「足の先生」長﨑和仁の足のトラブルQ&A・1

足の専門医監修!足の健康&下肢静脈瘤危険度チェック

公開日:2021/07/10

更新日:2021/07/11

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足の専門医・長﨑和仁さんの著書『足の先生!足のむくみ、だるさ、冷え、下肢静脈瘤どうすればラクになるか教えてください。(アスコム刊)』から、足のトラブルの予防・対処法を紹介します。まずは足の健康&下肢静脈瘤の危険度をチェック!

足の専門医監修!足の健康&下肢静脈瘤危険度チェック
「足の先生」長﨑和仁の足のトラブルQ&A・1

下肢静脈瘤につながる足のトラブルは自分で解決できる!

下肢静脈瘤につながる足のトラブルは自分で解決できる!

あなたの足に、こんなことが起きていませんか?

  • 長い時間、立ちっぱなしの仕事だから、足がむくむのは仕方ない
  • 夕方になると、足がパンパンになってだるい
  • 寝ているとき、よく足がつる
  • 足がほてって熱く感じることがある。最近、足がかゆい
  • 足がむずむずして、よく眠れない

生活に支障をきたすほどではないけれど、でも、とてもつらい。できれば、なんとかしたい……。

足のむくみ、だるさ、冷え、痛み、こむら返り……。多くの方が、足のトラブルに悩んでいます。

原因がわからないからといって、我慢したり、放置したりしている人もたくさんいます。けれど、これらの症状を放っておくと、下肢静脈瘤(かし・じょうみゃくりゅう)になるリスクがあるのです。

足のむくみ、冷え、だるさは、足の血行が悪化しているサインですが、下肢静脈瘤は血行の悪化が進んで、血管が壊れてしまう病気なので、一度なってしまうと「治る」ことはありません。手術も症状を軽減または改善するために行うものです。

下肢静脈瘤の症状の進行

でも、諦めないでください。下肢静脈瘤につながる足のトラブルは、原因と対処法を知れば治せます。

この連載では、足の不快な症状の原因を簡単に取り除く方法をご紹介していきたいと思います。

まずは足の健康&下肢静脈瘤の危険度をチェックしよう

「足の健康」を保つための第一歩は、むくみ、かゆみ、冷えをしっかりケアすること。あなたの「足の健康」度は大丈夫でしょうか。簡単なセルフチェックをしてみましょう

「足の健康」(むくみ、かゆみ、冷え)の危険度セルフチェック

  • 同じ姿勢で長時間、座りっぱなしでいることが多い
  • 立ち仕事など、1日の中で立っている時間が長い
  • 肥満である
  • 運動をする習慣がない。日常的に歩いたりしない
  • お風呂は湯船につからず、シャワーで手早く済ませることが多い
  • 補整下着など体を締めつける衣服をよく着用している
  • 足がよくむくむ、ときどきかゆい、こむら返りがよくある
  • 手足に冷えを感じる、冷え性である
  • ハイヒールなどかかとの高い靴をよく履く
  • 妊娠・出産を経験している

いかがでしたか。意外と「足の健康」をおろそかにしていたのではないでしょうか。

一つでもチェックがついた人は、今の生活スタイルを一度見直してみてください。該当項目を減らしていくことが、足のトラブルを遠ざけて、より長く足の健康を保つことにつながります。

足の不快な症状を放っていると、「下肢静脈瘤」になって、足が凸凹になってしまうかもしれません。

下肢静脈瘤の症状

むくみがひどくなって足首が固まり、歩行困難になってしまう危険性もあります。むくみが原因で炎症が悪化したり、傷が治りにくくなることもあります。毎晩、夜中に足がつって苦しい思いをするかもしれません。

足のむくみ、冷え、だるさは、あなたの体が発信している「危険信号」なのです。でも、早いうちに手を打てば、お金をかけずに「足の健康」は取り戻せます。

次に、「下肢静脈瘤」の危険度をチェックしてみましょう。

下肢静脈瘤の危険度セルフチェック

  • 立ち仕事、座り仕事が中心で、あまり運動しない
  • 1日の平均歩数が4000 歩以下
  • 両親や兄弟姉妹など血縁者に下肢静脈瘤の人がいる
  • 妊婦である、あるいは妊娠・出産経験がある
  • 体の筋肉量があまり多くない
  • 足のむくみ、冷え、だるさ、こむら返りなどで悩んでいる
  • 椅子に座るときに足をよく組む
  • 正座することが多い
  • ハイヒールを履くことが多い
  • 足の血管が浮いて見える

一つでも当てはまった人は要注意です。

日本では下肢静脈瘤の患者が増えている!早めに足のケアを

実は、日本では、下肢静脈瘤の患者さんが増えています。今や10人に1人という割合です。

私は足の専門医として、いろいろな足のトラブルを診てきました。下肢静脈瘤だけでも、1万人以上の手術を経験しました。現在は、足の専門病院の副院長をつとめています。ここでは、ほかの専門医と連携し、高度治療を行っています。

足のトラブルは、早いうちからきちんとしたケアを始めれば、ひどいことにはなりません。しかし、放置していると、症状が進んで、病院での治療も大変になります。

だから、みなさんにはぜひこの連載を読んで、しっかり足のケアを行ってほしいのです。日常生活の中で、意識して足の血行をよくするようにすれば、足の不快なトラブルを解消したり、下肢静脈瘤の発症や進行を遅らせることが可能です。

次回からは、Q&A形式で具体的な足のトラブルの対処法にお答えしていこうと思います。まずは、足のむくみをとる4つの体操を紹介します。

ライタープロフィール:長﨑 和仁

ながさき・かずひと 下北沢病院副院長。心臓血管外科専門医。慶応義塾大学医学部卒業後、スタンフォード大学外科フェローとして渡米。帰国後、浜松日本赤十字病院、さいたま市立病院を経て現在に至る。足の総合病院・下北沢病院で、「切断やむなし」でも多くの温存例を出すなど、「足をトータルで診る」治療で話題になる。

※本記事は、『足の先生!足のむくみ、だるさ、冷え、下肢静脈瘤どうすればラクになるか教えてください。』(株式会社アスコム/1485円・税込)より一部抜粋して構成しています。

■もっと知りたい■


「足の先生」長﨑 和仁さんの著書をチェック!

この連載の引用元である『足の先生!足のむくみ、だるさ、冷え、下肢静脈瘤どうすればラクになるか教えてください。(アスコム刊)』では、足の専門病院の副院長・長﨑 和仁さんが、足のむくみ、だるさ、冷え、そして下肢静脈瘤といったツラい、なかなか治らない「足のトラブル」について、どうすればラクになるかをしっかり教えてくれます! 足のトラブルにお悩みの人は、あわせてチェックしてみてくださいね。

Amazonや全国の書店でお買い求めいただけます。

動画:【むくみ・冷え・つる】足に悩む若い女性が増えている!!

>>長﨑和仁さんの動画をチェック!

長﨑和仁

下北沢病院副院長。心臓血管外科専門医。慶応義塾大学医学部卒業後、スタンフォード大学外科フェローとして渡米。帰国後、浜松日本赤十字病院、さいたま市立病院を経て現在に至る。足の総合病院・下北沢病院で、「切断やむなし」でも多くの温存例を出すなど、「足をトータルで診る」治療で話題になる。

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