- ハルメク365トップ
- カルチャー
- 趣味・学び
- 親しい関係者の死…定型文でないお悔みの伝え方
今回は訃報の際の声かけについて。日常生活でちょっと困ったシーンに遭遇することはありませんか。時流に沿った柔軟な立ち居振る舞い、大人の女性として身につけておきたい理想的な対応力について、マナー講師である諏内えみさんに聞きました。
【質問1】友人の関係者が亡くなった。気を落としている友人にどんな言葉をかければいい?
50代は親や夫、きょうだいが亡くなるシーンも増えてきます。友達の親しい関係者がなくなり、LINEやメールで言葉を伝えたいと思ったとき、定型文ではない、心のこもったメッセージを送るにはどういう内容がふさわしいのでしょうか?
【質問2】喪中はがきで報告を受けたときにはどう対応する?
年末に届く喪中はがきで親しい人の関係者が亡くなった報告を受けることがあります。知らせを受け取ったときの正しい対応方法は?
【回答】「ご愁傷様」などの定型文だけでは相手の心には届かない
「親しい友人などであれば、『存じ上げないで……』『寂しくなりますね』などとご連絡してみてはいかがでしょうか。それほど親しい間柄でなければ、新年のおめでたい挨拶を控えるなどの対応で十分だと思います。
定型文として一般的な『ご愁傷様です』や『お悔み申し上げます』などの言葉は、残念ながらあまり心を感じない文章なのでおすすめしません。『突然のことでびっくりして……』『なにか私にお手伝いできることがあったらおっしゃってくださいね』など、訃報を聞いたときの自分の悲しい思いや、力になりたい気持ちが伝わるような言葉がいいですね」
もし生前の故人に会ったことがあるなら、「とても〇〇な方だったので、私も非常に寂しくなります」などと、少し言葉を添えるとよいそうです。
「気を落とし過ぎないでがんばって」「もう忘れて」などはNG
「気を落としている相手に『気を落とし過ぎないでがんばって』という言葉は避けましょう。「気晴らししましょう」や「もう忘れて」など、悲しさをなかったことのようにする発言もよくありません。つらく寂しい気持ちの人に『がんばって』というのも逆効果なので控えましょう」
「がんばって」「陰ながら応援しています」というのは相手にとっては突き放されたような冷たいイメージを感じる場合もあるので、おすすめしないという諏内さん。例えば入試や資格試験などの際も「がんばって」より「いい結果が出るのをお祈りしています」というのが理想だそう。
「『お互いにこの年齢になると思いがけないことがありますね』『何かあったらおっしゃって』『私でお力になれることがあれば……』といった言葉をかけてあげましょう。『落ち着いた頃に会いましょう』と先の約束をするような社交辞令ではなく、つらく寂しい相手の気持ちに寄り添える大人でありたいですね」
大人の正解マナー
「気を落とし過ぎないで」「がんばって」はNG。力になりたい気持ちを伝えて寄り添いたい。
イマドキ50代の社交術・正解マナーを教えてくれたのは?
マナースクール ライビウム代表 諏内えみ
エレガントな振る舞いや会話、社交が学べるオンライン講座「Class the SUNAI」では、レストランでのテーブルマナー、アフタヌーンティーマナー、立食マナーを直接習えるコースが人気。YouTube「諏内えみチャンネル」や「オンラインサロン」も登録者多数。著書にベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社) 等。
監修=諏内えみ 取材・文=古田綾子
■もっと知りたい■
諏内えみ
マナースクール ライビウム代表。エレガントな振る舞いや会話、社交が学べるオンライン講座「Cl
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!