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- 【書評】『わたぶんぶんわたしの料理沖縄物語』他3冊
雑誌「ハルメク」の編集部員がおすすめする新刊情報を毎月お届けします。今月は、両親とも沖縄出身だけれど、自身は東京で生まれ育ったというノンフィクション作家・与那原恵(よなはら・けい)さんによるエッセー集など3冊をご紹介します。
与那原恵著『わたぶんぶんわたしの「料理沖縄物語」』
わたぶんぶん。楽しく弾んだ響きのタイトルは、沖縄の言葉で「おなかいっぱい」という意味です。
本書は、両親とも沖縄出身だけれど、自身は東京で生まれ育ったというノンフィクション作家・与那原恵(よなはら・けい)さんによるエッセー集。料理が下手で、幼い頃に亡くなってしまった母の思い出の味、台北仕込みのビーフン、新宿にあった沖縄料理店「壺屋」のおばちゃんのごぼう巻など、与那原さんが食べてきた沖縄料理と、それにまつわる懐かしい人々との思い出が綴られています。読めば、おなかも心もいっぱいに満たされるはずです。
目次に並んでいるのは「ぽうぽう」「うからいりちー」「みぬだる」など聞き慣れない料理名。どんな料理なのか、ぜひご一読を。
黒田尚子著『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動』
家計相談歴25年以上、雑誌「ハルメク」でもおなじみのファイナンシャルプランナー黒田尚子(くろだ・なおこ)さんの新刊です。黒田さんによると、努力しているのにお金がなかなか貯まらないという人や家庭には、共通する行動があるといいます。日々の暮らしの中で、どんなことに気を付けていけば、お金が貯まる体質に変わるのか……わかりやすくアドバイスしてくれます。
「貯金が少ない人の家は散らかっている」といったもっともな法則から、「家計簿は1月や4月にスタートしない方がいい」「お酒はコンビニで買えばお金が貯まる」といった意外な法則まで。自分の行動パターンを省みるためにも読んでみたい一冊です。
藤尾秀昭著『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』
ページを開くと何か熱いものが紙の間から噴き出てきそうな本です。創刊43年の雑誌「致知」で行われた夥しい数のインタビューから、厳選された珠玉のメッセージが、1日1話、つまり365日分、掲載されているのです。
その人選は多種多様。企業人が多いのですが、その企業とて、家電メーカー、スーパー、芸能などさまざま。文化人、スポーツ選手も。その一人一人の人生が1ページにぎっしりと凝縮されており、どんな人生も尊いものと気付かされ、自分も一生懸命に生きたい、生きなければ、と思わされます。1日1話ずつ読むのもよいですが、気になる人や、ふと目に留まった言葉から読み進めるのも面白いです。
※この記事は2022年7月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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