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素朴な疑問卵って1日に1個しか食べてはいけないの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
卵って、火が通りやすくてレシピも豊富、物価の優等生だし、とても便利な食材ですよね。でも、コレステロール値が高いという理由で「卵を食べていいのは1日1個まで」なんていわれているのをよく聞きます。それって、本当なのでしょうか? 調べてみました!
卵のコレステロールは、主に卵黄に含まれており、日本食品標準成分表2020年版によると、60gサイズの卵1個に含まれている量は約200mg。ちなみにこの卵1個分のコレステロールは、だいたい220gの牛肉(肩ロース)に含まれるコレステロールとほぼ同量です。やっぱり卵はコレステロールを多く含む食品といえそうですね。それではこのコレステロール、1日当たりどれくらいの量まで摂取してもいいのでしょうか?
日本人が健康のために摂取した方がいいとされる「1日当たりの栄養素とエネルギー量」の目標量の数値を厚生労働省が発表しています。2014年までは、コレステロールの目標量は1日当たり、成人男性で750mg未満、成人女性で600mg未満とされていました。
この数値を卵だけで換算すると、男性が約3~4個、女性が3個になります。他の食べ物からもコレステロールを取ることを考えれば、1日当たり卵は1個まで、というのは妥当な数といえるかもしれません。ところが、厚生労働省の目標量の数値は5年ごとに見直しと更新をされており、コレステロールの数値が2015年から大きく変わったんです!
なんと、最新のコレステロールの目標量は「制限なし」に! びっくりですね! なぜ制限なしになったのかというと、実はここ数年で、コレステロール摂取に対する考え方が大きく変化したからなんです。
基本的にコレステロールは、8割が体内でつくられ、残りの2割を食事から取っていると考えられています。体内のコレステロールは、肝臓でつくられます。健康な人が食べ物でコレステロールを多めに取ると、その分肝臓が合成するコレステロールの量が抑えられることもわかってきています。
つまり、体内のコレステロールの量は、食べ物で多く取っても、一定に保たれるということになります。だから最新の情報では、食べ物で取るコレステロール値に制限がなくなったというわけです。
ただ、コレステロール値に制限がなくなったとはいえ、無制限に卵を食べていいというわけではありません。卵1個で80kcalあるので、カロリーのことも考慮して食べましょうね! また、体内でコレステロールを合成する量や使われ方には個人差があるそうです。遺伝も影響します。健康な人はむやみに制限する必要はありませんが、既に高コレステロール血症と診断されている人や、親が高コレステロール血症の人は取り過ぎには注意した方がいいそうですよ。
やっぱり健康のためにはいろんな食べ物をバランスよく食べることがポイントなんでしょうね!
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参照:
イラスト:飛田冬子
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