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- グレイヘアのまだら期はグレーに染める白髪染めで解決
ステキなグレイヘアスタイルの女性に、移行期や白髪との付き合い方などを聞きました。今回はグレイヘア特有の、髪色がまだらな様子を解消するヘアカラーを使って、移行期を乗り越えた志村恵美子さんをご紹介します。
【志村恵美子さん62歳】グレイヘアにしたら青や緑の洋服が似合うように
「2年ぶりの東京です!」
今日の撮影のために、宮城県から東京のスタジオまで足を運んでくれた志村恵美子さん(62歳)。軽やかなグリーンのチュニックが、ベリーショートのグレイヘアにマッチして、志村さんのすてきな潔さをいっそう引き立てます。
「グレイヘアにしてから、大好きなブルーやグリーンの服が似合うような気がして、着る回数が増えました。おしゃれまで楽しめるようになって、本当にうれしいです。大好きなヨーガンレールやミナポルホネンの洋服も、うまく着こなせるようになった気がします」と、ワクワクとした表情で語ります。
グレイヘアにしたきっかけは、抗がん剤治療
志村さんがグレイヘアにしたきっかけは、抗がん剤治療の副作用で髪の毛がすべて抜けたことでした。
2018年の春頃に発覚した、乳がんのグレード(悪性レベル)は3段階のうち2。「17年ぶり2度目の乳がん。毎年、検査受けていての発見でした。マンモグラフィーで映らず、その後のエコー検査で見つかったんです。今更?と混乱しましたが、前回同様、手術すればいいと受け入れました」と振り返ります。
「でも、今回は病状も治療も大変で……。抗がん剤治療が始まって1か月もすると、髪の毛が抜けますよ~とは言われていました。そして、その通り40日ほど経った後、髪をつかむたびに本当にごそごそ抜けていったんです」
髪がどんどん抜けていき、髪がまばらに頭皮に残った状態に。「髪の毛が少ないことで有名な、あの俳優さんみたいだったのよ~」と、今でこそ明るく話をしてくれますが、当時は看護師にすすめられたウィッグを被る気にもなれず、そもそも外に出掛ける気も起きなかったそう。
「カツラはいかにも被っている感じが嫌でしたし、具合は悪いし、関節は痛いし、人にも会う気にもなれませんでした。こればかりは、がんになってみないとわからない苦しみだと思います」
そんな志村さんの心の支えとなったのが、抗がん剤治療を終えた闘病仲間たちでした。
「『髪の毛は抜けても、必ずまた生えてくる!』と言ってもらえて、元気になった彼女たちの姿を見ると、もう少しの辛抱だと思えました」
抗がん剤治療を終えた9月。徐々に伸びてきた髪の毛を見た志村さんは、自分が思っていたよりも白髪が多いことに驚いたそう。
「髪の毛が抜けるまで40年間染め続けてきたから気づいていませんでしたが、白髪の量が多くて。伸びれば伸びるほど、白髪が目立ってきました。しかも耳の上あたりは白いのに、襟足は黒いし他の部分はグレー。まだらでみっともないのが嫌で、帽子で隠していました」
再び茶色に染めることも考えた志村さんでしたが、今や時代はグレイヘアブーム。おしゃれなグレイヘア女性を目指すことにしました。
潔いベリーショートのグレイヘアの秘密
グレイヘアに移行するために、志村さんが使ったのは「つや髪 プラチナグレイカラー」。自然に伸ばすとできてしまう白髪と黒髪の境目をぼかすため、白髪だけを淡いグレーで染めることができる白髪染めです。
「自然な白髪だと、白、黒、グレーでまだらだし、白い髪の毛がピカピカ光に反射して目立ちます。それが気になっていたのですが、これを使うと色が均一になってきれいに見えるんです」
移行期はまだらな白髪が恥ずかしくて、帽子を被ることが多かったという志村さん。「プラチナグレイカラー」を使ってからは、仕事場であるデイサービスの利用者にも「そのヘアスタイル、いい感じよ」「きれいになっているわね」とほめられることが増えたそう。
「恥ずかしい髪じゃないんだと、自信を持てるようになって堂々と帽子を脱ぐことができました。グレイヘアだと老けて見えがちですが、この髪でピッと口紅をひいてお化粧をすれば、逆に若々しく見えますし、病み上がりにも見えないと言われるのでうれしいです」
取材・文=竹上久恵(ハルメクWEB編集部)、撮影=高村瑞穂
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