こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近知人から聞いたのですが、日本人の柿離れが進んでいるんですって。値段が高い、むくのが面倒くさいという理由でフルーツを敬遠する若者が多いそうですが、特に柿や干し柿は「年寄りくさい」と嫌がる人が多いとか。
生柿はシャキシャキ、特に干し柿はねっとりと甘くておいしいのに、年寄りくさいなんて失礼しちゃうわね! 柿の魅力を若者にも知ってほしから、今日は柿についてしっかり調べてみましょう!
日本で木の実と並んで古代から食べられてきた柿は、砂糖などの甘味料がなかった時代に人々が味わうことのできる数少ない「甘み」でした。
やがて、生では食べられない渋柿を軒下などに吊るして天日干しすると、生柿よりはるかに甘い柿になることがわかったそうです。渋柿を食べられるようにするだけでなく、水分を抜くことで甘みや栄養素を凝縮させるなんて、干し柿を考えた昔の人って天才ね!
干し柿の糖度は40~70%で、生の柿の1.5倍! それでいて嫌味のない上品な甘みは和菓子界の標準になったほど。それだけじゃありません。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、柿は滋味豊かな食べ物として有名で、特に干し柿には、下記に示すように、美容にいい栄養素がたっぷり含まれているんです。
残念な点は、美容の味方、ビタミンCが、生柿(1個あたり約75mg程度)より干し柿にすると大幅に減る(約0.7mg)ことです。ビタミンCを取りたい場合は、生の柿がいいでしょう。
厚生労働省と農林水産省による「食事バランスガイド」によると、1日に食べるとよい果物の目安量は200g程度といわれています。柿の皮をむくとだいたい200gくらいになるので、柿は1日1個食べるのがちょうどよさそう。
ちなみに、生の柿は1個あたり約140kcal~約170kcal。干し柿は、約80kcal~約140kcal。
ただし、水分が抜けている干し柿は、生の柿に比べてカロリーや糖質が高めなので、1日に食べる量は、小さめのものを1日2個までにするのがいいようです。
いくら美容にいい栄養が取れるといっても、食べ過ぎは禁物ね!
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参照:スパジェニック
イラスト:飛田冬子
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