
美術館で桜とアートを愛でる
東京国立近代美術館では、毎年人気イベント「美術館の春まつり」を開催!近代日本画の巨匠・川合玉堂 作・重要文化財《行く春》の公開など、期間限定の特別イベントです♪
公開日:2019年02月13日
菅沼薫さんに聞く、50代からのメイク術
ファンデーション特集最後は、パウダーファンデーションについて。今回も50代以上の女性におすすめのコスメを試しながら、商品の傾向や選び方などを教えてもらいました。塗ったファンデーションが、いつの間に消えている⁉ そんな体験がある人は必見です。
「違いがわかりにくくて選ぶのが難しい」という声をよく聞くのが、パウダーファンデーション。リキッドタイプだと、テクスチャーの感じで仕上がりやつけ心地の違いが想像できますが、こちらは見た目で区別しにくいから、確かに選ぶ基準がわかりにくいかもしれませんね。
ですが、実際に触ってみると想像以上に違いはあります。サラサラっとしたものから、しっとりしたもの、クリームっぽいものまでさまざまです。肌にのせることで、さらっとがしっとりに、逆に塗布時よりさらっとするなど、質感が変わるものまであり、つけ心地はだいぶ違うように感じます。
また、以前のパウダーファンデーションは、手を汚さずにつけられて簡単便利である反面、カバー力が低く、肌が乾燥していると粉っぽい仕上がりになってしまうものが多かったように思います。ですが最近の商品は、カバー力も高くなっています。重ねて厚めに塗ることで、さらにしっかりカバーできるし、重ね塗りによるヨレも改良されています。粉っぽさも抑えられフィット感が高く、ツヤがあってしっとり仕上がるものが増えています。
エスプリーク エクラ 明るさ持続 パクト EX SPF22/PA++ 全5色 3000円、ケース 1,200円(編集部調べ)/コーセー
エリクシール シュペリエル つや玉ファンデーション 2,500円、ケース1,000円(編集部調べ)/資生堂
たとえば「エスプリーク エクラ」は、商品に「ずっとつづく!透明感あふれる、明るい肌」と書いてあります。少し前のコーセーのファンデーションは、つけたてはナチュラルで透明感が高い美しい肌色になりますが、時間が経つと皮脂になじんで透けてしまう印象でした。最近の商品はそこが改良されて、持続力がUPしたのはうれしいですね。さらっとした、いわゆるパウダーなのに仕上がりは粉っぽくなく、つけたての肌色は素晴らしい。肌触りもいい感じです。
エリクシールの「つや玉」はパウダーというよりクリームっぽい使用感ですが、肌にのせるときめ細かいパウダーで肌にフィットする感じです。つけ心地の良さは、やっぱりさすが資生堂。重ねづけしてもヨレたり色ムラが出にくいので、薄めに塗ってナチュラルに、重ねづけでカバー力を上げてしっかり塗りに、どちらの仕上がりにも対応できます。
左から、DEW スペリア パウダーコンセントレート SPF22/PA++ 全6色 5,000円(スポンジケース込み)、コフレドール グラン カバーフィット パクト UV Ⅱ SPF24/PA++ 全4色 3,000円、パクト用ケースa 1,000円(編集部調べ)/ともにカネボウ化粧品
「DEW スペリア」と「コフレドール グラン」は、どちらもキメが細かく肌触りがいい! こちらも、さすがファンデーション上手というイメージのカネボウ化粧品らしい商品だと感じました。
ですが、この2つにも違いはあって、肌にのせた時の滑らかさはコフレドール グランの方が高いけど、つきの良さはDEW スペリアの方が高く感じます。コフレドール グランは仕上がりがツルッとした気持ちよさ、DEW スペリアはピタッとしたフィット感のある印象です。
ファンデーションは長時間つけるものだから、つけ心地は重要。これは好みだから、迷ったら実際に肌にのせて比べてみるしかないんですよね。店頭だと、色や使い心地、化粧もちまでじっくり比べるのは難しいから、買う前にサンプルをもらって実際に顔で試すようにしましょう。
ところで、ファンデーションは使用頻度が高いから、コンパクトケースの好みと機能性も重要ですよね。その点の優秀さに驚いたのが、「プリマヴィスタ ディア」。
ソフィーナ プリマヴィスタ ディア 肌色トーンアップパウダーファンデーション UV SPF25/PA++ 全4色 3000円、コンパクトケース パウダーファンデーション用 1,300円(編集部調べ)/花王
コンパクトケースを開けると、スポンジがちょうどいい具合に飛び出す仕組みになっています。また、鏡が拡大鏡になっており、メガネをかけていなくても、小鼻の周りなど細かいところまでしっかり見えて、いいですね。ファンデーションは顔全体が映る鏡で、バランスを見ながら塗るのが基本ですが、これなら細部のムラや塗り漏れもありません。「ここまで気を使ってくれてありがとう」と言いたい(笑)。
パウダーファンデーションを塗るときは、パフの半分にパウダーをつけて、額や頬の広い部分はそのまま横に滑らすようにして付けます。目元や小鼻周りはパフの角にパウダーを付けて、細かく動かしましょう。
肌色、つまりファンデーションは、顔の印象を決定づけるものだから、今の自分の肌に合うものを選ぶべきです。季節などの環境変化や、ライフスタイルの変化によって、メイクの仕方やメイクにかけられる時間も変わります。
使っているタイプを変えたいと思ったり、肌に合わなくなったと感じたら、積極的に商品を試してみてください。私も今回一度に商品を触り比べてみて、新しい発見もありました。皆さんも見て触って、肌に合うものを見つけてくださいね。そして、ファンデーションを変えたら、塗り方を見直すのもお忘れなく!
次回は、花粉症のシーズンは肌荒れをする人必見のスキンケアについて。さらにその次の回で、肌をキレイに見せる、コンシーラーについてお話します。
※価格はすべて税抜
取材・文=田中優子
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