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- 50・60代女性の3人に1人がコレステロールが高め
中高年になると体重や体脂肪率の増減に注目しがちですが、もう1つ気を付けたいのが、悪玉コレステロール値。そこで今回は、悪玉コレステロールを増加させる要因と、緑茶に含まれるガレート型カテキンが、おいしく健康サポートするヒミツをご紹介します。
ガレート型カテキンがコレステロールの吸収を抑制!
そもそもコレステロールとは、細胞膜のホルモン成分で、体にとってはなくてはならないものです。しかし、そのうち悪玉コレステロール値が増えすぎると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすことも。
特に、50代60代女性の3人に1人は、悪玉コレステロールが高い傾向にあるという調査データ(平成28年国民健康・栄養調査報告)もあり、注意が必要です。
悪玉コレステロール値を下げるために日常でどのようなことを心掛ければいいのでしょうか。
まず、脂質を多く含む食品を控えることと、適度な運動が効果的。また、茶カテキン(ガレート型カテキン)を多く含む緑茶飲料を飲むのもおすすめです。
緑茶や抹茶に多く含まれる茶カテキンには、脂肪やコレステロールの吸収を抑える効果があることが知られています。
コレステロールが体内に吸収される仕組みをチェック!
実は、コレステロールは食事で摂取する他、体内でも作られています。食事で摂取する量よりも、体内で合成されるコレステロールの方が多いと言われています。
油の消化・吸収を助ける消化液・胆汁も、コレステロールを含んでおり、食事から取ったコレステロールは、体内で合成されたコレステロール(胆汁)と一緒に、小腸に流入します。
コレステロールは、そのままの状態では体内に吸収されません。胆汁酸の働きによってコレステロールは、リン脂質などと共に「ミセル」という球状の油の粒を形成します。ミセルに取り込まれることで、コレステロールは初めて体内に吸収されます。ミセルに取り込まれなかったコレステロールは、吸収されずに排出されます。
しかし、ガレート型カテキンを摂取すると、リン脂質に作用し、コレステロールをミセルから追い出します。
ミセルから追い出されたコレステロールは、体内に吸収されずにそのまま排出されます。コレステロールが体内に吸収されるプロセスをガレート型カテキンが阻害し、コレステロールの吸収を抑える、という仕組みです。
食事中がおすすめ!緑茶と適度な運動でダブルで対策を
食事で取ったコレステロールと消化液中のコレステロール、両方の吸収抑制ができるため、カテキンが含まれた飲料を飲むのは食事中がおすすめ。
カテキンには脂肪に対する吸収抑制効果もあるので、食事中はコレステロールと脂肪の両方の吸収を抑えることが期待されます。
運動の秋、日常でもできるちょっとした運動を生活に取り入れて、食事中に緑茶を飲めば、コレステロール、脂肪対策になりそうですね! これをきっかけに健康管理に努めましょう。
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