素朴な疑問風邪とインフルエンザの症状はどう違うの?

公開日:2019/02/17 更新日:2021/01/07
風邪とインフルエンザの症状はどう違うの?
風邪とインフルエンザの症状はどう違うの?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、寒い季節は注意しなければならないインフルエンザ。今のところ、家族みんなインフルエンザにかかっていません。ちゃんとワクチンの接種をしておいてよかった! 日頃から手洗いとうがいには気を付けなくちゃ……。(へくしょん!)あらやだ、このくしゃみは風邪? それとも、まさかのインフルエンザ? 風邪とインフルエンザの症状は、どう違うのかを調べてみました。

 

インフルエンザがはやり出すのは、毎年11~12月頃で、1月~3月にピークを迎えます。感染すると、1日から3日の潜伏期間を経て発症します。周囲の人に感染しやすいのは、発症前日から1週間、特に発症3日目の感染力が強いと考えられているそうです。鼻水や唾液からの接触感染だけでなく、空気感染もするのが特徴です。

 

一方、風邪には毎年決まった「はやる時期」はありません。人からうつる他、疲れや寝不足による免疫力の低下が、きっかけになるケースも多いようです。接触感染はしますが、空気感染はしません。

 

インフルエンザの症状は、いきなり38度以上の高熱が出て、全身の倦怠感、頭痛、関節痛などの全身症状が出ます。続いて、喉の痛みや咳、鼻水といった呼吸器症状が現れ、重症化すると肺炎やインフルエンザ脳炎を引き起こします。

 

風邪の症状は、37度から38度の微熱が出て、くしゃみ、喉の痛み、鼻詰まりなどの上気道症状がみられますが、全身症状はまれです。高熱になりにくいからですね。

 

風邪とインフルエンザは、はやり方、うつり方、症状が違います。これは、感染源がまったく違うからです。風邪の感染源は、ライノウイルス、コロナウイルス、ロタウイルスなどさまざまですが、インフルエンザはインフルエンザウイルスから感染します。ただ、ひと言でインフルエンザウイルスといっても、実は、A型、B型、C型の3種類に分類されます。

 

C型は、ほとんどの人が免疫を持っているため、感染しても風邪程度の症状で済むことが多いでしょう。注意しなければならないのが、症状が重くなりやすいB型と、ウイルスの増殖率が高く、突然変異の起こりやすいA型です(一時期話題になった鳥インフルエンザもA型!)

 

風邪とインフルエンザの違いを調べていたら、一つ共通点を見つけました。それは、どちらも乾燥を好むこと。マスクには、ウイルスをシャットアウトするだけでなく、乾燥を防いでウイルスの繁殖を抑える効果があります。体調がよくないときや人混みに出掛けるときは、マスクを忘れないようにしましょう。

 

 

■人気記事はこちら!

 


参照:厚生労働省インフルエンザQ&A

   第一三共株式会社

   オムロン

   DDマップ

 

このくしゃみ、誰かにウワサされてるのかも?
このくしゃみ、誰かにウワサされてるのかも?

 

イラスト:飛田冬子

 


風邪・インフルエンザの撃退法4選

 

 

もっと知りたい もっと知りたい

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画