自分からコミュニケーションを楽しみに行く!

大竹しのぶ!いつもハッピーいられる大竹流マインド

公開日:2024.08.09

ディズニー&ピクサー映画「インサイド・ヘッド2」でカナシミの声を演じている大竹しのぶさんにインタビュー。大竹さんのコミュ力について、また健康についてもお話を聞きました。

 

年下の目黒蓮くんや有村架純さんにもガンガン話しかける

年下の目黒蓮くんや有村架純さんにもガンガン話しかける

―「インサイド・ヘッド2」では、高校入学を控えたライリーが友達との関係に悩んだり、先輩と仲良くしようと無理したり、さまざまな感情が頭の中を巡ります。ライリーは特にコミュニケーションで悩んでいる印象があったのですが、大竹さんは撮影などで共演者とのコミュニケーションはどうされていますか?

大竹しのぶさん(以下、大竹しのぶ)
私は積極的に話すようにしています。例えばドラマ「海のはじまり」(フジテレビ)で共演している目黒蓮くんや有村架純ちゃんは、積極的に雑談するタイプじゃないのですが、私からどんどん話しかけていきます。そうしていくうちに、いろいろな話をしてくれるようになりました。

年下の目黒蓮くんや有村架純さんにもガンガン話しかける

―年下の方でもあまり関係なく話しかけることができるんですね!

大竹しのぶ
年齢はあまり関係ないんじゃないかな。年上でも話がつまらない人はいるし(笑)。年下でも「なるほど」と感心するようなことをお話ししてくれる人もいますから。「若い人にはどんな話題で声かけようかな」とか考えて話しかけることもないですね。こちらが無理することはないと思いますし。

逆に昔は、年下の私から、年上の俳優さん、監督さん、技術スタッフのみなさんなどに気を遣って話しかけていました。先輩の話を聞きたかったし、後輩が先輩に気を使うのは当たり前だったんです。

―先輩たちに話を聞きに行っていたのですね

大竹しのぶ
年上の方たちと話をするのが楽しかったんです。先輩の俳優さんたちからいろいろな話を聞いたり、スタッフさんともたくさんお話ししたりしました。「昔の撮影所はこうだったんだよ」という話など、すごく面白かったですよ。とても可愛がっていただきました。

でも最近は年下の共演者から話しかけてもらう機会はあまりないですね。「若人よ、もっと先輩に気を使って声かけて」って感じです(笑)

昔の撮影現場は話す機会が多かったけど…今はスマホの影響も!?

昔の撮影現場は話す機会が多かったけど…今はスマホの影響も!?

―撮影環境の変化もありますか?

大竹しのぶ
そもそも撮影合間に会話をする人があまりいない気がします。みんなそれぞれ一人で過ごしていたりすることが多いです。

昔はメイクルームも衣装部屋も大部屋で、キャストみんなで集まって準備したんです。ロケで宿泊するところもスタッフとキャストと一緒の旅館で、みんなで食事をしたりしていたけど、今は個別になったので、キャストとスタッフが集まる機会が減りました。そういう撮影現場のスタイルがかなり変わったこともコミュニケーションに関係していると思います。

あとスマートフォンですね。みんな合間にスマホを見るのが当たり前みたいになっていますけど「目の前の人とちゃんとお話ししましょうよ!」と思います。

何歳まででも海でシュノーケリングをしたい!

何歳まででも海でシュノーケリングをしたい!

―ハルメク読者は大竹さん世代も多いのですが、健康面で不安を抱えている方がいます。大竹さんは健康面で気を付けていることはありますか?

大竹しのぶ
今のところ、体力が落ちたと感じることはあまりありませんが、舞台をやったりして体を動かしていることも多いので、特に困ることはありません。でも痩せにくくなったなあとは感じています(笑)。

―何かスポーツはやっていますか?

大竹しのぶ
全然やってないんです。ジムに行ってトレーニングしたりすることはあまり好きじゃなくて…。

でも遊びでなら積極的に参加します。この間も海へ行ってシュノーケリングをやってきました。楽しかったですよ。海遊びに年齢は関係ありませんから、何歳になってもチャレンジしたいですね。

いつもハッピーでいるための大竹しのぶ流アイデア

いつもハッピーでいるための大竹しのぶ流アイデア

―映画の公式のインタビューで、大竹さんの脳内は“ヨロコビ”でいっぱいとありますが、いつも“ヨロコビ”状態でいるために心がけていることはありますか?

大竹しのぶ
心がけていることはありませんが、とにかく嫌だなと思うところには行かないし、波長が合わないかも……という人には会わないようにします。無理をしないことが“ヨロコビ”につながると思う。

嫌なことがあったら、友達とおしゃべりですね。仲良しの人とお話しすることで気分は上がってくるので。あとは美味しいスイーツをいただいて気持ちを上げて発散しています。

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大竹しのぶ(おおたけ・しのぶ)

1957年東京都出身。75年、映画「青春の門―筑豊編―」のヒロイン役で本格デビュー。NHK連続テレビ小説「水色の時」で全国区の人気俳優に。以降、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍している。近作は劇場アニメ「君たちはどう生きるか」(2023年)ドラマ「海のはじまり」(24/フジテレビ)。最新作は舞台「太鼓たたいて笛ふいて」(24年11月より紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA ほか)

「インサイド・ヘッド2」

監督:ケルシー・マン
制作:マーク・ニールセン
日本版声優:大竹しのぶ (カナシミ), 多部未華子 (シンパイ),横溝菜帆(ライリー),村上(マヂカルラブリ―/ハズカシ)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

取材・文=斎藤香 写真=泉三郎 編集=鳥居史(ハルメク365)

 

ハルメク365編集部

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