ハレの日に!お正月の寄せ植えの作り方
2023.12.162022年12月25日
100均も活用して作る♪
おしゃれなクリスマスリースを手作り!アレンジ3種
もうすぐクリスマス♪ バラ栽培のコツや自作の庭、花に囲まれた暮らしを発信して人気のバラ愛好家・奥野多佳子さんが、手作りの「クリスマスリース(センターピース)」を、作り方とともにご紹介します。100均も活用しながらおしゃれに!
クリスマスの「センターピース」はいかが?
今年ももう12月!一年は早いですね~。12月の声を聞くとなんだかせわしくなりますが、一年で一番楽しいイベント、クリスマスがやってきます。
12月1日にクリスマスツリーを飾るのが我が家の恒例ですが、毎年いろんなオーナメントやリースを作って楽しんでいます。クリスマスって子どもだけじゃなく、大人も魔法をかけられたようにウキウキしてしまいますね。
今年はクリスマスのセンターピースを作ってみました。センターピースってテーブルの中央に置く飾りですが、たった一つあるだけでもクリスマスムードが盛り上がります。
今回は4種類の木を使いました。
1.サツマ杉(ヒムロ杉)
杉なのにふんわりした葉っぱで柔らかな雰囲気。動きが出ます。
2.ユーカリ
独特の丸い葉っぱで形の変化が出ます。今回はシルバー葉を選びました。
3.ブルーアイス
コニファーの一種でシルバーリーフが美しく、細い葉で透け感が出ます。
4.モミ
細い葉が密になって独特の雰囲気!クリスマスといえばモミの木ですね。
4種類それぞれの緑の色合いや質感が違うので、混ざり合っていい雰囲気を作ります。
細長い器を使ったシックなセンターピース
1:まずベースを作ります
【用意するもの】
- 白いストーンの器(縦7cm、横46cm、高さ6cm)
- オアシス
- ユーカリ2~3本、ブルーアイス、モミの枝
【作り方】
1.オアシスを白い器に入るような大きさに切って、水に浸けて十分吸わせておきます。
2.モミは10cmほどの長さに切って、挿しやすいように根元1cmほど葉を取っておきます。
3.モミの枝をオアシスに挿していきます。
(1)モミを中央から外へ向けて挿していきます。
(2)器の外側を一周挿します。
(3)トップにもモミを挿し、間にブルーアイスを挿します。中央を高めに、サイドは横向きに。
(4)ユーカリを12cmほどに切って、並ばないように互い違いに挿します。
ベースの完成です。センターピースなので、360度どこから見てもいい雰囲気に作ります。モミに茶色い実が付いていてかわいかったので、それをトップに挿しました。
2:オーナメントで飾ります
【用意するもの】
- シンフォリカルポス(赤いドライの花)
- バゼリア(黄緑の実)
- ナンキンハゼ(白い実)
- サンキライ(赤い実)
- あれば雰囲気が出るもの(ぶどうの蔓、ハス)
- 金色のペンキのスプレー缶
- シルバーの細いロウソク(高さ20cm、直径7mmほど)3本
- 爪楊枝3本
今回、濃いピンクのシンフォリカルポスのドライを見つけたので、この色合いを中心に飾りを考えました。
【下準備】
(1)サンキライ、ぶどうの蔓、ハスなどは金色のスプレーで着色します。
ぶどうの蔓も、ちょうど巨峰を剪定していたときに見つけ……いい感じ!と金色に染めてみました。この蔓が、クルクルクルンと動きを感じさせて、いい仕事してくれました。お庭や公園などで蔓などを見つけたら試してみてくださいね。
金色に着色するときは、発砲スチロールに挿して缶スプレーで吹き付けました。簡単なので調子よくシューとスプレーしていましたが、新聞紙を敷かないと、金色の芝生になってしまいます(大汗)。薄くかける方がきれいに仕上がります。
(2)シルバーの細いロウソク3本は、倒れると危ないので爪楊枝を挿した方がしっかりオアシスに挿せます。ロウソクの底を火であぶり、少し溶けたら爪楊枝を挿し、冷えるまでそのままにします。
【作り方】
1.最初にロウソク3本の位置を決めて挿します。
2.シンフォリカルポスとナンキンハゼは3か所に分けて少し高めに挿します。
3.バゼリアは、2の間に挿していきます。
4.金色のハスは中央に高低差をつけて、サンキライは低くモミに潜り込ませるように、最後にぶどうの蔓を4~5か所に高めに挿します。
完成です!
クリスマスっぽい色合いを使わないで、ちょっと大人っぽく、シンフォリカルポスの濃いピンクをポイントにして、あとはグリーンのグラデーションの美しさと金色でまとめました。シンプルにロウソクだけでクリスマスの雰囲気を!!
リングのオアシスを使って賑やかなセンターピース
フワフワっとした緑の中に、小さなかわいいものを詰め込んで楽しい雰囲気にしました。オーナメントを手作りすると、作るのも楽しくなります。
1:べ-スを作ります
【準備するもの】
- サツマ杉を7~8cmに切ったものを30本ほど
- ブルーアイスを8~10cmに切ったものを20本ほど
(2種類とも1cmほど葉を取っておくと挿しやすいです) - オアシスリース(直径16cm、高さ3.5cm)※水を十分含ませておきます
【作り方】
1.サツマ杉を、外側から時計回りに挿していきます。
2.内側は時計回りと反対に挿します。
3.トップにもサツマ杉を挿し、その間にブルーアイスを挿します。
ベースの完成です。ブルーアイスが軽やかです。
2:オーナメントで飾ります
【準備するもの】
- サンキライ
- 松ぼっくり(金色に塗ったもの)
- スズカケの実
- サゴブッシュ(ドライの白い花)
- 金の柳の枝
- ドライのレモン
- 籐のボールなど
- 針金(#20~#22くらい)約1m
- グルーガン
左/小さな木の束は、金の柳を切ってまとめて毛糸の紐で括ります。
右/小さな箱を作りピンクや赤などの紙で包んでプレゼントの箱を作ります。
【作り方】
1.松ぼっくりを針金で巻いて、3か所に挿します。
2.スズカケや籐のボールも針金をつけ、松ぼっくりの間に挿します。
3.金の枝の束、プレゼントの箱、ドライのレモンなどはグルーガンでつけます。
グルーガンは名前の通りピストルのような形をしていて、樹脂(グルー)を熱で溶かして接着する道具です。私も初めてなので、お試しでダイソーのグルーガン(200円)とグルースティック(100円、透明)を使ってみました。
本体に透明なグルースティックを挿しこみ、電源コードをコンセントに挿しこむと温度が上がってノズルの先から溶けたグルーが出てきます。それをドライのレモンに付けてすぐにサツマ杉に貼り付けます。固まるまでには1~2分かかりますが、しっかり付いています。
小さなものや壊れそうなものに針金を巻くのは大変ですが、これなら一瞬で接着できるので便利なアイテムです。ただ、置いているとグルーが垂れてきたりするので受け皿が必要で、使わないときはすぐにコンセントを抜いた方がいいようです。でも、とっても便利!!
完成です!
オーナメントも手作りすると、市販のものとはひと味違うリースが出来上がります。お子さんと一緒に作っても楽しいですね。
サツマ杉とブルーアイスの色合いがきれいです。サゴブッシュの白い花が触るとチラチラ散るのですが、それがまるで粉雪みたいでなんだかいい感じです。サゴブッシュってライスフラワーとも言われているそうで……納得!
リングのオアシスにリボンを使ったセンターピース
ベースは同じですが オーナメントを変えて雰囲気の違うものを作ってみました。
【用意するもの】
- 松ぼっくり3個
- リボン(幅3.7cm、長さ30cm)3本
- 白小枝
- 小さな木の実2種類
- サンキライ
- 羊毛(赤と緑色)
- 針金(#20か#22)20cm×3本(リボン用)、7cm×6本(羊毛用)
【作り方】
1.松ぼっくりは金色のスプレーで着色して乾かし、針金を回して留めつけオアシスに挿しこめるようにしておきます。針金の先が12cmほど残る長さで作ります。
2.リボンは両サイドを交差させて、その中心に松ぼっくりの針金を挿します。ちょっと大変ですが、直角に挿しこめば通ります。目の詰まった生地のリボンなら千枚通しや目打ちで小さな穴をあけておくと通りやすいです。
3.針金でリボンの中心をぐるっと巻いてリボンを形作ります。
4.羊毛を少し裂いて、クルクルッと丸め、次はそれに直角にクルクルっと巻いて形作ります。まん丸にならなくても 塊になっていれば……。
5.縦と横が交差しているところに針金を掛けて留めます。
6.リボン付きの松ぼっくりを3か所に挿して、残りのオーナメントも隙間に挿していきます。金色のサンキライが小さなライトのようでかわいい!
完成です。
ドーナツ型なので、中央にロウソクを立てると雰囲気UPです! これは高さ30cmのロウソクを使いました。
中央にアロマキャンドルを置いてもいい感じです。
そして……壁にも掛けられます。
何通りも楽しめるリース……クリスマスには重宝します。
ときどきオアシスにお水を足してあげてください。籐のリースがなくても手軽に作れるセンターピース、ぜひお試しくださいね。
ツリーの暖かな光に包まれて、クリスマスが心温まる日になりますよ~に!
みなさんどうぞ楽しいクリスマスを!
Have a holly, jolly Christmas!
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