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- 大人の話題選び!何気ない雑談をスムーズに続けるコツ
今回は雑談のコツについて。日常生活でちょっと困ったシーンに遭遇することはありませんか。時流に沿った柔軟な立ち居振る舞い、大人の女性として身に付けておきたい理想的な対応力について、マナー講師である諏内えみさんに聞きました。
【質問】何気ない雑談が苦手。どんな相手でもスムーズに会話を続けるためのコツを知りたい
質問攻めにならず、かといって自分ばかりが話すのでもない、何気ない雑談が難しい……。自然に会話を進めるコツや、困ったときに使える話題などはあるのでしょうか。
【回答】相手に合わせて、最低でも話題を10個作っていく
雑談をスムーズに進めるために重要なのは「事前の準備」。あらかじめ人と会う予定があるなら、話題を用意しておくといいそうです。
諏内えみ
「話題は少なくとも10個は用意しておきたいところ。といっても難しいことはありません。最近耳にしたニュースや、行った場所、目にしたもの、食べたものなどを思い出して、書き出してみてください。事前準備の時間がなくても、例えば『珍しい花が咲いていた』『電車が混雑していた』『紅葉がきれいだった』『風が冷たかった』など、約束の道すがらでも気付きはあります」
よく言いがちな「最近どうですか?」は答えづらい質問の代表
話す時間と聞く時間のバランスがいいと会話がスムーズ。相手に質問をするときは「具体的に」がポイントなのだそうです。
諏内
「『最近どうですか?』と聞かれると困りますよね。相手の近況を聞くときは、前日、あるいは1週間程度のことなど、日時を限定してスポットで聞くのがおすすめ。『今日こちらにいらっしゃる前に何をしていらっしゃいましたか?』など、当日のことなら相手も思い出しやすいはずです。自分のことを話すときは、『そういえば去年の今頃は……』など少し前の記憶を振り返るのもいいですね」
一生懸命に話題を作ろうとする気持ちが裏目に出ると、うっかり質問攻めとなり相手を追求してしまうような雰囲気になりがちです。
諏内
「相手が『はい』『いいえ』で答える質問をクローズドクエスチョン、逆に『はい』『いいえ』だけで答えられない質問をオープンクエスチョンといいます。会話が広がりやすいのは圧倒的にオープンクエスチョン。例えば、『お昼ご飯は食べましたか』ではなく、『お昼に何を召し上がりました?』、『今日はお仕事お休みですか?』ではなく「お仕事はいつお休みですか?」。同じ内容でも話が広がりやすいので、『いつ』「どこで」「何を」などを意識するといいでしょう」
話題は相手に合わせて臨機応変にチョイスして
話題を考える際は、相手の状況やライフステージに合わせて柔軟に、慎重にすすめるのが大人の気遣いです。
諏内
「相手のご家族のことをよく知っていて、例えば相手が『娘が~、孫が~』と過去に話してくれた経緯があるなら、『娘さんはお元気ですか?』『お孫さんはおいくつになりました?』と話題を投げてあげると相手は喜んで話してくれるはずです。逆に相手の家庭事情のことをよく知らないのに『お子さんは?』『お孫さんは?』と軽々しく聞くのはNG。個人情報ですし、失礼になることもあるので、あえて自分から話題にするのは控えましょう」
大人の正解マナー
人に会う予定があるときは、複数の話題を事前に用意しておくのが大人の気遣い。相手に合わせて臨機応変な話題を選んで!
イマドキ50代の社交術・正解マナーを教えてくれたのは?
マナースクール ライビウム代表 諏内えみ
エレガントな振る舞いや会話、社交が学べるオンライン講座「Class the SUNAI」では、レストランでのテーブルマナー、アフタヌーンティーマナー、立食マナーを直接習えるコースが人気。YouTube「諏内えみチャンネル」や「オンラインサロン」も登録者多数。著書にベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社) 等。
監修=諏内えみ 取材・文=古田綾子
■もっと知りたい■
諏内えみ
マナースクール ライビウム代表。エレガントな振る舞いや会話、社交が学べるオンライン講座「Cl
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