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- 体脂肪&認知機能に!冬もおいしくお茶活を楽しもう
長引くコロナ禍で外出自粛による運動不足やコミュニケーション不足による認知機能の低下が気になる人が増えています。健康管理のポイントは「適度な運動」と「健康に役立つ成分を食事で取ること」の2つ。身近な食材「お茶」の成分とその効果を紹介します。
長引くコロナ禍で健康維持が課題!
新型コロナウイルスの感染拡大により、外出が減り、運動不足を感じている人が多いようです。それに伴って、コロナ太りや認知機能低下など「新・生活習慣病」と呼ばれる、さまざまな健康課題が顕在化しています。
その中でも、特に50代以上の女性が注意したいのが「体脂肪の増加」と「認知機能の低下」です。
年齢を重ねると基礎代謝が低下して皮下脂肪がつきやすくなります。さらに更年期や閉経を迎える50代以降は、内臓脂肪をつきにくくする女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少する時期でもあります。皮下脂肪と内蔵脂肪の両方が蓄積されやすくなる50代以降の女性は、体脂肪が増加しやすい状態にあるのです。
また、脳の機能低下は40代・50代からスタートするといわれています。特に運動不足やコミュニケーション不足に陥りがちな現在は、認知機能低下を感じる人が増えています。
これら体脂肪の増加と認知機能の低下を予防・改善するためには、日頃から適度な運動とバランスの良い食事を心がけることが効果的です。
ガレート型カテキン:体脂肪を低減
体脂肪を低減させる食材として、最近注目されているのが「お茶」です。お茶には複数の種類のカテキンが含まれていますが、そのうちの「ガレート型カテキン」には脂肪の吸収を抑える効果があるといわれています。
食事で摂取した脂肪(中性脂肪)はそのままの状態では、体に吸収されることはありません。体内に入った脂肪は、膵リパーゼと呼ばれる消化酵素によって分解されて、小腸に吸収される状態になります。
お茶に含まれるガレート型カテキンは、この膵リパーゼの働きをブロックすることで、脂肪の分解を抑えて、体内へ吸収されるのを防いでくれるのです。
実際に、伊藤園の中央研究所の行った継続調査でも、「ガレート型カテキン」が食事の脂肪吸収を抑えるという結果が出ているとのことです。さらに、ガレート型カテキンは、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制することも確認されています。
テアニン:作業記憶を一時的にサポート!
もう一つ、お茶に含まれる成分として注目されているのが「テアニン」です。
緑茶や抹茶など、お茶に含まれるテアニンはアミノ酸の一種で、お茶の「うま味」はこのアミノ酸に由来しています。テアニンにはリラックス効果があり、脳の神経を保護する働きを持つことがこれまでの研究からわかっています。
また、テアニン・茶カテキンの働きで、年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能性表示食品も発売されています。
いつも以上に健康管理に気を付けたい、コロナ禍の冬。運動やバランスの良い食事とともに、体脂肪を低減する「ガレート型カテキン」や認知機能の低下に効果のある「テアニン」を含むお茶を上手に生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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