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2019年04月15日
素朴な疑問
たま~に思い立って、朝風呂に入ることがあります。もちろん自宅のお風呂なのですが、ちょっとぜいたくな気分にひたれるのが新鮮なのです。本当は、すてきな温泉で朝風呂が理想だけれど、せめて久しぶりに銭湯でも行こうかしら。夜風呂と朝風呂って、それぞれどんな効果があるの? 気になるので調べてみました。
お風呂には、温熱作用、水圧作用、浮力作用という3つの健康効果があるといわれています。カラダを温める温熱作用には、血流の改善、自律神経のコントロール、免疫力の向上といった効果が期待できます。水圧作用は、血行を促進して、心肺機能を高めてくれます。浮力作用は、体重を普段の9分の1まで減らしてくれるため、(知らなかった!)筋肉や関節、脳への負担を軽減します。これら3つの健康効果は、朝風呂でも夜風呂でも変わりません。
では、入浴する時間帯によって、どのような違いが出てくるのでしょうか? 2015年にアサヒビールが行ったアンケートでは、日本人の40.9%が「お風呂が大好き」、48.8%が「まあまあ好き」と答えています。約9割がお風呂好きなのですね。(わかるわ~、ワタシも大好き!)そして、94%の人が、夕食前から就寝前までの間に入浴すると答えました。圧倒的に夜風呂派が多いようです。朝食前から午前中にかけて入浴する朝風呂派は、全体のわずか4.8%でした。
夜風呂がカラダに良い点は、38℃から40℃のお湯につかると、自然な入眠と安眠につながるということです。ぬるめのお湯は、自律神経の副交感神経を優位にして、心身を休息モードにしてくれるのだそうです。
朝風呂がカラダに良い点は、何といっても眠気を覚ましてくれること! 夜風呂とは逆で、自律神経の交感神経を優位にする40℃以上のお湯につかるのが最適といわれています。(ちょっと熱めのお湯がいいんですね!)
たとえば、癒しの夜風呂、リフレッシュの朝風呂といったふうに、目的によって使い分けるのが賢いかもしれません。
最後に、朝風呂についてはいくつか注意点があります。朝風呂は、脱衣所の寒さやお湯の熱さで心拍数を上げ、寝起きで上がりはじめている血圧を、よけいに高くします。普段から高血圧の人や心臓病の人は、避けた方が無難です。
また、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高める可能性もあります。ワタシ達は睡眠中に大量の汗をかき、寝起きは脱水症状になっていることが多いんですって。その状態で、水分補給をせず入浴すると、血中濃度が高まり、血栓ができやすくなると考えられているので注意が必要ですね。
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参照:バスクリン はぴばす
イラスト:飛田冬子