
便利すぎ!大容量ポータブル電源
地震・台風などの災害時に心強い「大容量ポータブル電源」は、普段使いで電気代の節約にも大きく貢献します!知らなきゃ損!
公開日:2025年03月09日
「最近、よく眠れない」「疲れやすい」「肩こりがひどい」といった読者の方々の声を聞きます。その悩みを解消するカギを握るのは、“自律神経”。そこで、自律神経に詳しい2人の医師に自律神経の乱れの原因や改善策を聞きました。
順天堂大学医学部教授。自律神経の第一人者として数多くの患者を診察。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)など著書多数。
東京疲労・睡眠クリニック院長。著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)シリーズなど。雑誌やメディアに多数出演。
多くのハルメク世代を診療している順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんは、「生活習慣や加齢の影響に加え、最近は気温差の激しい環境やストレスなどによって自律神経が乱れ、不眠や疲労感、血行不良といった不調を抱える人が増えています」と言います。
なぜ、自律神経が乱れると不調が生じるのでしょうか?
「健康な人なら昼間に交感神経が強く働いて行動し、夜に副交感神経が強く働き、ぐっすり眠れるようになっています。それが、生活習慣やストレスによって双方の働きが乱れ、特に交感神経が優位に働いている人が非常に多い。すると、休息するはずの夜になっても副交感神経に切り替わらず、“眠れない”“疲れがとれない”と感じるのです」と小林さん。
また交感神経が優位だと血管が収縮して血行が悪くなり、頭痛や肩こり、冷えなどが起こりやすいそう。「不調の改善には、毎日の生活習慣で副交感神経をしっかり働かせることが大事。何歳になっても、自律神経は整います」と力強く言います。
一方、東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身さんは、「暑さや寒さ、運動のし過ぎや過度な緊張などは、自律神経を酷使して交感神経優位の状態になり、自律神経の老化が加速してしまいます。自律神経を整えて不調を改善するには、安心してリラックスしながら過ごせる環境を整え、脳や体をしっかり休ませましょう」とアドバイスします。
寝つきが悪い、夜中に何度も起きるなど、睡眠の質が低下する要因は、生活習慣やストレスなどで、夜になっても交感神経から副交感神経にしっかり切り替わらないこと。朝昼晩の生活習慣を変えれば、改善できます。
緊張やストレスが続くと、自律神経が乱れ、「疲れがとれない」という悩みにつながります。呼吸や入浴などすぐにできるひと工夫で心身ともにリラックスして、自律神経の乱れを整えましょう。
交感神経優位の状態が続くと血管が収縮し、血流が悪くなります。血流が滞れば末端の毛細血管へ血液が行き渡らず、肩こりや冷え、頭痛の原因にも。適度な運動で、血流をよくする習慣を。
次回は「自律神経」の正体とは? 知っているようで知らない、自律神経にまつわる気になる疑問にお答えします。
取材・文=野田有香、塚本由香(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=藤田ヒロコ
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年7月号を再編集しています
驚きの軽さ&使いやすさ!
1本で7つの効果ハルメクが厳選した選りすぐりの商品