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更新日:2024年07月24日 公開日:2022年08月10日
熱中症の4割は「家」で起こっている#1
気温30度超えの真夏日に注意したい熱中症。特に65歳以上になると体温調節機能が衰え、暑さを不快に感じなくなるため要注意! いざという時の応急処置の方法や予防方法などを2回に分けて救急専門医に聞きました。まずはリスクと応急処置についてです。
帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長。1985年東京医科歯科大学医学部卒業。さいたま赤十字病院救命救急センター長、昭和大学医学部教授などを経て、2016年より現職。日本救急医学会専門医・指導医・評議員、日本集中治療医学会専門医・評議員など。
熱中症というと、炎天下で発症するイメージがあるかもしれませんが、近年注目されているのが家の中で起こる「室内熱中症」です。
「熱中症による救急搬送者の過半数が65歳以上で、その半数以上が屋内で発生しています」と話すのは、帝京大学医学部附属病院で救急医療を専門とする三宅康史(みやけ・やすふみ)さん。
「高齢になると体温調節の機能が衰える上、暑さを不快に感じづらくなるため、エアコンをあまり使わず、家の中で知らず知らず熱中症の症状を悪化させてしまうケースがあるので注意が必要です」と三宅さんは注意喚起をします。
暑い中でマスクをしていると息苦しく感じますが、「マスクが熱中症のリスクを上げるという明確なデータはない」と三宅さんは言います。それよりも心配なのは、マスクを外すのが面倒で水分補給を控えることや、自粛生活による運動不足だと指摘します。
「外出の機会が減ると体が暑さに慣れません。水分を補給し、室温を保つなど基本的な対策が大切です」と三宅さん。
一方、「手洗いは熱中症予防にも有効」と三宅さんは言います。血管が皮膚に近い手や手首を水で冷やすと、効率的に体温を下げられるそう。新型コロナも熱中症も、手洗いで上手に防ぎましょう。
めまい、大量の発汗、頭痛、倦怠感など、“この症状はもしや熱中症?”と感じたら、ただちに応急処置しなければなりません。家の中で家族が倒れたときにも、あなたができることを頭に入れておきましょう。
チェック1:熱中症を疑う症状があるか?
めまい・失神・筋肉の硬直・大量の発汗・頭痛・不快感・吐き気・嘔吐・倦怠感・けいれん・手足の運動障害・意識障害・高体温などが、熱中症を疑うべき症状です
チェック2:意識があるか?
意識がない場合:すぐに救急車を呼んで!
意識がある場合:涼しい場所で服をゆるめて体を冷やします
チェック3:自力で水分を摂取できるか?
水分を摂取できない場合:医療機関へ
水分を摂取できる場合:水分と塩分を補給しましょう
チェック4:経過観察
症状がよくならない場合:医療機関へ
症状がよくなってきたら場合:そのまま安静にし、回復するまで十分休みます
次回は、熱中症にならないための7つの予防方法を紹介します。
取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部) イラストレーション=Yuzuko
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年7月号を再編集し、掲載しています。
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