一度はしておきたい その7

米ぬか酵素風呂を体験しました!

公開日:2020.02.10

「死ぬまでにやっておきたい事にチャレンジしたい」と話す好奇心旺盛なとし古さん。今回は酵素風呂体験とお風呂の想い出について語ります。

酵素風呂で体の芯から温まる

米ぬか

正月休みに娘が帰省しました。二人でおしゃべりしているうちに、娘に勧められて「米ぬか酵素風呂」に行くことになりました。善は急げ(?)、と近場にあるかどうかを調べ、早速予約。幸いその日のうちに予約が取れて、Let’s go!となりました。

米ぬか酵素風呂は、米ぬかが発酵する時に出る熱を利用して全身を温める温熱法で、裸で15分ほど米ぬかに入ります。発酵熱は約68度だそうで、やけどの心配はないとか。サウナと違って皮膚呼吸ができるので、サウナよりも体にやさしく、高齢者でも心配ないそうです。

私の場合、皮下脂肪たっぷりのお腹や凝った首、肩周りに糠の温さと柔らかさとサラサラ感がなんとも気持ちよく、入酵の後は、シャワーで糠を洗い流して、休憩30分。

娘は、汗が流れるように出た、と言っていましたが、私は体がじんわりする程度。歳のせいか代謝が悪くなっているのかもしれません。でも、体が芯まであたたまり、その夜はぐっすりと熟睡できました。

日本人はお風呂が大好き!

風呂

日本人は風呂好き民族である、とつくづく思うのですが、古代ローマ人も風呂好きだったそうです。日本でも、漫画『テルマエ・ロマエ』などでおなじみですよね。古代ローマのお風呂は、今で言う「スーパー銭湯」のような感じで、政治などについて議論したりする社交の場だったようです。日本の場合と違うのは、体を洗うのは奴隷任せだったとか。

私も、日本人の御多分にもれず、風呂好きですが、歳のせいか、最近はますます好きになりました。温泉に行くのが大好きで、露天風呂・薬草風呂・ジャグジーなどを楽しんでいます。
 

色々なお風呂と終戦後の銭湯の想い出

今までに経験した風呂は、というと、指宿の「砂風呂」。今も時折利用している「蒸気サウナ」や、温めた天然石や岩石を加工したベッドの上で横になって汗を掻く「岩盤浴」なども経験しました。幼稚園児の頃は、しょっちゅう「行水」をしていましたっけ。

五右衛門風呂

それから「五右衛門風呂」。これは確か、戦時中の後半か戦後直後頃のことです。母の次兄が経営する鋳物工場にあった風呂で、底板をバランスよく踏み込んで入るのですが、子供には結構難しかったと記憶しています。

あの頃は食べ物ばかりでなく、風呂を沸かす薪も配給制で、皆銭湯を利用していました。しかもその銭湯は、毎日ではなく、何日かに1回の営業で、時間も終日ではなかったようです。当然一度にたくさんの人が押し寄せますから、浴槽はギュウギュウ詰めだったのが記憶に残っています。まるで「芋の子を洗う」状態。私は、この言葉をこのとき周囲の大人たちの会話から覚えました。

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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