素朴な疑問疲れ目には温める?冷やす?どちらが効果的?

公開日:2019/05/12 更新日:2021/11/27

目の疲れには冷やすのと温めるの、どちらが有効?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

最近目の疲れが気になります。おうち時間が長くなって、パソコンやスマホで映画や動画を見る機会が増えちゃったこともあるのかな。やけに気になる疲れ目、かすみ目、ドライアイ。老眼も進む一方だし、セルフケアで少しでも楽になれたらと思うのですが、いつも悩むのが疲れ目のケア方法。

 

ドラッグストアには目を温めるマスクから、ひんやりスッキリさせるシートまでさまざまなアイケア商品が並んでいて、どれを選べばいいのかわかりません。

 

本当のところ、疲れ目には温めるのか冷やすのか、どちらが効果的なんでしょう? 眼科専門医やアイケア商品メーカーの情報を調べてみたところ、わかりやすいポイントを発見しました。せっかくなので、クイズ形式でご紹介します!

 

疲れ目とは

 

疲れ目というのは、スマホやパソコンの画面を長時間眺めたりすることで、目の奥が重くなったり、目がかすんだりする状態ですね。これは一定の距離で細かい文字を見続けたことで目の筋肉が緊張して凝り固まってしまい、血行が悪くなったことで起こる症状です。

 

疲れ目の正しい解消法とは?

筋肉が凝って、血流も滞っている。そんなときにいいのは目を「冷やす」or「温める」、さてどっちでしょう?

 

正解は「温める」でした!

 

目を温めると固まった筋肉がほぐれ、血行を促進して疲れ目の症状が和らぎます。また、まぶたには「マイボーム腺」と呼ばれる分泌腺があり、油分を分泌して目の乾燥を防いでいます。ところが目を酷使するとマイボーム腺から油分が出づらくなり、目の表面の水分が失われる「ドライアイ」に。そこで目を温めると油分の分泌がスムーズになり、ドライアイにも効果あり!

 

目を温める方法は、蒸しタオルやレンジにタオルを入れて40℃くらいにして、目のまわりを10分ほど温めるのがおすすめ。目がじんわり温まって、凝り固まった筋肉をほぐして血行をよくします。使い捨てのものや、レンジで温めて何度も使えるホットアイマスクを利用するのもよさそうです。

 

「タオルを温めるのが面倒!」という人は、入浴時にお湯に浸けたタオルを目に当てるだけでも効果あります。また、首や肩も一緒に温めると効果倍増。疲れ目の人は首や肩が凝っている人が多いという調査結果もあるそうで、目、首、肩を同時に温めると血のめぐりがよくなって新陳代謝が高まります。

 

また、ツボ押しも有効です。眉毛の中央あたりにある「魚腰(ぎょよう)」、眉毛の内側の端にある「攅竹(さんちく)」、こめかみの凹んだあたりにある「太陽(たいよう)」や、目の下中央の骨の縁にある「承泣(しょうきゅう)を、指を使って優しく押してみましょう。

 

目を冷やす場合はどんなとき?

では、逆に目を冷やした方がいいときって、どんな症状なんでしょう?

 

それは「目が充血したとき」です。寝不足になったときや、結膜炎や花粉症などで炎症が起きているときは、目の血管が拡張して赤く見えてしまいます。こういうときに目を温めると、さらに血流が活発化して症状が悪化してしまうので要注意! 

 

目のまわりが熱っぽいような疲れ目や、打撲による腫れや痛みがあるときも、冷やすことで炎症を抑えることができます。保冷剤やアイスパックをタオルで巻いたり、氷水に浸けて固く絞ったタオル、冷蔵庫で冷やした濡れタオルなどを目のまわりに乗せればオッケー。

 

目は大切なカラダの一部。しっかり休ませて、しっかり働いてもらわなくっちゃね!

 

 

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イラスト:飛田冬子

 


 

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