朝・夜の歯磨きは何分必要?

歯と歯の間の黄ばみを防ぐデンタルフロスの使い方

公開日:2020.02.04

更新日:2023.05.29

歯磨きにどのぐらい時間をかけていますか? 普通の歯磨きをしているだけでは、歯と歯の間の汚れは落としきれません。今回は、口もと美容スペシャリストである、歯科医師の石井さとこさんに、しっかりと汚れを落とす方法を教わりました。

歯と歯の間の黄ばみを防ぐデンタルフロスの使い方
歯と歯の間の黄ばみを防ぐデンタルフロスの使い方

歯磨きの時間は何分が最適?

歯磨き

「歯磨きは長ければいいわけではなく、朝は2~3分、夜は10分と覚えていてください」と話すのは、歯科医師でありホワイトホワイト院長の石井さとこさんです。

朝は必ず「口ゆすぎ」を歯磨きの前に行い歯ブラシで磨きます。1日の口の汚れを落とすため、夜は歯ブラシだけでなく、フロスと歯間ブラシを使うことをすすめます。

「実は歯ブラシで普通に磨いただけでは、汚れは5~6割程度しか落ちていません。治療に入る前に、歯と歯の間の黄ばみが気になる方が多いのですが、この部分は歯ブラシだけでは汚れを落とすことができないんです」

歯と歯の間の汚れを落とす、デンタルフロスの選び方

歯磨き

「歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、落ちにくく、唾液が通過しにくい部分です。それと同時にエナメル質が再生しにくい場所で虫歯にもなりやすく、歯周病菌も溜まります。1日1回、夜にデンタルフロスを使いましょう」

まず、デンタルフロスの選び方。ドラッグストアでは、いろいろな種類のデンタルフロスが販売されています。ワックスでコーティングをしてあるものや、リボンのような糸のものが比較的なじみやすく、歯の間に入りやすく抜けやすい特長が。また、自分でカットできるものが、石井さんのおすすめです。

歯と歯の間の汚れを落とす、デンタルフロスの使い方

デンタルフロスの使い方

石井さんが大切と話すのは「デンタルフロスの長さ」。フロスを手に持ち、ひじより長めに引き出すと、ちょうど扱いやすい40cm程度の長さになります。

デンタルフロスの使い方

引き出したフロスを両手の指に巻き付けて、15cmぐらいの幅にします。

デンタルフロスの使い方

フロスを親指と人差し指で持ち、歯と歯の間に通します。

歯1本ずつ表面を沿わせるようにフロスで歯をくるりとくるみ、上下に動かします。フロスは歯肉にあまり当てないようにして、歯と歯の間の汚れをゆっくり取るイメージで使います。

フロスで奥歯のコーナー部分の汚れも落とせます。これを夜の歯ブラシの後に行いましょう。

「歯磨きだけでは落ちなかった、汚れの量に驚くはず。これで、9割の歯の汚れが落ちます。一度やってみると、フロスなしでは歯磨きが終われなくなるでしょう。歯の間がキレイになると、歯の白さが生きて若々しい印象になりますし、唾液が通るようになると虫歯や歯周病リスクも減ります」(石井さん)

石井さとこ(いしいさとこ)さんのプロフィール

口もと美容スペシャリスト、「ホワイトホワイト」院長。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評がある。2005年~2012年まで、ミス·ユニバース·ジャパン ナショナルディレクターからの要請で、オフィシャルサプライヤーとしてプロデュースに参加。女優·モデル·タレント·アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。
 

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