【救急専門医が教える】室内での熱中症と簡単応急処置
2024.07.242024年08月04日
熱中症の4割は室内で起こっている#2
【救急専門医が教える】室内熱中症を防ぐ7つの方法
知らぬ間に室内で発症してしまうことがある、室内熱中症。特に65歳以上は注意です。そこで救急専門医の三宅康史さんに、すぐに実践できる、室内熱中症の予防方法について教えてもらいます。
「熱中症かも?」の前に、まず予防!
第1回目では、熱中症が発症しやすい場所や、応急処置方法などについて紹介しました。
体温調節機能が衰え、暑さを不快に感じにくい65歳以上の人は、特に予防が大切です。「体調が悪いかも?」「もしかしたら熱中症かしら?」となる前に、簡単にできる7つの方法で、室内での熱中症を防ぎましょう。
室内熱中症の予防方法1:温度計を見てエアコンをつける
高齢になると暑さを感じにくくなるため、エアコンをつけないまま、気付かぬうちに熱中症になるケースが多く見られます。そこで、「部屋に温度計を設置して、28~30℃を超えたら冷房をつける習慣をもって」と帝京大学医学部附属病院で救急医療を専門とする三宅康史(みやけ・やすふみ)さん。
室内温度の設定基準は、暑がりな人に合わせましょう。
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