50代の平均貯金額は?「貯まる人」と「貯まらない人」の分かれ道はココ!
2024.12.262025年01月03日
貯まる人になるための「大人のマネー学」2
5つのクセや行動を見直して、2025年こそ「お金がどんどん貯まる女」になる!
2025年がスタートしました。今年はどんな1年にしたいですか?今年の目標をたてる際に「お金」についても考えてみませんか?ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんが「貯まる女になるための心掛け」を解説します。
深田晶恵さんプロフィール
ふかた・あきえ
1967年生まれ。外資系電機メーカーを退職後、1996年にFP資格を取得。98年にファイナンシャルプランナーとして独立。現在は独立系FP会社「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを中心に、メディアや講演活動を通じてマネー情報を発信中。モットーは「すぐに実行できるアドバイスをする」ことを心がけること。講演会や新刊など最新情報はこちら
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貯まる女になるためのアクションプランって?
年始に「今年やりたいこと・やるべきこと」のリスト作りをする人って、意外と多いのですよ。特に女性はリスト作りが好き。
今年は、「貯まる女になる!」という1行をリストに入れてはどうでしょう。お金は漫然と「貯めたいなぁ」と思っているだけでは、貯まらないのです。「痩せたいなぁ」と思っているだけでは、痩せないのと同じです。
まずは、「貯まる女になる!」をリスト入りさせて、ひっそり宣言することから始めます。
そのためには何をするといいでしょう。みなさん向けに具体的なアクションを考えてみました。
まず、積立貯蓄は必須項目です。それに 「家計の見直し」と「お金のプチ勉強」のカテゴリーからそれぞれ1~2つ選んで、今年のアクションプランを立てましょう。
お金の使い方がおおらかな人は(これ、誉め言葉ではありませんよ)、「残ったら貯蓄すればいい」と言うのですが、この方法は本当に貯まりません。
貯まる人になるには、「先取り貯蓄」といって、先に積み立てをして、残ったお金で暮らす習慣を身につけるのが早道です。
先取りで積み立てするのは、定期預金でもいいですし、NISAの仕組みを使って投資商品でもいいのですが、毎月の収支がプラスでなければ積み立てをするお金を捻出できませんね。
意外に思うかもしれませんが、NISAで投資を始めたいなら、家計の見直しが欠かせないのです。
支出を削って、収入を増やすなら最強プランはこれ!
家計の見直しは「固定費」から取り掛かるのがおすすめ。代表的な固定費は「携帯電話料金」と「保険料」です。固定費を見直しすると、翌月からその分を積立に回すことができ、光熱費や食費のように、日々の節約努力が不要なことも取り組みやすい要因です。
携帯電話の料金プランの見直しは、大手キャリアのサブブランドに変えると、月3~4千円安くなります。自分ではやり方がわからなくて不安、という人は家族に頼ってみてはどうですか。
保険の見直しにも取り組んでみましょう。上手な見直し方法は、この連載の中で取り上げますので、待っていてください。
支出の見直しだけではなく、収入を増やすのも重要なアクションになります。夫の扶養の範囲内で働いている人は、「パート収入の壁」を越えることを考えてみましょう。国は「パート収入の壁」を越える人をサポートする政策に取り組んでいます。これについても、最新情報をお伝えしていきますね。
「お金のプチ勉強」も貯まる女への近道
お金について勉強をしたことはありますか?今年こそ、貯まる人になりたいならば、マネー本を1冊読んでみましょう。1冊読み切ると、知識量が格段に増えます。
マネー本はジャンルがたくさんあります。興味のある分野のものを読めばいいです。
・NISAやiDeCoの解説本
・投資初心者向けの本
・退職前後に読む実用本
・老後資金作りのノウハウ本
マネー本は、書店で手に取って最後まで読めそうなものを選ぶのがコツ。図版が多いほうが読みやすい人もいれば、本文が多いほうが好きという人もいます。自分と相性のよさそうな本を選びましょう。
インターネットのマネー記事で勉強したいなら、ウエブ媒体を決めて定期的に読み続けるのがいいですね。
なんとなく検索して出てきた記事は、あとで読み返そうと思った時見つからないことがよくあり、「あれ?なんだっけ」となってしまいます。
それを避けるためには、例えば「今年はHALMEK upのマネー記事は必ず読む」といった、プチ目標でもいいのです(ちょっと手前味噌でした)
次回は、みなさん興味津々の「投資デビュー」を書きますね。
文=深田晶恵