食べ物で自律神経を整える!春バテ解消はちみつレシピ
2023.04.062023年04月13日
自律神経の乱れからくる心身の不調をサポート
春バテ対策に!自律神経を整えるローヤルゼリーに注目
ポカポカ陽気がうれしい一方で、春はだるさや眠気といった不調を感じやすい時期でもあります。こうした「春バテ」を予防するカギは、自律神経を整えること。そこで、生活習慣の工夫や食事の見直しなど、すぐに実践できる春バテ対策をご紹介します。
春バテの原因は自律神経の乱れ
温かな日差しが気持ちのいい春。ポカポカ陽気は気持ちも明るくしてくれますが、なぜだかこの時期に限って、体調がイマイチに感じることはありませんか?
「なんだか体がだるい」「日中も眠気が続く」「訳もなくイライラする」といった不調を感じるなら、それは「春バテ」の症状かも? 冬から春にかけて起こるこうした体調不良を、最近は「春バテ」と呼びます。
春バテの原因は主に自律神経の乱れと言われています。自律神経は、体温調整やホルモン分泌のコントロールを行っている重要な神経。緊張状態や興奮状態にあるときは「交感神経」が、リラックスしているときは「副交感神経」が優位に働き、互いに協調しながら内臓や女性ホルモンの働きを調整しています。
しかし、疲れやストレスなどでこの神経バランスが崩れると、だるさやイライラ、不眠といった不調があらわれます。
春は1年の中でも特に寒暖差が大きく、体温調整が難しい季節。さらに新生活による環境の変化でストレスやプレッシャーが増える時期でもあります。そのため、知らぬ間にストレスが溜まり、自律神経が乱れやすくなるのです。
春バテ対策のポイントは、食事と睡眠の質!
春バテを予防するには、自律神経を整えることが重要。そこでカギになるのが、食事や睡眠といった生活習慣の見直しです。
食事は栄養バランスを意識し、1日3食をきちんと取りましょう。中でも大切にしたいのが朝食。朝食には、寝ている間に下がった体温を上げて、体の活動準備を整える役割がある他、自律神経を活動モードの「交感神経優位」に切り替える働きもあります。
朝にしっかり交感神経のスイッチを入れられれば、夜の副交感神経への切り替えもスムーズになり、睡眠のリズムが整いやすくなります。「朝はそんなに食べられない」という方なら、消化の良い味噌汁やスムージーなどでもいいので、何かしらお腹に入れて胃腸を刺激してあげましょう。
また、自律神経を整えるためには睡眠の質も大切です。
睡眠の質を高める方法はいろいろありますが、すぐに取り入れられて、効果を実感しやすいのが、ぬるま湯にゆったりと浸かる入浴法。人は深部体温(体内の体温)が下がっていくときに眠くなりますから、寝る1~2時間前にお風呂でしっかりと体を温めてあげると、ちょうどいいタイミングで深部体温が下がってきて眠りやすくなります。
ポイントは、40度くらいのぬるめのお湯に20~30分ほどゆったりと浸かること。この入浴法なら心身をリラックスに導く副交感神経が活性化し、ぐっすりと眠りやすくなります。また、血流もアップするので、気温差の影響を受けにくい体づくりにもつながります。
他にも、ウォーキングや軽めのジョギングといった適度な運動も、血流アップや睡眠の質向上に効果的。春バテ予防に、無理のない範囲で取り入れてみましょう。
食事の工夫で自律神経の働きをサポート!ローヤルゼリーにも注目
自律神経を整えるには、栄養面からのサポートも大切です。自律神経のバランスを整える食材を積極的にとるのもよいでしょう。また最近は、ストレス緩和や睡眠の質向上に役立つ食材が豊富ですが、実はミツバチ産品のローヤルゼリーも、自律神経を整えるのに役立ってくれます。
ローヤルゼリーは、ミツバチが女王蜂のために作る特別食。女王蜂はミツバチの30~40倍も長生きしますが、その驚異的な生命力を支えているのがローヤルゼリーです。
ローヤルゼリーに含まれるアセチルコリンという神経伝達物質や、10-ヒドロキシ-2-デセン酸(デセン酸)という特有成分には、自律神経を整える働きが期待されています。
実際に山田養蜂場の研究では、ローヤルゼリーを飲むことで不安感などが改善されたという報告がなされていて、自律神経に作用する自然食材として注目されています。
また、ローヤルゼリーは女性に特に嬉しい素材としても知られ、更年期特有の気分の落ち込みなどさまざまな症状を和らげる効果が報告されています。
春バテは、生活習慣の工夫や食生活の改善で予防できるもの。新しい季節を元気いっぱいに過ごせるよう、今回紹介した食事や入浴法などをぜひ取り入れてみてくださいね。
取材協力:山田養蜂場 健康科学研究所
■もっと知りたい■