ハルメク編集部が選ぶ大人の女性におすすめの書籍情報

【書評】『謹訳 徒然草』他3冊

公開日:2022.03.19

雑誌「ハルメク」の編集部員がおすすめする新刊情報を毎月お届けします。今月は、名著だとかしこまる必要はなく、700年前も今も変わらぬ感性を面白がればよいのだ、と気楽に読み進められる『徒然草』など3冊をご紹介します。

林望著『謹訳 徒然草』

『徒然草』。超有名な古典の随筆ですが、読んだと言えるのは出足だけでした。一度はきちんと読みたいと思いつつきっかけがなく……。リンボウ先生のこの『徒然草』は、そのまま読んでもわかりやすい現代語訳。しかも「はじめに」でリンボウ先生自ら、気の向いたときにどのページから読んでもよい、と書いています。

さっそくページをめくってみると、ほんの数行の人生訓もあれば、酒を飲むことについてあれこれ延々と述べたてた文章も。思えばこれは一人暮らしのおじさんがこの世について思うことをつらつらと書き記したもの。それならば、名著だとかしこまる必要はなく、700年前も今も変わらぬ感性を面白がればよいのだ、と気楽に読み進められます。

 

市居愛著『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる!「お金じょうずさん」の小さな習慣』

7000人超の女性のお金の悩みを解決してきたマネーコンサルタントが導き出した、お金管理が無理なくすぐにラクラクできるようになるアイデアを紹介した本書。その数は、なんと254! 

例えば、「クレジットカードは1枚にする」「半額セールや特売品を見つけたら深呼吸」など。アイデアはどれも簡単で、すぐできそうなものばかり。でも著者は「完璧を目指すのではなく、できない自分を責めず、できることからやってください」とメッセージします。

家計管理のコツは意志の強さではなく習慣化。本書から「これなら私もできる!」と思う習慣を見つけてください。

 

阿部絢子著『ぶらり、世界の家事探訪 <ヨーロッパ編>』

76歳の生活研究家の阿部絢子(あべ・あやこ)さん。40代後半から、ドイツをはじめヨーロッパ各国へ毎年ホームステイをし、炊事、掃除、洗濯など環境に配慮した暮らしを体験してきました。本書は阿部さんが、フランス、ポーランド、フィンランド、ノルウェー、イタリアのヨーロッパ5か国で出合った暮らしの発見を綴ったエッセー集です。

食生活や家事への取り組み方、環境への意識など、同じ日常生活でも日本とこんなに違うのかと驚かされます。が、それ以上に、阿部さんのホームステイ先での自然体な過ごし方や何事にもチャレンジする姿がとっても素敵。観光旅行では見ることのできない日常生活が垣間見られ、暮らしているような気分に浸れます。

※この記事は2022年4月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。

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