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- はちみつは血糖値が上がりにくい?砂糖との違いは?
古くから天然の甘味料として親しまれてきたはちみつ。栄養豊富なことは広く知られていますが、甘みが強い食品なので、血糖値や糖尿病への影響が気になる人もいるのではないでしょうか。はちみつの糖質の特徴やGI値、砂糖との違いなどについて解説します。
はちみつと砂糖は何が違う?
そもそもはちみつは、同じ甘味料である砂糖と何が違うのでしょうか?
まず、大きく異なるのは糖質の種類です。
はちみつは、「果糖」と「ブドウ糖」という糖類が主成分。一方で砂糖は、果糖とブドウ糖が結びついた「ショ糖」と呼ばれる糖類が主成分です。
果糖とブドウ糖は「単糖類」という、これ以上分解されない糖類なので、すぐにエネルギーに利用されます。素早いエネルギー補給にもってこいなので、マラソン選手のスペシャルドリンクなどスポーツの場面でもよく使われています。
また、気になるカロリーについても、砂糖が100g当たり384kcaLであるのに対してはちみつは294 kcaLと、同じ重さなら砂糖よりはちみつの方が低カロリー。さらに、はちみつは砂糖の半分くらいの量で同じ甘みを出せるので、使う量も少なくてすみます。
食後の血糖値の上昇を示す「GI値」も、多くのはちみつが低GI食品に分類されます。
料理や飲み物に、甘味料としてはちみつを使えば、少ない量でもしっかりと甘みを感じられて、血糖値の上昇も緩やかに。食べ過ぎることさえなければ、ダイエットの味方になってくれそうです。
甘味料としてはちみつを使うメリット
他にも、はちみつには砂糖にはないメリットがあります。
例えば、温度による甘みの変化。はちみつに多く含まれる果糖には、冷やすと甘みが増すという性質があるので、冷たい飲み物やデザートとの相性が抜群です。
また、果糖には保水性があり、お菓子作りに使うと生地をしっとり仕上げてくれる効果もあります。
飲み物やスイーツ以外でも、例えば料理にはちみつを使うと、照りやコクをアップさせるうれしい働きも。甘味料として上手に活用すれば、ダイエットや健康を意識しながらも、満足感のある食生活を楽しめます。
実は個性豊か!お気に入りを見つける楽しさも
そして、はちみつならではの魅力といえば、やはりあの芳醇な香りや風味です。
どれも同じと思われることが多いはちみつですが、実は蜜源の花によって香りも味わいも異なります。そのため世界には、なんと4000種類以上のはちみつがあるのだとか!
アカシアやレンゲのように広く知られた花から取れたはちみつでも、産地やその年の気候によって味わいが変わるため、一期一会の出会いも楽しめます。
好みの味わいを見つけるのはもちろんのこと、飲み物や料理に合わせて使い分けるのも楽しいもの。
おいしく楽しく健康を意識できるはちみつを、ぜひ、生活習慣病の予防・対策やダイエットの味方に活用してみてくださいね。
■取材協力:山田養蜂場 健康科学研究所
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