどくはないので必要なときに買えばいいか、という考え方でした。今思えば危機意識がなんと低いことでしょうか……。

わずかに不織布のものが数枚、子どもが学校給食のときにする布マスクが2枚。大事に使いつつ、ドラッグストアでそのうちに買えるだろうと思っていたのですが……一向に買えませんでした。朝9時前に薬局に並べば買えたと思いますが、他になんとか方法があるのではないか、と考えてました。これまた危機意識が低いことです……。

2月半ばを過ぎると、大事に大事に使っていた不織布マスクもそろそろ寿命が。そこでネットでいろいろ探して見つけたのが、ウレタン製の黒いマスク6枚入り1000円ちょっとというもの。やっと安心できたのですが、それがなかなか届かないのです。
 
小2の娘が「荷物の中身がマスクだってわかったから、届けている最中に誰かが持ってっちゃったんじゃないかな」と言います。そんなことはないと思うよ、と娘に言い聞かせつつ、そういう世の中になりかかってると、子どもは敏感に感じ取ってるのかもしれないな、と思いました。

待っている間に、子どもが保育園のときに使っていたガーゼハンカチでマスクが作れないかと、無謀にもネット情報を参考にせずに、切らずに、折るだけで作ることに挑戦してみました。できたのがこちら。

ゴムを入れるところはちょっぴり縫ってます

教訓。誠に、少しのことにも先達はあらまほしきものなり。

いえ。私のセンスのなさと技術の拙さのせいだと思うのです。けっこうマスクっぽいんですけれども、どこかやぼったいと言いますか、昭和初期のナースがしていそうな感じなのです。外で着けるのはちょっと恥ずかしい……

手作りマスクに挑戦してみた。作り方のコツは…

ハルメクWEBでも、「使い捨てマスクが何度も使える!マスクカバーの作り方」の記事が人気を博しておりますが、なにぶん我が家には不織布マスクが払底しているため、マスクカバーの出番もないのです。
 
そしてようやく届いたウレタンマスク、大変着け心地はよいのですが、特有の臭いがあります。何度洗ってもその臭いは消えず、臭いよーと思いつつウレタンマスクを愛用しておりました。
 
そんな中、「ハルメク」2020年6月号(5/10発行)で、布マスクの作り方を紹介することになりました。実寸大の型紙付きです(型紙はL、M、Sの3種類。Lは主に男性用、Mは女性用、Sは子ども用)。

 

2020年6月号(5月10日発行)に実物大型紙が!

緊急事態宣言が出された4月の週末、さっそく試作してみました。

とりあえず家にあった晒(さらし)とはぎれを用意

 

チャコペンがなかったので色鉛筆で線を引いて、裁断。ちくちく手縫いします

 

この作り方が秀逸なのは、カーブ線がきれいに出るように、あらかじめギャザーを寄せておくところ

 

2時間足らずで出来上がりました。きれいに作るコツは、アイロンをこまめに当てることかもしれません


ついでに子ども用も作ってみました。Sサイズは5~6歳児を想定しているそうなので、我が家の娘たちには小さ過ぎます。MとSの中間に線を引いて、アラウンド10歳児用の型紙を用意して作りました。

いい感じのフィット感です

6月号の「ハルメク」誌面でもお伝えしますが、布マスク自体はウイルスを防御できるものではありません。でも自分自身がせきやくしゃみをしてウイルスを飛散させるのを防ぐ効果は期待できます。

医師の鎌田實さんは「マスクをすることで、コロナウイルスに負けないんだ、というファイティングポーズを示すことができます」と話してくださいました。そんな気持ちで作ってみてください。

 

2020年6月号(5月10日発行)はマスク記事の他「ぽっこりお腹&顔たるみすっきり新習慣」を大特集しています!


※雑誌「ハルメク」6月号は5月6日から発売します。「ハルメク」は書店ではお買い求めいただけません。詳しくは雑誌ハルメクのサイトをご確認ください。

岡島文乃
岡島文乃

いきいき・ハルメク歴22年、2人の小学生姉妹あり。夫もハルメク関係者。両親も長らくのハルメク読者。思えば私の人生は、いきいきとハルメクでできています。

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