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2020年09月05日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
家族からラタトゥイユのリクエストがありました。検索してみると、赤ピーマンを使うレシピと赤パプリカを使うレシピがありました。う~ん、これはいったいどっちを使えばいいの!?
悩んだ末に、パプリカを使うことにしたのですが、ピーマンとパプリカってどのような違いがあるのでしょうか? この機会に調べてみました。
スーパーでもよく見掛けるピーマンとパプリカ。実はどちらも「ナス科のトウガラシ属」の野菜です。同じトウガラシ属に分類される唐辛子や鷹の爪などは、辛みが強い品種ですが、ピーマンとパプリカは、トウガラシ属ながら辛みが少ない品種なのだそう。
日本の家庭料理でも定番のピーマンは、アメリカ原産です。ピーマンが日本に入ってきたのは明治時代で、一般家庭の食卓に並ぶようになるのは、昭和30年代頃からだったそうです。
一方、パプリカは、今でこそスーパーで日常的に見掛ける野菜になりましたが、日本に輸入され始めたのは、平成初期の頃。赤や黄色のパプリカはよく見掛けますが、全部で赤・黄・オレンジ・茶・緑・白・黒・紫という8種類の色があります。
そんなピーマンとパプリカは、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?
ピーマンもパプリカも、2月頃に種をまき、6月下旬から11月初旬頃まで収穫されます。ピーマンは開花後20日程度の「未熟」な状態で収穫し、パプリカは開花後40日から50日程度経過した「完熟」の状態で収穫されるという点が一番大きな違いかもしれません。
ピーマンが未熟な状態で収穫されているなんて、初めて知ったわ! ちなみに、ピーマンも完熟状態になれば赤や黄色のカラフルな色になり「カラーピーマン」として販売されるそうです。
ピーマンとパプリカはどちらも栄養価の高い野菜ですが、パプリカは「完熟」なのでピーマンに比べると、ビタミンCが約2倍、カロテンが約3倍も含まれています(パプリカすごのね!)。
ビタミンCとカロテンには、ガン、糖尿病、動脈硬化などを予防する強い抗酸化作用があるといわれています。他には、皮膚や目の粘膜の保護などの効果も期待できるようです。
食べたときの違いといえば、パプリカにはなくてピーマンにあるのが、青臭さ。これは「ピラジン」という栄養素のせいです。わたの部分に多く含まれているピラジンには、血液をサラサラにする効果が期待できるといわれています(今までわたの部分は捨ててたわ)。
また、ピーマンのビタミンCは、加熱調理をしても損なわれないため、炒めものなどにおすすめです。パプリカは、肉厚で甘みがあるのが特徴ですが、加熱時間が長くなると栄養価が落ちてしまうという特徴があります。そのため、生でサラダに使ったりスープやシチューなどに使って、溶け出した栄養素も一緒に食べられるメニューにするといいようです。
ピーマンとパプリカは、どちらも栄養豊富な野菜なのですね。それぞれを上手に使い分けて料理したいと思います!
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参照:kurashiru
イラスト:飛田冬子
人に話したくなる面白雑学「素朴な疑問」