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2019年11月16日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
我が家は普段Mサイズの卵を買うのですが、先日珍しくLサイズの卵が安くなっていたので、試しに2パック買ってみました。早速、卵を割ったところ、あら? 黄身の大きさがいつもと変わらないような……? 卵のサイズと黄身の大きさは比例しないのでしょうか?
一般的には、どのサイズの卵でも黄身の大きさはほぼ同じようです。小さな卵は白身が少なくて、大きな卵は多いということですね。でも、もっと詳しく調べてみたところ、厳密には若干の違いがあるみたい。
卵のサイズには、農林水産省が重量別に定めているSS(40~46g未満)・S(46~52g未満)・MS(52~58g未満)・M(58~64g未満)・L(64~70g未満)・LL(70~76g未満)という6種類の規格があります。卵のサイズって、ニワトリの成熟度や品種、飼料の質にも影響を受けるんですって(知らなかった!)。
小さくてかわいらしいSS・Sサイズは、まだ生後4か月半~5か月半くらいのニワトリが産んだ卵です。あまり見かけないと思いますが、それもそのはず、産卵初期の期間が短いため、スーパーに出回ることは少ないようです。ちなみに、出合うとラッキー! とうれしくなる黄身が複数入った二黄卵や三黄卵はこのサイズが多いそうです。
生後5か月から8か月くらいの幼いニワトリが産むのがMSサイズ。SS・Sサイズに次いで黄身は小さく、白身は少なめですが、黄身と白身のバランスがよく、目玉焼きやゆで卵といったシンプルな卵料理に向いているそう。冬から春のニワトリは、飼料の摂取量が増加して成長が早まり、小さな卵を産む期間が短くなる傾向があるため、1月下旬、3月下旬、5月下旬のMSサイズの卵は不足することがあるそうです。
生後6か月~12か月くらいの若いニワトリが産むのはMサイズです。黄身の割合が一番多いのはこのサイズ! 殻の美しさや白身と黄身の盛り上がりなど、最も優れたサイズといえるでしょう。Mサイズの卵は一番生食に適しているので、卵かけご飯におすすめです。
生後10か月~24か月のニワトリが産むLサイズ、生後18か月以降の一部のニワトリが産むLLサイズの卵は、白身の割合が多いと考えられています。また、大きい卵は殻が薄くなるようです。殻の薄さには、産卵した季節の食欲とカルシウムの摂取量、成熟度などが影響します。大きい卵は小さい卵よりカルシウムが必要なので殻が薄くなりやすく、若いニワトリは小さいけれど硬い殻の卵を産む場合が多いそうです。
今回ワタシが買った卵は、黄身より白身の割合が多いとされるLサイズ。卵料理なら、ケーキなどのスポンジ生地、やわらかな食感を楽しむ茶わん蒸しに適しているそう。疑問がすっきりしたところで、今夜のメニューは家族が大好きな茶わん蒸しに決定です!
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イラスト:飛田冬子