公開日:2020/04/24
加齢とともに気を付けたいのが、フレイル(虚弱)です。フレイルになると、免疫力の低下にもつながるため、特に感染症などの流行時は注意が必要に。フレイルを招く要因の一つ「オーラルフレイル」を予防するには?
「寝たきりや要介護にならないために意識したいのは、口腔機能の低下である“オーラルフレイル”です。口の衰えは本人も気付きにくいのですが、真っ先に老化の兆候が表れる場所です」。東京大学高齢社会総合研究機構 機構長・未来ビジョン研究センター 教授の飯島勝矢さんは、そう指摘します。
オーラルフレイルが注目されるのは、口の衰えが、全身の衰えに直結することがわかってきているからです。
飯島さんを中心に東京大学高齢社会総合研究機構は、千葉県柏市に住む65歳以上の健康な人2044人(平均年齢73歳)を対象に「柏スタディ」と呼ばれる調査研究を実施中です。2012年から4年間追跡したところ、調査開始時点でオーラルフレイルだった人は、そうではない人より、要介護になるリスクが2.4倍、総死亡リスクも2.1倍高いとの結果が出たのです。
まずは次のチェックシートで、オーラルフレイルの危険度を確認してみましょう。あなたは大丈夫でしょうか。
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