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- 実は優秀な非常食!防災バッグにはちみつを
もしもの時の備えとして用意しておきたい防災バッグ。そんな防災バッグの中に、ぜひ入れておきたいのがはちみつです。常温でも腐らず栄養価が高いはちみつは非常食にもぴったり。優れた抗菌力で応急処置にも使えるなど、食べる以外でも役立ちますよ。
防災バッグに入れておきたい食べ物は?
大型台風や大雨、地震など、突然の災害のために備えておきたいのが、生活必需品などをまとめた防災バッグです。
防災バッグには、1人あたり3日分くらいの水や食料品、衛生用品を入れておくことが推奨されています。
ちなみに食料品は、「防災食」として売られているものにこだわらなくても大丈夫。普段食べているもので、長期保存ができる食べ物も災害時に役立ちます。
【非常食として役立つ食べ物】
- レトルト食品
- 魚や豆の缶詰
- カップ麺
- コーンフレークなど
普段から食べ慣れている食品なら災害時もいつものようにおいしくいただけるので、精神的な負担も軽減されます。
そんな普段使いができる食べ物の中で、ぜひ防災バッグに入れておきたいのがはちみつです。
栄養豊富で腐らないはちみつは防災備蓄に最適
はちみつは糖度が高く、水分量が20%程度しかありません。正しく保存すれば何年経っても腐らないため、未開封であれば防災バッグに入れっぱなしで大丈夫ですし、万が一の避難生活で冷蔵庫が使えなくても、傷みにくいので安心して食べられます。
また、ビタミンやミネラル、アミノ酸などさまざまな栄養素を含んでいるので、避難生活で偏りがちな栄養のサポートにももってこい。消化吸収が良く、素早くエネルギーに変わるので、疲れの回復にも役立ちます。さらに最近の研究で、蜂蜜の鎮咳作用(咳止め効果)が科学的に証明されました。人が集まる場所で咳が気になるときなどにも役立ちそうです。
傷を治す作用も報告されており、ちょっとしたケガの応急処置にも使えるなど、食べる以外の場面でも活躍します。
ローリングストックで食べながら備蓄
防災バッグに入れるはちみつは、ローリングストックで使っていけば常に賞味期限内においしく食べることができます。
ローリングストックとは、普段から少し多めに生活用品や保存のきく食料品を買っておき、使った分だけ新しく買い足しながら一定量を備蓄しておく方法です。
新しいものに入れ替えながら使っていくので、定期的に賞味期限を確認する手間もなくなります。
はちみつは腐らないものの、時間の経過とともに香りや風味は落ちていきます。賞味期限内に食べた方が、はちみつ本来の味わいをおいしく楽しめるので、使いながらストックしていく方法がおすすめ。最近は手軽なスティックタイプのはちみつもあるようです。
災害時の避難生活は慣れないことも多く、疲れが溜まりやすくなります。甘いはちみつは、緊張した心と体をホッと癒す効果も期待できそう。
普段からおいしく食べられるうえ、保存食としても優秀なはちみつ。防災バッグにはちみつをプラスして、もしもの災害に備えておきましょう。
取材協力:山田養蜂場
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