腸律ダイエットでぽっこりお腹がスッキリ!
【実践2】ぽっこりお腹&尿もれ・頻尿を改善!「アゲアゲ腸律」のやり方
【実践2】ぽっこりお腹&尿もれ・頻尿を改善!「アゲアゲ腸律」のやり方
更新日:2025年07月25日
公開日:2025年07月12日
教えてくれたのは、小澤かおりさん

おざわ・かおり/腸律サロン・セラピーエ代表・腸律師
介護福祉士として介護の現場で、薬の副作用による排便トラブルが原因で認知症が進行する利用者を目の当たりにし、「病気」「薬」「腸」の密接な関係に強い興味を持つ。独学と専門家からの学びを吸収し「腸律師」として活動を開始。腸律サロンには、スポーツ選手やモデルなども多く通う。
「落下腸」は腸全体が下がってしまう恐ろしい状態のこと

第1回では「あなたの腸の状態のセルフチェック」を、第2回では、不腸を改善する「ユルユル腸律」のやり方を紹介しました。第3回では、ぽっこりお腹の原因、落下腸を改善する「アゲアゲ腸律」のやり方を紹介します。
まずは、あなたの腸の中で内容物が停滞してガスが発生し、腸の一部が細くなって、流れが悪くなっている状況を想像してみてください。
次に何が起こるかというと、流れが悪くなり停滞してしまった内容物の重さで、腸が下がってしまいます。
ゴムホースの一部が細くなったり、ゴミが溜まったりすると、その重さでゴムホースの形が変わってしまいますよね。同様に、常に重力がかかっている状態では、腸も下腹部に落ちてきてしまうのです。
これが落下腸(下がり腸)と呼ばれる状態です。
大腸が下がると、小腸もその重みに圧迫され、腸全体が下がってしまいます。
落下腸は、老若男女を問わず、多くの現代人が悩まされている症状です。落下腸を改善しないと、ぽっこりお腹だけでなく、体調不良の原因にもなりかねません。
「落下腸」が体に及ぼす3つの悪影響
落下腸は、「ぽっこりお腹」という見た目だけを悪くするのではありません。腸をはじめ、体のさまざまな動きを鈍くさせてしまいます。
落下腸が体に及ぼす、代表的な3つの悪影響は以下の通りです。
1.下半身太りやセルライト
腸が骨盤部分に押し下げられると、その重さで骨盤がゆがみます。骨盤のゆがみから股関節が変形し、ひざ、足首に負荷がかかります。その結果、脚の血行が悪くなりセルライトや下半身太りにつながります。
2.尿もれ・頻尿・膀胱炎など
腸が下がり、膀胱・前立腺・直腸が圧迫され、尿もれや頻尿が起きやすくなります。また、圧迫されることで血流が悪くなり、冷えることで炎症が起こりやすく、膀胱炎や前立腺炎、痔になってしまうことも。
3.子宮筋腫・子宮内膜症など婦人病
腸が下がり、子宮が圧迫されることにより血流が悪くなります。血流悪化によって、子宮が冷えて、ホルモンバランスが乱れると、子宮筋腫・子宮内膜症になる可能性も。
【解説】体の歪みや痛みも改善する「ユルユル腸律」のやり方
下がった腸は、スリーピーポケット(腰骨の内側)に入りやすくなります。タンパク質や脂質は、糖と結びつき、腸が硬くなって下がり、冷えや炎症を起こしやすくなります。
特に、甘いものが好きな方は、左右のスリーピーポケットに腸がくっついたようになっています。腸を「上げる」というより、「剥がす」という表現がぴったりなほど。まずは、スリーピーポケットの中をスッキリさせていきましょう!
手順1:スリーピーポケットに3本の指をセットします

この腸律は、ベッドや布団、ヨガマットなど、すべりにくいものの上で行いましょう。
まず、仰向けになった状態で、左右のスリーピーポケット(腰骨の内側)の部分にスリーフィンガー(3本の指)をセットします。親指は腰骨の後ろに置きます。
手順2:両ひざを立てて、そのまま左にパタンと倒します

スリーピーポケットにスリーフィンガーをセットしたままの状態で、両ひざを立てます。両足は、腰幅ほどに開いてください。

「い~ち」と声を出して、左側に両ひざをパタンと倒します。

両ひざを左に倒したら、左のスリーピーポケットにセットしたスリーフィンガーは、スリーピーポケットの中に流れ込もうとしてくる腸を中央に戻すようなイメージで、指をまっすぐに伸ばします。
これはNG!

ここでは、次の3つの点に気をつけましょう。
- お腹を引っ張ったりしない
- スリーピーポケットの位置をずらさない
- 両ひざを揃えて倒す
手順3:手はそのままで、両ひざを右にパタンと倒します

次は、「に~い」と声を出して、右側に両ひざをパタンと倒します。倒したときに、右のスリーピーポケットの中に流れ込んでくる腸と逆行させて、スリーフィンガーをまっすぐに伸ばします。
これを左右交互に5回ずつ繰り返します
両ひざを正面に戻し、ゆっくりと指を離します。
左右順番に5回ずつ、全部で10回倒したら終了です。
ポイント
両ひざをパタンと倒したときに、倒したほうの指でお腹をつつくのではなく、流れ込んでくる腸を中央に戻して支えるイメージで行います。決して、力を入れて強く押さないように!
ポケットの中に何も入れないようなイメージで行ってください。
「アゲアゲ腸律」の大切な2つのポイント
アゲアゲ腸律を行う時に共通するポイントは、次の2つです。
ポイント1
アゲアゲ腸律は、ユルユル腸律を行って腸の張りを軽減させ、緩ませてから行うとより効果的。ユルユル腸律を先に行ってから行いましょう。
ポイント2
アゲアゲ腸律をする時の呼吸は、「胸式(きょうしき)呼吸」です。胸式呼吸とは、お腹ではなく胸を膨らませるよう意識しながら行う呼吸法です。
腹式呼吸は、副交感神経を優位にするのでリラックス効果はありますが、腹圧がかかり、腸が下がってしまうこともあります。
逆に胸式呼吸は、腸圧がかかりにくいため、腸の位置が下がりにくくなり、腸にかかる負荷を減らすことができます。「アゲアゲ腸律=胸式呼吸」と覚えてください。
いかがでしたか?
簡単なセルフ腸ケアを定期的に続けることで、ぽっこりお腹の改善や腸の健康が期待できます。ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください!
■「セルフ腸律でぽっこりお腹解消」をもっと読む■
#1:あなたの腸の状態は?セルフ診断
#2:【実践1】「ユルユル腸律」のやり方
#3:【実践2】「アゲアゲ腸律」のやり方
※本記事は、書籍『セルフ腸律のススメ: 腸の不調やぽっこりお腹がみるみる改善』より一部抜粋して構成しています。
※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
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『セルフ腸律のススメ: 腸の不調やぽっこりお腹がみるみる改善』
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