「治らない」と諦めない!#2
ひざ痛の部位をセルフチェック!朝晩ケア&エクサ
ひざ痛の部位をセルフチェック!朝晩ケア&エクサ
公開日:2024年08月07日
教えてくれた人:園部俊晴(そのべ・としはる)さん

コンディション・ラボ所長。理学療法士。東京都立医療短期大学(現・東京都立大学)卒業。関東労災病院リハビリテーション科を経て、2017年に同ラボ開業。専門は整形外科領域のリハビリで、一般からスポーツ選手まで幅広く治療。運動と医学の出版社代表取締役社長。『園部式 ひざ痛改善メソッド』(彩図社刊)など著書多数。
セルフチェックで痛む場所を特定する

ひざ痛のセルフケアを始める前に、痛みの原因となっている場所を突き止めましょう。
「こうすると痛みが出る、こうすると痛みが消える。その2点を押さえれば、痛みの場所を特定できます」と話すのは、理学療法士の園部さん。まずは下の膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)と半膜様筋(はんまくようきん)のセルフチェックで確認を。両方が痛む人も多いそうです。
ひざのお皿の下(膝蓋下脂肪体)のチェック

1. いすに座ってひざを伸ばした状態で、ひざのお皿の少し下を親指で押す。痛みますか?

2. ひざを曲げると、その痛みが消えたり軽くなったりしますか?
どちらも「イエス」なら、膝蓋下脂肪体が原因の可能性が大!下で紹介するエクササイズ「お皿スライド」と「ねじり屈伸」で対策を。
ひざの裏(半膜様筋)のチェック

1. いすに座ってひざを伸ばし、両手でひざを下方に押す。ひざの内側が痛みますか?

2. ひざ裏の内側の腱を指でひっぱった状態で、30秒間ひざを曲げ伸ばし、もう一度、(1)の動作をする。痛みは軽くなりましたか?
どちらも「イエス」なら、半膜様筋が原因の可能性が大!下で紹介するエクササイズ「腱ひっぱり屈伸」で対策を。
ひざのお皿の下(膝蓋下脂肪体)のセルフケア
痛む場所がわかったら、次はセルフケア。各エクササイズを毎日、朝晩1回ずつを目安に続けます。
「朝はひざが硬くなっているので、ほぐす目的で。夜はお風呂上がりに行うと動かしやすいですよ」(園部さん)
お皿スライド
ひざのお皿を上に下にと動かすことで、硬くなった膝蓋下脂肪体の柔軟性を取り戻します。

1. いすに座って脚を伸ばす。ひざを伸ばし、太ももにぐっと力を入れる

2. 太ももに力を入れたまま、ひざのお皿を親指と人さし指でつかみ、手のひらでお皿を包み込みながら上方向に引き上げる
3. 太ももの力を抜き、ひざのお皿を下方向にスライドさせる。(1)~(3)を5~10回繰り返す
ねじり屈伸
外側に曲がったひざを内側にねじって脚を屈伸させることで、O脚によるひざのゆがみを正していきます。膝蓋下脂肪体や半膜様筋が原因でないひざ痛にも効果的です。

1. ひざを軽く曲げた状態で座り、ひざのお皿の少し下を両手で持って内側にねじる

2. ねじったまま、ひざを伸ばす。ひざを再び軽く曲げて(1)の姿勢に戻り、曲げ伸ばしを5~10回繰り返す
ひざの裏(半膜様筋)のセルフケア
腱ひっぱり屈伸
ひざ裏の腱をひっぱりながら屈伸し、ねじれたひざを修正。半膜様筋とふくらはぎの筋肉との摩擦を改善します。

1. ひざ裏の内側の腱を指でひっぱりながら、ひざを軽く曲げる

2. 腱をひっぱりながらひざを伸ばす。(1)~(2)を5~10回繰り返す
最終回では、すでにひざに痛みがある人も、今はまだ痛くない人も始めてほしい、ひざを守る生活習慣を紹介します。
※効果には個人差があります。痛みや違和感がある場合は中止してください
取材・文=佐田節子、イラストレーション=堀川直子、構成=大矢詠美(ハルメク編集部)
※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年10月号を再編集しています




