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- 早食い・ドカ食いの人も要注意!?お茶で内臓脂肪対策
不規則な生活が続き、生活習慣病につながる内臓脂肪型肥満になる人が増えています。中でも注意したいのが、血管の病気「動脈硬化」。予防に役立つ、内臓脂肪対策におすすめのお茶と慢性炎症の抑制効果について、最新研究をもとにご紹介します。
生活習慣病や老化の加速を引き起こす、慢性炎症に注意!
長引くコロナ禍で、在宅勤務による運動不足、ストレスの増加など、ライフスタイルの変化に伴う心身の不調を感じる人が増加しています。特に注意が必要なのが、生活習慣病です。
厚生労働省e-ヘルスネットによると、生活習慣病とは「食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称」のこと。
生活習慣病には、日本人の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患の他、糖尿病や脂質異常(高脂血症)などさまざまな病気が含まれます。中でも注意したいのが、体内の「慢性炎症」からくるさまざまな疾患です。
肥満だけでなく、食後の高血糖で慢性炎症のリスクが高まっているかもしれません。若い人や痩せている人がなることもあるそうなので、早食いやドカ食いをする人も注意しましょう。
特に女性は更年期以降、急にコレステロールが上昇する人が多いので要注意。悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが増えすぎると体内が慢性炎症状態になり、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞などの原因になることもあります。
慢性炎症とは?
体内の異物や異常な状態を取り除き、体を元の状態に戻すための防御反応が「炎症」です。
さまざまな要因で組織が破壊されると免疫細胞(マクロファージ)がそれを感知して炎症を誘発する物質(サイトカイン)が放出されます。症状が出て短時間で収まる「急性炎症」と炎症が長期にわたって収まらない「慢性炎症」があります。
慢性炎症による免疫系システムの暴走は、本来攻撃対象ではない健康な体内の組織を攻撃したり、生活習慣病などの原因になったりします。
内臓脂肪の蓄積は慢性炎症につながり全身に影響するため、生活習慣を改めて慢性炎症を防ぐことが重要です。
生活習慣病に繋がるメタボは新型コロナ重症化にも影響
生活習慣病の前兆と言われているのが「メタボ(=メタボリックシンドローム)」です。
メタボとは、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つに当てはまる状態で、コロナ禍の外出自粛や在宅ワークによる慢性的な運動不足が原因で陥る人が増えています。
メタボになると、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高くなるとも言われています。
特に内臓脂肪型肥満の人は、もともと体内で「慢性炎症」が生じているため、ウイルス肝炎で炎症が悪化すると、血管の強い炎症性変化(サイトカインストーム)が起こり重症化しやすい状態です。合併症のリスクもあるため注意が必要です。
運動・食事と内臓脂肪を減らすお茶で対策を
メタボや生活習慣病を予防するには、運動と食事の見直しが重要です。それとあわせて積極的に取り入れたいのが、お茶。実は今、お茶が体脂肪減少に効果がある食品として注目を集めています。
緑茶に含まれる「ガレート型カテキン」には、ダイエットのポイントとなる体脂肪低減やコレステロール値低下効果が期待できます。
最近は、ガレート型カテキンの働きにより「BMIが高めの方の体脂肪を減らす」機能性表示食品のお茶の葉や、外でも気軽に飲める「体脂肪を減らす」ペットボトル緑茶飲料なども販売されており、手軽に飲めるのが魅力です。
※生活習慣病などの病気は、さまざまな要因が複合的に組み合わさって引き起こされます。お茶を飲む他にも、運動や睡眠など、生活習慣の改善も心掛けましょう。
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