ハルメク編集部が選ぶ大人の女性におすすめの書籍情報

【書評】『ヒカリ文集』他3冊

公開日:2022.04.23

雑誌「ハルメク」の編集部員がおすすめする新刊情報を毎月お届けします。今月は、劇団のマドンナで姿を消した女性、ヒカリの思い出が各々の視点で描かれる、新しい恋愛小説など3冊をご紹介します。

塩野﨑淳子著『高齢者在宅栄養指導のスペシャリストが教える70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える!』

健康に直結する日々の食事。意識的に栄養のある食事をとりたいけれど、年とともに食が細くなったり、料理が面倒に感じたりして、簡単に済ませることが増えていませんか?

本書は、在宅訪問管理栄養士として、高齢者の栄養管理の最前線で活躍する著者が、気付かぬ間に“低栄養”になりがちな食事を無理なく改善する「栄養バランスを考えた手抜き料理」を作るノウハウをまとめた一冊。

練り製品や缶詰、冷凍野菜を活用した超簡単レシピや、必要な栄養を補う食べ方のコツなど、現場から生まれた実践的なアドバイスはどれも勉強になります。

松浦理英子著『ヒカリ文集』

寡作の作家として知られるとともに、辛抱強く新作を待ち続ける熱烈なファン(私もその一人)を持つ松浦理英子(まつうら・りえこ)さん。前作『最愛の子ども』から5年ぶりに刊行された本作は、2019年から21年まで文芸誌「群像」に不定期掲載(丸2年かかって全5回でようやく完結!)した長篇小説です。

物語は、劇作家兼演出家の男の横死から始まります。妻が発見した未完成の遺作は、学生時代に夫婦も所属していた劇団をモデルとした戯曲。妻の希望で、同じく劇団員だった男女6人が戯曲の続きとして文章を寄せることになります。それが『ヒカリ文集』。劇団のマドンナで姿を消した女性、ヒカリの思い出が各々の視点で描かれる、新しい恋愛小説です。

エイドリアン・ベズリー著『BTS:ICONS OF K-POP 史上最高の少年たちの物語』

ハルメクカフェで「あなたの推しを教えて」と募集した結果、多くの方から名前があがったBTS(防弾少年団)。2013年にデビューした韓国のアイドルグループで、近年はグラミー賞にノミネートされたり、国連総会の壇上でスピーチしたり世界規模で活躍しています。

が、彼らの旅路は決して順風満帆ではありませんでした。デビュー後の不遇な時代も、人気者となった今も、ひたむきに努力を続ける姿こそ、ファンの心をとらえるのです。

本書は、彼らの誕生から成長の軌跡をまとめた伝記のような本。BTSが気になる人の入門書としてもおすすめです。

※この記事は2022年5月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。

 

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