白髪ぼかしハイライトとは?メリット・デメリットも

公開日:2024年02月09日

白髪ぼかしハイライトで伸びても白髪が目立たない!

白髪ぼかしハイライトとは?メリット・デメリットも

白髪ぼかしハイライトとは?メリット・デメリットも

白髪ぼかしハイライトの基本やメリット・デメリットなどを解説!白髪染めをやめたい人や、白髪を目立たせずにおしゃれなヘアスタイルにしたい人は、白髪染めとの違いや注意点、メンテナンス頻度などを知っておくことが大切です。簡単チェックリストもご紹介!

白髪ぼかしハイライトとは?

白髪ぼかしハイライトとは?

白髪ぼかしハイライトとは、白髪染めを使わずハイライトを入れて白髪を目立たなくさせるテクニックのこと。

従来の白髪染めは白髪に暗めのカラーをしっかりと入れる手法が主流でしたが、髪全体の明るさを調整することで、白髪を活かしながら染めていきます。

「脱白髪染め」や「白髪ぼかし」とも呼ばれていて、白髪染めではなくブリーチとおしゃれ染めを使って染めるのが、白髪ぼかしハイライトの特徴。

白髪は染めずにハイライトを入れて地毛を明るくしたり、白髪と黒髪を一緒に染めてハイライトで生え際の境目をぼかしたり、地毛は染めずにハイライトとローライトのみで白髪を目立たなくしたりなど、さまざまな方法があります。

白髪ぼかしハイライトと通常のハイライトの違い

白髪ぼかしハイライトと通常のハイライトの違い

白髪ぼかしハイライトと通常のハイライトは、どちらも髪の適所を線状に細かくブリーチした上からカラーを乗せていくため、技術的な違いはありませんが、目的が異なります。

通常のハイライトはポイントで明るめのカラーを入れて髪に立体感を出したり、ヘアスタイルに動きをつけたりなど、筋を目立たせてデザインとして利用するため、筋の太さや量、表面に入れるかなど、好みに合わせて選べるのが特徴です。

一方、白髪ぼかしハイライトは「白髪をぼかすこと」を目的としています。ハイライトの筋を目立たせるのではなく、白髪と馴染ませるイメージです。

白髪の量に応じて必要な分だけ根元からできるだけ細くハイライトを入れることで、白髪を目立たなくさせます。

白髪ぼかしハイライトのメリット

白髪ぼかしハイライトのメリット

ここでは、白髪ぼかしハイライトのメリットについてご紹介します。

伸びてきたときに生え際が気になりにくい

白髪染めは、伸びてきたときに根元と染めた部分の色の差がはっきりしてプリン状態になってしまいますが、白髪ぼかしハイライトはブリーチで黒髪にハイライトを入れて白髪との色の差を目立たなくするため、根元が伸びてきても生え際の白髪が気になりにくいのがメリットです。

また、もっとも白髪が集中している部分にハイライトを入れることで、白髪とハイライトが馴染んでナチュラルに白髪を目立たなくできます。

ハイライトを入れる量のバランスも調整できるため、顔まわりや頭頂部周辺に白髪が多い人におすすめです。

髪の毛や頭皮へのダメージが少なくて済む

白髪ぼかしハイライトは、ハイライトでブリーチ剤を使うため、まったく髪が傷まないわけではありません。しかし、通常のハイライトよりもかなり細く筋を入れることで、ブリーチを使うスタイルの中では髪へのダメージを抑えられます。

また、白髪染めや通常のおしゃれ染めとは異なり、髪全体にダメージが及ばず、仕上がりの手触りの悪化などが抑えられるのもメリットです。

ケアブリーチやダメージレスカラーなど、髪への負担が少ない薬剤を取り扱っているサロンを選べば、髪のダメージを最小限に抑えつつハイライトを入れることができます。

種類豊富な明るいカラーを楽しめる

白髪ぼかしハイライトは、従来の白髪染めとはカラー剤に配合されている黒い色素の量が異なります。

白髪染めは白髪がしっかり染まるよう黒い色素が多めに配合されているため、重たく見えてしまうこともありますが、白髪ぼかしハイライトは通常のヘアカラー剤を使用することで明るいカラーにすることも可能です。

使えるカラーは幅広く、欧米人風のベージュやアッシュカラーなどが選べるのも嬉しいポイントだといえるでしょう。

また、白髪ぼかしハイライトはデザイン性も楽しめます。地毛に入れるハイライトの太さや色に変化をつけることで、透明感や立体感を出せるため、白髪を活かしながらイメージチェンジができます。

白髪ぼかしハイライトのデメリット

白髪ぼかしハイライトのデメリット

ここでは、白髪ぼかしハイライトのデメリットについてご紹介します。

色落ちが従来の白髪染めよりも早い

白髪ぼかしハイライトは、施術直後は鮮やかで仕上がりも美しいですが、明るいカラーを使用することが多いため、従来の白髪染めと比べて色落ちが早く感じるのがデメリットです。

また、ハイライトに重ねたカラーが色褪せてブリーチしたときの明るさに戻ると、髪が明るくなり過ぎてしまうこともありますが、色落ちしていく過程も楽しめるようなカラーに染めたり、カラーシャンプーで色落ちの速度を遅くしたりなどの工夫もできます。

ただし、明るすぎるカラーがNGの職場には、白髪ぼかしハイライトが不向きな場合があるため、注意が必要です。

大幅なデザイン変更が難しい場合がある

ブリーチは酸化脱色といって、「過酸化水素」の酸化力を利用してメラニン顆粒を破壊することで、毛髪内を漂白します。そのため、一度ブリーチをすると、その部分の髪を切らなければブリーチ前の状態に戻すことはできません。

そのため、ハイライトを入れた後で職場でダメと言われた、やっぱり戻したいとなってもすぐに戻せない点に注意が必要です。

ハイライトを消すために髪全体にカラーを入れたとしても、時間が経つとハイライトを入れた部分の色が抜けてきて、結局目立ってしまいます。

通常のカラーや白髪染めよりも施術時間とお金がかかる

白髪は一人ひとり生えている量や場所が異なります。白髪染めハイライトはそれぞれが最適な状態になるよう、人の目で確認しながら細かくハイライトを入れなければならないため、通常のカラーよりも施術時間が長くなる点に注意しましょう。

また、ダメージを抑えつつ白髪をぼかすために、通常よりもカラー剤やケア剤に気を使う必要があり、費用も少し高くなります。

ただし、一度ハイライトを入れてしまえば、その後数ヶ月間は定期的にカラーをするだけで済む場合も多いため、毎回長時間の施術と費用が必要なわけではありません。

通常のカラーよりも髪に負荷がかかる

白髪ぼかしハイライトは、髪全体へのダメージは抑えられますが、ブリーチを使う施術であるため、通常のカラーよりも髪にかかる負荷が大きくなります。

もともと髪が切れやすい場合やカラー、パーマなどですでに髪がダメージを受けている場合は、ハイライト部分の質感が悪くなる可能性があることを理解しておきましょう。

また、パーマや縮毛矯正との同時施術は難しいため、別日に施術を行う必要があります。

セルフと美容院どっちがいい?メンテナンス頻度は?

セルフと美容院どっちがいい?メンテナンス頻度は?

ここでは、白髪ぼかしハイライトはセルフでもできるのか、美容院でやる場合の注意点やメンテナンス頻度について解説します。

白髪ぼかしハイライトは美容院でやるのが理想

白髪ぼかしハイライトは、従来の白髪染めのように一色に染めるのではなく、白髪の生えている部分や量に合わせてハイライトを細かく入れていくため、プロの美容師であってもある程度の経験と技術力を要します。

施術では、白髪の生えている部分や量に合わせて細かく髪の毛の束を取り、他の部分の髪につかないよう薬剤を塗布したり、アルミで包んだりするテクニックが必要です。現実的に考えると自分で綺麗に仕上げるのは難しいため、美容院でプロに任せた方がよいでしょう。

特にパーマや縮毛矯正を検討している場合は、ブリーチによる髪への負担が大きくなるので、美容院で相談して最適なタイミングで行うのが理想的だといえます。

もともとある白髪をハイライトとして活かすのであれば、グレイヘア移行用のカラートリートメントで白髪をカバーするのもひとつの方法です。

市販のグレイヘア移行用カラートリートメントを使えば、洗髪のたびに色が抜けて綺麗なグレイヘアへ移行できます。

白髪ぼかしハイライトの注意点

美容院で白髪ぼかしハイライトをする際は、美容師としっかりコミュニケーションをとることが大切です。

カウンセリングの際は、美容師に以下のことを伝え、認識をすり合わせておきましょう。

  • ハイライトの太さ
  • ハイライトの量
  • ハイライトを目立たせたいか目立たせたくないか
  • 全体的に明るい仕上がりにしたいかどうか
  • 職場での髪色の制限について
  • 白髪は染まった方がよいか、染まらない方がよいか

自分の希望を明確に伝えるようにするためにも、できれば理想の仕上がりに近い画像を数枚準備しておき、画像を見せながら美容師に相談すると説明がスムーズにできるためおすすめです。

なお、白髪ぼかしハイライトをした後は、日常のヘアケアに注意する必要があります。

シャンプーとトリートメントは自分の髪質と希望の仕上がりに合ったものを使用し、毎日しっかりとケアしましょう。

毎日のヘアケアに加えて、週に2〜3回の集中ケア用トリートメントを取り入れると、髪のダメージを抑えられます。

白髪ぼかしハイライトのメンテナンス頻度は?

髪質や白髪の量、生え際の状態などによって異なりますが、一般的に白髪ぼかしハイライトは1か月ほどで色が抜けてハイライト部分の髪が明るくなるといわれています。

そのため、2か月に1回程度は上からカラーのリタッチを行い、4か月に1回程度の頻度でハイライトを入れ直すと、ダメージを少なく抑えつつも綺麗な色味をキープすることが可能です。

明るめのカラーにした場合は、1か月に1回リタッチするのが理想的。

2〜3週間おきにリタッチや染め直しが必要な白髪染めと比べて、白髪ぼかしハイライトの方がメンテナンス頻度が少なくて済みます。

また、伸びてきても白髪と自然に馴染むため、白髪染めをした場合よりも白髪が気になりません。

白髪ぼかしハイライトが向いているかチェック!

白髪ぼかしハイライトが向いているかチェック!

以下のチェックリストに当てはまる場合は、白髪ぼかしハイライトがおすすめです。

  • 白髪が髪全体に散らばっている
  • 根元から伸びてくる白髪を目立たなくしたい
  • 白髪を活かしながらおしゃれなヘアスタイルにしたい
  • 明るいカラーを楽しみたい
  • メンテナンス頻度を減らしたい

白髪ぼかしハイライトは、白髪を生かしつつ好きな髪色を楽しみたい人や根元から伸びてくる白髪を目立たなくしたい人、仕事などで忙しく美容院に頻繁に通えない人に向いています。

反対に、髪全体の白髪を染めたい人やダークトーンの髪色が好きな人、パーマや縮毛矯正などの熱処理を行っている人は、従来の白髪染めがおすすめです。

セルフで白髪染めをしたい場合は、白髪染め剤をざっくりラフに髪に揉み込む「浅染め」で染めると、メンテナンスの手間と頻度を減らせます。

白髪ぼかしハイライトで楽に綺麗をキープしよう!

白髪ぼかしハイライトは、白髪が伸びてくると目立ってしまう、頻繁に白髪染めをするのが嫌だ、白髪を全部染めなくてもいい、という人におすすめのカラー方法です。

暗い色に染めたい、しっかりと白髪を隠したいという場合は、白髪染めの方が向いているでしょう。

白髪ぼかしハイライトは、白髪ではなく黒髪にハイライトを入れて白髪を目立たなくさせることで、白髪を生かした明るい髪色やヘアスタイルを楽しめます。

好みや生活スタイルなどによって適した方を選びましょう。

■もっと知りたい■

HALMEK up編集部
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