文化の日(11月3日)に改めて見直したい!

日本の伝統文化・お茶!茶会・茶歌舞伎・俳句に挑戦

公開日:2021.11.02

海外からも注目され、日本文化を代表する存在である、お茶。急須で入れたお茶で家族団らんを楽しむ他にも、茶会や茶歌舞伎など、さまざまな楽しみ方があります。文化の日(11月3日)を機に、伝統的なお茶文化と魅力を改めて確認しましょう。

日本人の生活に根ざした日本の伝統文化・お茶

日本人の生活に根ざした日本の伝統文化・お茶

日本では、お茶が一般家庭に普及して以降、急須でお茶を入れて飲みながら、その日の出来事などを家族で語り合う「団らん」という文化が習慣として大切にされてきました。

ペットボトル飲料の売り上げの上昇とともに、自宅で茶葉からお茶を入れる機会は減ってしまいましたが、コロナ禍で「おうち時間」が増えたことで、お茶を楽しむ人が再び増えているそうです。

伊藤園の調査によると、2020年の秋頃から、急須の販売数が前年比で13%増になったそう。

自宅での団らん以外にも、お出掛けした際などにカフェで休憩することを「ちょっとお茶する?」というように、お茶には周りの人とのコミュニケーションを深める効果があります。

団らん以外にも、お茶を楽しむ方法はさまざま。今回は、周りの人とコミュニケーションを深めるお茶の楽しみ方を3つご紹介します。

お茶の楽しみ方1:茶会

お茶の楽しみ方1:お茶会

お茶文化の中でも特に広く知られているのが、茶会ではないでしょうか。茶会とは、煎茶や抹茶を点ててお客様をもてなす会。大きく「茶事」と「大寄せ」があります。

「茶事」は懐石、濃茶、薄茶でおもてなしをする、正式な茶会のことです。「大寄せ」は多くのお客様を一同に招き、菓子と薄茶(あるいは濃茶)のみでおもてなしをします。

また、コロナ禍の今はお茶を用意してオンラインでおしゃべりを楽しむ、カジュアルなオンライン茶会も人気です。正式な茶会は敷居が高く感じるかもしれませんが、気軽に参加できるオンライン茶会からぜひ挑戦してみてください。

お茶の楽しみ方2:茶歌舞伎

お茶の楽しみ方2:茶歌舞伎

もう一つ、お茶独特の楽しみ方に「茶歌舞伎」があります。これは、別名「闘茶」とも呼ばれ、伝統的なお茶を使ったゲームのようなものです。

「茶歌舞伎」の始まりは中国の宋。日本へは、今から約700年ごろ前に主に武家や公家、僧侶など上流階級の人々の遊びでした。

当時は、日本で最初の茶園が開かれた京都栂尾(とがのお)産のお茶を本茶(ほんちゃ)=本当のお茶とし、それ以外の産地のお茶を非茶(ひちゃ)=お茶に非ずと表現して、茶の産地を飲み当てることを競ったとされています。良質なお茶を飲み比べるため、産地同士切磋琢磨したことで、日本のお茶の品質や技術向上にも貢献したそうです。

現在でも、寺社仏閣や茶店などの催し物として行われています。

もっとカジュアルにお茶を楽しみたい方は、日本全国のさまざまな茶葉を用意して、名前を隠して飲み比べする、クイズのような楽しみ方もおすすめです。

お茶の楽しみ方3:新俳句大賞

お茶の楽しみ方3:新俳句大賞

お茶と同じく、日本を代表する文化である俳句を組み合わせたのが、お茶のパイオニア・伊藤園が企画している「伊藤園  お~いお茶 新俳句大賞」です。伊藤園の「お~いお茶」に親しんでもらうと同時に、日本文化の継承と俳句の裾野を広げることを目的としています。

この「伊藤園 お~いお茶 新俳句大賞」は、俳句ブームだった1989年に創設され、今では毎年約50万人が参加、累計3970万9275句と、国内最大規模の俳句コンテストになっています。

最近では、俳句と写真を組み合わせて日常生活を表現してもらう、新しいスタイルの「新俳句フォトの部」も登場。

普通に飲んで楽しむのもいいですが、このようにさまざまな形で、ぜひ日本の伝統文化であるお茶を楽しんでみましょう。

■もっと知りたい■

お茶活クラブ

お茶活とは、日常生活においてお茶を楽しむ活動のこと。毎日抹茶や緑茶を飲むことで、テアニンや茶カテキンなど、お茶に含まれている健康・美容にいい成分を効果的に取り込むことができます。お茶に関する知識やお茶を使った料理レシピをチェックして、あなたも「お茶活」習慣を始めてみませんか?

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