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2024.05.212021年03月24日
生きるのが少し楽になる「逃げヨガ」(5)
人のことで悩んだら、股関節をほぐす開脚するヨガを
ヨガインストラクターのタダヒコさんが、生きるのが少し楽になる”心”をほどく「逃げヨガ」をお伝えします。今回は、心配事があって悩んでいるという人のための考え方と、股関節回りの柔らかくする開脚のポーズもご紹介します。
心配事が多くて悩んでいるときの考え方
こんにちは、ヨガインストラクターのタダヒコです。押さえつけられて小さくなっていた心身を、深い呼吸とシンプルなポーズで取り戻し、生きる力と自由を手に入れる「逃げヨガ」をお伝えしています。
人間関係や家族のことなどで、心配事が尽きないという人も多いでしょう。特に家族のこととなると、思い通りにならないことや割り切ることができないこともあるでしょう。
例えば「子どもが結婚しない。いくら言っても聞かない」という悩みを聞きます。子どもはよく「目に入れても痛くない」と表現されるほどですし、身を粉にして子どもを育ててきた人にとっては、子どもの幸せを願うのは当然かもしれません。思い通りにならない状況がもどかしく感じたり、心配になったりするのでしょう。
心配は、自己肯定感を下げる
練習ではハイレベルなのに本番には弱いアスリートと、いざ本番に強いアスリートでは、お母さんの育て方が違うという説があるそうです。「あなたは私の子だから、大丈夫」と言い聞かせるのではなく、「あなたのことが心配」と子どもに繰り返し伝えることで、子どもが本当に本番に弱くなってしまうのです。
「心配」とは、相手を信じていないということです。もしかしたら、「心配」こそが、足を引っ張っているのかもしれません。信頼されると、もともと持っている力を発揮できるともいえます。
心配の裏にあるものとは?
「結婚しない子どものことを心配をする」のは、本当に子どもの幸せを願っているのでしょうか? むしろ「子育てに失敗した親」と周りから見られるのではないかという不安や恐れはありませんか? もし家族で無人島に住んでいたら、気にしないことでしょう。
子どもへの心配は、自分の不安や恐怖から目を逸らすための言い訳。自分の中にある本当の恐れや不安に気付くことで、少しずつ自由に近付くことができます。
「~せねばならない」「~すべき」「普通は~だ」「常識的に考えて~だ」という考えをするのは、自分の軸ではなく、他人軸で生きているといえます。
他人軸で生きていると、自分が他人にどう見られるかを気になりますが、実際はそこまで他人のことを見ている人はいません。他人のことを裁いてばかりいる人は、他の人も自分のことを同様にジャッジしていると思い込んでいるかもしれません。
きっとご本人もつらいはずです。他人軸に合わせて自分を矯正し、いろいろなことを我慢してきたことだと思います。世間体に合わせて今まで我慢してきた人は、人を裁くことをまず止めて、少しずつ「他者中心」の基準から、自分の感情や気持ちを大切にする「自分中心」の自分軸に変えていきましょう。視点を切り替えるには、カチカチになった体を動かしてほぐすのが一番です。
自分軸で生きると言うと「自己中心的」と思われるかもしれませんが、社会とぶつかることではありません。自分の価値観と他者でバランスが取れた心地よい状態を目指していきましょう。ヨガはその手助けをします。
体をほぐせば、心もほぐれていく
ヨガには、体の柔軟性を必要とするようなポーズが多く出てきますが、体の柔軟性は徐々についてくると僕は考えています。
まず、生きる上で必要なのは「心の柔軟性」です。頑固で固いもの同士がぶつかると、互いに傷つけ合ってしまいます。柔軟性が高い考え方ができれば、人とぶつかり合って傷つけ合うこともなく、相手を許容していけるのではないでしょうか? 心の柔軟性を手に入れながらヨガに取り組めば、そのうち体もほぐれます。
股関節まわりをほぐす開脚のポーズ
今回は、股関節まわりの柔軟性を高める動きです。
股関節のまわりが固いという人は、お尻まわりもこり固まっている可能性があります。ずっと座りっぱなしだったり、同じ姿勢をとっているとお尻がこります。お尻がこると猫背になりやすく、腰痛にもつながっていきます。開脚によるストレッチを行うことで股関節まわり、お尻のこりをほぐしていきましょう。動画で動きを解説をしていきます。
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