木村友泉|大人のリンパ・からだケアLesson#4

二重あごスッキリ!あご&舌のリンパケア【前編】

公開日:2023.11.05

更新日:2023.11.10

奇跡の64歳、大人気のリンパケアトレーナー・木村友泉さんが、大人女性の心と体の不調を改善するリンパケアを教える連載の第4回。今回は二重あごが改善でき、顔まわりがすっきりして口の健康にもつながる「あご、舌のリンパケア」を解説します。

見えにくい口の中のケアでいつまでも若々しく!

見えにくい口の中のケアでいつまでも若々しく!

みなさん、こんにちは。リンパケアトレーナーの木村友泉です。

二重あごやほうれい線、口まわりのたるみなど、50代女性たちから「顔の下半分」のお悩みをよく聞きます。鏡を見るとわかりやすい、顔の下半分のたるみに注目する気持ちはよくわかります。

 でも、ちょっと待って。鏡には映らない、大切な“口の中”を忘れていませんか? 実は“口の中”をおろそかにしていると、顔たるみにつながってしまうのです。 

さっそくあなたの口内をチェックしてみましょう。以下のような状態に心当たりはありませんか?

□口の内側や舌をよく噛んでしまう

□唾液の量が減って口の中が乾きやすくなった

□口を大きく開けづらくなった

□滑舌が悪くなった

□食事中にむせやすくなった

一つでも当てはまったら要注意! これ、あごの動きが鈍くなり、舌の筋肉が衰えてきたサインなのです。

舌の筋肉が衰えると、誤嚥(ごえん)のリスクが上がり、滑舌も悪くなります。また、あごの動きが鈍くなると唾液が減り、口内の細菌が増えて歯周病や虫歯の引き金にもなってしまいます。

そして何より、顔たるみや二重あごにつながることは言うまでもありません。

顔がたるむ!老ける!「落ち舌」に注意!

顔がたるむ!老ける!「落ち舌」に注意!
木村さんの横顔。舌の位置が違うだけで輪郭やあご周りにここまで差が!
顔がたるむ!老ける!「落ち舌」に注意!
舌の筋力が落ちると「誤った舌の位置」のように舌が下がってしまいます

写真をご覧ください。左写真のような輪郭、あごまわりにお悩みの方、50代になると多いのではないでしょうか? 実はこれ、ただのたるみや脂肪ではなく「舌の筋力」が原因なのです。

実は舌は、ほぼ筋肉でできていて、その重さは約200gもあるといわれています。意外と重いんです。ですから、動かさずにほうっておくと、舌の筋肉がどんどん衰え、だらんと垂れ下がり、だらしない口元に……。 さらに、唾液をつくっている顎下リンパ節が滞ると唾液が減り、いわゆる「ドライマウス」の原因にも。

今回ご紹介する動きは、あごまわりの筋肉をゆるめることで動きをよくして、同時に舌を思い切り出して伸ばすことで、筋肉を鍛えるエクササイズです。

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ハルメク365とは?

木村友泉

1959年富山県生まれ。「LHJ(ライフ&ヘルス ジョイ)」代表。富山大学薬学部卒業。薬剤師として勤務するも薬での治療に限界を感じ、リンパケトレーナーの道を進む。現在は講演会や執筆など精力的にリンパケアの啓蒙に努めている。

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