一生お金に困らない!年金家計簿のつくり方
2024.01.072021年06月27日
特集|839人のリアル年金生活ボイスで不安解消!
拝見!「やりくり上手」のリアル年金家計簿
年金生活で収入は多くないはずなのに、趣味やレジャー、習い事になんだか楽しそうな人……。やりくり上手な読者4人のリアル家計簿から、年金生活をハッピーに過ごす秘訣が見えてきました。ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんの診断もぜひ参考に!
先の見えない時代で老後がなんだか不安という方は、ぜひこの特集を読んでください。雑誌「ハルメク」読者839人アンケートによるリアルな年金生活からわかった「幸せ年金生活を送るコツ」をお届けします!
- 老後に必要なお金は?幸せ年金生活5つのコツ
- 「読者の家計簿で実践!年間の収支を見える化する方法」
- 「拝見!『やりくり上手』4人のリアル年金家計簿」←今ココ
- 「ケチケチしないけど本当に効果がある節約アイデア30」
- 「入院・介護・夫の死後…三大不安はこう備えれば安心!」
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ケース1:年金暮らしでも旅行費は削らない!特技を生かして節約中♪
Aさん(78歳・文化センター講師・一人暮らし)
染め織りの講師としての報酬は多くはなく、収入は年金がメインというAさん。水道光熱費は1万円を切る堅実ぶりなのに、趣味・レジャー費に月6万円というメリハリ家計です。
「海外旅行が何よりの楽しみ。旅費を12か月で割るとこれくらいになってしまって」と笑います。旅行に気持ちよく使う分、普段はできるだけムダを省くそう。
「お風呂の残り湯を洗濯に使うのはもちろん、洗い物も、えんぴつの芯ほどの細い水を心掛けています。ウェスで汚れを拭き取って洗い桶で洗えば、すすぎはそれで十分」。きものリフォームで衣類費も節約します。
さらに、お中元とお歳暮も、毎回すべてを買うのはやめたそう。「どこにでも売っている物ではなく、その方に合う物を考えて差し上げたくて」と、染め織りの手作り作品や、手製の梅干しや味噌にしたところ、それまで8万円ほどかかっていた費用が3分の1程度に減ったと言います。
「節約というより、お金を含めてムダな資源を使わないようにしているだけ。100歳まで生きるかもしれないならなおさら、人生の助けや喜びになるものにはお金を惜しみたくないと思っているんです」
Aさんの家計簿
収入(1か月の手取り):14万2000円
共済・国民年金 9万2000円
その他(講師料含む)5万円
支出:16万5000円
食費 3万2000円
趣味・レジャー 6万円
衣類 5000円
生活用品 5000円
通信費 1万2000円
水道光熱費 7000円
その他 4万4000円
深田さんの家計診断
支出合計は平均通り。立派なメリハリ家計ですね。単身老後世帯の平均支出は約16万円(2017年総務省調べ)。レジャー費が多いものの、他を削ってほぼ平均額に収めているのは立派!
耳より節約コラム「お中元・お歳暮はどう節約できる?」
Aさんのような腕前ならお中元やお歳暮に手作り品を送るのもおすすめですが、そうでなければインターネット通販も検討しては。お中元、お歳暮の時期には特集が組まれて、割安になったり送料が無料になるキャンペーンもたくさんあります。ハルメク通販が割安になる「感謝市」を利用するのもおすすめです。
ケース2:夫の施設代のため68歳でヘルパーに初挑戦!
Bさん(70歳・パート・一人暮らし)
音訳のボランティア、グラウンドゴルフ、カラオケ、裁縫……など多趣味で充実した日々を過ごしているBさん。...