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- 便利で可愛い!棕櫚(しゅろ)たわしの世界へようこそ
雑誌やCMでおなじみの50代モデル・青木沙織里さんの連載。今回は年末の大掃除にも活躍してくれそうな、 棕櫚(しゅろ)たわしをご紹介します。なんだかかわいい、そして使うほどに愛着が湧く、奥深いたわしの世界です。
大掃除のやる気を呼び起こす! 便利で「かわいい」お供
年末の恒例行事と言えば、面倒な大掃除なのですが……。
最近は、年末の大掃除をやらない家庭が増えているようです。
我が家でもここ近年、(掃除好きの)旦那ちゃんの仕事が年末ギリギリまで忙しいのをいいことに、あえて掃除日を決めずに、しれーっと年を越すことに成功しています。
部屋を見回して、汚れが気になる場所を、時間があるときに少しずつやっていくという、ちょい掃除スタイルになってからは、気が楽になりました。
とは言え、どうせやるなら効率よく! 日々のお掃除を、ちょっとやる気にさせてくれる昔ながらのお掃除グッズをご紹介します。
焦げた鍋を洗ったり、襟汚れや上靴を洗ったり…子どもの頃は当たり前のように身近にあった、たわし。
いつの間にか、自分が大人になってからは使わなくなっていましたが、奈良県にある日用雑貨のお店で購入したのをきっかけに、再び使い始めました。
最新のお掃除グッズではありませんが、用途に合わせて使えるたわしは、とっても便利なんです。
たわしには主に、棕櫚(しゅろ)、パーム、サイザルの3つの素材があるそう。
手のひらにすっぽり収まるサイズ感がGood
私のお気に入りは、和歌山生まれの「高田耕造商店」さんのたわし。排水口や五徳、蛇口、まな板、窓のサッシ、エアコンのフィルター(洗えないものもありますので注意)、ラグのホコリやザルの網目など、たわし一つで、細かいところに付いた汚れを掻き出し落としてくれるので、とても重宝しています。
手のひらにすっぽりはまる、ねじねじの棕櫚たわしは、人に見せたくなる、かわいい佇まい。
柔らかくコシが強いので、傷つけることなく水だけでもしっかり汚れを落とすことができます。
お掃除以外にも、コップのふちや水筒などの洗いにくさが解消されます。根菜類(ゴボウや芋など)の泥落としにも使えるので、使い分けると便利です。
まるでたわしの博物館! 2年待ちの商品も
ご縁があり、先日和歌山県海南市にある『高田耕造商店』さんを訪ねてきました。
たわしの博物館??
壁一面に、たわしや手編みの鍋敷き、いつかは欲しい憧れの棕櫚ほうきなどずらりと並び、見ているだけでワクワク。
中には、ペット専用たわしや、もともと洋服のメーカーさんからの特注品として作り始めたという衣類用もありました。衣類を傷つけないようやさしくたわしを当てれば、ほこりやペットの毛が取れるそう。
長い取手がついた体用の棕櫚たわしもが気になりましたが、なんと2年待ち……。
「たわし枕」に「たわしスリッパ」…アイデアグッズも
アイデアグッズもありました。
これはたわし枕。なんとも愛嬌があるデザインです。夏場は頭が蒸れなくて良さそう。
たわしスリッパ。足の裏が程よく刺激されてとっても気持ちがいい!
併設した工房も見学させてもらいました。なかなか採取できなくなってきたという棕櫚。
たわしは全て職人さんの手作業で行われています。均等に切り揃え、芯になる針金に指先の感覚だけで調整し棒状にまとめていきます。
くるくる巻きあげて出来上がり。気持ちいいくらい、均一に揃っています。
天井には、かわいらしい棕櫚のハエ叩き。昔は一家に一つは当たり前だったそう。
部屋にこんなのぶら下がってたらかわいいなぁと思ってたのに、買い忘れてしまいました。
コシが強く耐久性に優れている棕櫚は、昔は和歌山の重要な農産物でしたが、海外からの輸入品が多くなり、だんだんと棕櫚の農家さんが減っていきました。
そんな中で高田さんは、育成プロジェクトを立ち上げ山に入り、長い年月をかけて栽培しているそうです。
職人さんが一つ一つ丁寧に手間暇かけて作る昔ながらのたわし。いざ暮らしに取り入れてみると、たわしの良さを再確認し、素朴な佇まいに愛おしさを感じています。
日々のお掃除にぜひ、参考にしてみてくださいね。
青木沙織里
あおき・さをり。カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365
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