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- 審美歯科医が考える、美しい歯の3条件とは?
「歯」のケアに取り組んでいますか? 歯は、健康面だけでなく美容面の観点からも、念入りにケアすべき部分です。口もと美容スペシャリストである、歯科医師の石井さとこさんに、美しい口もとを保つためのオーラルケアの基礎知識を伺いました。
美しい人は、歯医者に定期的に通っている
年を重ねて気になり始めた体の部位はどこですか? 多くの人は、くすみやしわ、たるみといったお肌の加齢のサイン、はたまた痩せにくくなった体を思い浮かべるかもしれません。
しかし、「健康や美容にしっかり気配りしている女性こそ、歯医者に通い、オーラルケアをしっかりしています」と、歯科医師でありホワイトホワイト院長の石井さとこさんは言います。
「クリニックには、女優やモデル、女性アナウンサーの方なども多くいらっしゃいます。人に見られる職業の彼女たちは、実は健康を維持する大変な努力と小まめなチェックをしています。どんなに多忙でも、歯の定期的な検査やクリーニングはもちろん、少しの違和感でも、多忙なスケジュールの合間をぬってクリニックに訪れます。多くの人は、とりあえずネイルやヘアを優先、歯は痛くなってから行けばいい、とつい後回しになりがちです」
歯医者に通うだけでなく、普段からの小まめなセルフチェックも怠らないことも大切です。
「口もとや歯の美しさを大切にすることは、自分をより輝かせて魅力的に見せることなんです。歯を大切にする人が、多くの場面で活躍している姿を見てきました」(石井さん)。
石井さんは、輝く女性の美しい口には3つの条件があると言います。
「美しい口」の条件1「歯が黄ばんでいないこと」
まず、「美しい口」の条件1つめは「歯が黄ばんでいないこと」。
歯が黄ばむ理由は、日常生活にさまざま潜んでいます。まず、自分では気が付かないうちに、歯石がたまり歯の黄ばみに変化すること。虫歯や歯周病を放置することでも、歯は黄ばみます。
また柔らかいものを好んだり、早食いであまり噛まない食生活を続けていると、歯が汚れやすくなります。
そして、40代以降は、加齢とともにエナメル質の下の象牙質が自然と黄ばんでいってしまいます。
「美しい口」の条件2「舌がキレイであること」
「美しい口」の条件2つめは、「舌がキレイであること」。
舌を磨かないと汚れが付着した状態になる、と思うかもしれませんが、実は呼吸方法に問題あります。
「口呼吸をしていると、舌は白っぽく汚れてしまいます。本来、舌が上あごについたスタンダードポジションに収まっていれば、上あごの裏と擦れて汚れが自然と掃除できるのです。口呼吸だと舌が上あごにつかないので、汚れが溜まりやすくなります」(石井さん)
「美しい口」の条件3「歯茎が健康であること」
そして最後。「美しい口」の条件3つめは、「歯茎が健康であること」。
ドライマウスになりやすい更年期以降。唾液の分泌が減ると口内の免疫力が落ちるため、歯周病にかかりやすくなります。ましてや、歯周病菌は、女性ホルモンを餌に増えるという特徴が。
歯周病が進行すると、歯茎の色は極端に赤黒くなったり、腫れてぶよぶよ感のある状態になってしまいます。
防ぐためには、歯磨きだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯茎の間に残りがちな歯垢を落とす必要があります。
「普段のオーラルケアはしっかりと。そして季節に1度は歯医者に行きましょう」(石井さん)
石井さとこ(いしいさとこ)さんのプロフィール
口もと美容スペシャリスト、「ホワイトホワイト」院長。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評がある。2005年~2012年まで、ミス·ユニバース·ジャパン ナショナルディレクターからの要請で、オフィシャルサプライヤーとしてプロデュースに参加。女優·モデル·タレント·アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。
「美しい口もと」ワニブックス刊 1400円(税抜)
女優・モデル・アナウンサーらの美を支えている著者が贈る渾身の口もと美容バイブル。オーラルケアの基礎知識や、正しい歯磨きの仕方、口まわりの筋肉を鍛えるエクササイズなど、今すぐできる口もとケアをご紹介
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