信州・伊那谷を巡る

先人の知恵と技と心意気

公開日:2022.07.14

友人に教えてもらった【熱田神社】と牡丹で知られる【遠照寺】を初めて訪れました。

【熱田神社】は長谷にある

【熱田神社】は長谷にある

熱田神社を知っているかと聞かれ、私は名古屋の熱田神宮を思い出しました。「孫の七五三に行った」と答えましたが、何か話がかみ合いません。長野県伊那市・長谷でいろいろと教えてもらっている時です。熱田神社はこの地にあると知りました。どうやら重要なものがあるらしい。

道の駅で見つけたリーフレットで分かりました。

一目見て、「何、これ!」そこには、龍の彫刻がたくさん載っていました。こういうのを超絶技巧というのかしら!

【熱田神社】は長谷にある

そういえば、「覗くと見える」と言っていたけど、どこから見るの……? 疑問がわいてきました。別の日、場所を確かめて向かいました。

彫刻は、過飾といわれる

彫刻は、過飾といわれる
熱田神社本殿・彫刻
彫刻は、過飾といわれる
熱田神社・御神木

大きな欅(ケヤキ)の御神木がありました。本殿建設の時、境内の欅1本で、すべてができたそうです。その欅は、どんなに大きかったのでしょう。

横から回って行くと、見えてきました。

彫刻は、過飾といわれる
龍や人々の彫刻(お花見かな)
彫刻は、過飾といわれる
縁の下部分かと思う・全面が彫刻で埋め尽くされている

思わず、「うわっ」と叫んでいました。しばらくは、声が出ません。観たこともない彫刻の数々です。

彫刻は、過飾といわれる

彫刻は、過飾といわれる

彫刻は、過飾といわれる
素晴らしい浮彫

先人の偉業は出会いから

茅葺き(かやぶき)の屋根は本殿を保護するための覆屋で、明治21年(1888)に再建され、本殿は1759年から5年かけて改修されたそうです。

地元出身・大工棟梁の池上善八という人は、宮大工修行中に上州の左甚五郎ともいわれた関口文次郎(彫刻棟梁)と知り合っていたそうです。二人の出会いから、このような芸術的な本殿(国・重要文化財)が今に伝わっています。

ここでも、人と人の出会いは重要な事だと感心しました。

それに250年余前に、『地元の人たちの浄財のみでお宮をつくろうとした』と知り、本当に尊いと思いました。

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

熱田神社からはそう遠くない場所でした。

牡丹の花で知られる遠照寺

180種類の牡丹が2000株だそうです。たくさんの文化財があるようですが、今回は牡丹の花を主に見て回りました。

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

牡丹の花で知られる遠照寺

素晴らしい! 牡丹の花。イヤな事はすっかり忘れていました。

ちょうど自宅の牡丹の木が倒れてしまい、残念に思っていたところです。いろいろな花色の牡丹が見られて、うれしいひと時でした。

牡丹の花で知られる遠照寺
江島様分骨の墓

先代住職夫人が、亡き住職の供養に3本植えたのが始まりとか。

今年(2022年)は、開創1200年の記念の年だそうで賑わっていました。江戸大奥・江島様の墓(分骨)がありました。

牡丹の花で知られる遠照寺

 

■もっと知りたい■

 

渡来夢

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

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