温泉のプロ・石井宏子さんに学ぶ!
美肌力で選ぶおすすめ温泉と泉質!効果アップのコツも
美肌力で選ぶおすすめ温泉と泉質!効果アップのコツも
更新日:2026年01月25日
公開日:2020年12月30日
教えてくれた人
石井宏子(いしい・ひろこ)

化粧品会社に勤めていた経験から、温泉の美容力に着目。日本でただ一人の温泉ビューティ研究家として、心も体もきれいになる温泉旅を提唱。雑誌連載やテレビ出演、講演などで幅広く活躍。著書に『全国ごほうびひとり旅温泉手帖 いい湯、いい宿、旅ごはん!』(世界文化社刊)『感動の温泉宿100 』(文春新書)他多数。
美肌の鍵は、自分にあった泉質選び
「温泉は基本的に美容にいいのですが、その温泉の特徴を知って入ると、美肌力は格段にアップしますよ」と話すのは、1年で200日以上、全国の温泉を巡る、温泉ビューティ研究家の石井宏子さん。
「温泉は、地球から生まれた、微生物や有機物も含む“生きた水”。一つとして同じ温泉はなく、美肌作用についても、肌の角質を落としてくれるタイプや、肌がしっとりするタイプなど、泉質によってかなり異なります。

美肌になるためには、特に温泉の力をより得やすい源泉かけ流しの温泉(一般に、源泉の湯を循環させずに使い終わった湯をそのまま流している温泉のこと)を選び、自分に合う泉質を知ることが大切です」
そこで注目したいのが、法律で義務づけられている温泉分析表の泉質名。温泉はお湯に含まれる成分によって分類された8種類の泉質と、成分量は少ないけれどマイルドに働く単純温泉に分かれます。
泉質名は問い合わせれば教えてくれるので、まずは温泉を泉質による美肌力で選ぶ。それが、温泉できれいになるための第一歩です。

美肌力で選ぶ温泉4グループ
今回は石井さんおすすめの美肌作用のある泉質を4グループに分類しました。
一つの温泉郷の中でも、使用している源泉によって宿ごとに泉質が異なる場合もあるので、湯めぐりの際は、お肌しっとり温泉を最後にするなど、各温泉の泉質をチェックして工夫しましょう。
1.お肌スベスベ温泉(炭酸水素塩泉、アルカリ性の温泉)

石けんやクレンジングのように、肌の汚れや古い角質などを落としてくれる温泉です。また、重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)や、温泉分析表にも掲載されているpH8.5以上のアルカリ性の温泉も含まれます。
「落とす」温泉ですから、お風呂上がりの保湿をお忘れなく!
2.デトックス温泉(硫黄泉、二酸化炭素泉)

体の中からきれいになる、インナービューティー湯。血流をよくすることで代謝を促進し、体の中の老廃物を外に出しやすくしたり、むくみをすっきりさせたりする働きが期待できます。
血行促進の湯なので、足からゆっくりお湯に浸けていくなど、体をお湯に慣らしながら入浴しましょう。
3.お肌しっとり温泉(硫酸塩泉、塩化物泉)

冷えやお肌のカサつきが気になる方におすすめ。湯上がり後も塩の成分が、肌の表面を薄いベールのようにコーティング。熱や水分を逃さず、ポカポカ感としっとり感が長続きします。
エネルギーの消費量も上がるのでダイエットにもぴったり。ただし、長湯によるのぼせには注意が必要です。
4.バランスケア温泉(酸性泉、含鉄泉、放射能泉)

酸性泉には、肌や体に刺激を与えることで、体を活性化したり、肌をリセットしたりするピーリングのような働きがあります。含鉄泉や放射能泉は「子宝の湯」ともいわれ、体を芯から温め自律神経のバランスを整えます。
酸性泉は肌への刺激が強いため、湯上がりには温泉を洗い流すのがおすすめです。
美肌力を高める温泉の入り方

最後に、温泉の入り方をご紹介します。上手に入って、美肌力を引き出しましょう。温泉は日本全国にありますから、季節と場所を選んで大いに楽しんでください。
美肌力アップのコツ1:入浴の前に水分補給
コップ1杯分の水を入浴前に飲むことで、血液などのめぐりがよくなり、温泉成分を効率的に吸収できます。のぼせ防止にも。
美肌力アップのコツ2:かけ湯はたっぷり
かけ湯は、温泉に入る前の準備体操のようなもの。必要以上の刺激や湯あたりを防ぎます。心臓に遠いところから行います。
美肌力アップのコツ3:入浴は「ほどほど」を何回も
体の奥まで温まるには、5分ほどの短い入浴と部屋に戻るなどの休憩を繰り返すのがおすすめ。額が汗ばむくらいが上がり時です。
美肌力アップのコツ4:旅の間は五感をフル活用
五感を使って温泉や旅そのものを味わうことで、脳が活性化し、血のめぐりもよくなり、美肌作用もアップします。
取材・文=耒住大地
※この記事は、「いきいき(現ハルメク)」に掲載した記事を再編集しています。
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。
■もっと知りたい■
石井さんの公式サイト「温泉ビューティ®」




